トレンド雑談

柳ジョージ死去が話題になっている。個人事務所の代表を務める妻の淳子さんが、死因（腎不全）など詳細を公表した。ファンの芸能人である高倉健、ミッキー吉野、志村けんなどからコメントが相次いでいる。

たとえば、志村けんは公式ブログで、「柳ジョージさん、亡くなりました。残念」「私が３０歳の頃、良く飲みました。コンサート見ました。飲むと笑顔が可愛い明るい人」「寂しい。まだ若い。ご冥福お祈り申し上げます」と追悼記事を更新した。

『青い瞳のステラ、1962 年 夏…』は、柳ジョージ＆レイニー・ウッドが、徳間音楽工業からワーナー・パイ二つへ移籍して第二弾（通算8枚目）のシングルである。

「ジョージ」という名前を初めて聞いた人は、外国出身のジャズ歌手のように思うかもしれないが、本名は「謙治」。サラリーマン家庭に育った横浜出身の日本人だ。日大藤沢高等代にギターを始め、日本大学法学部時代にバンドを結成した。

パワーハウス（69年）ーゴールデンカップス（70年）ー渡英（72年）ーソロデビュー（78年）ー柳ジョージ＆レイニーウッド（78年）と、このヒット曲リリースまでは紆余曲折があった。

メンバーは、柳（ボーカル・ギター）、上綱克彦（ボーカル・キーボードリーダー）、石井清登（ボーカル・ギター）、ミッキー・ヤマモト（ボーカル・ベース）、四ツ田ヨシヒロ（ボーカル・ドラム）、鈴木明男（ボーカル・サックス・フルート）など6名。前年にリリースしたアルバム『RAINYWOOD AVENUE』がオリコンチャート1位になり、グループはこの頃が全盛だった。同年12月には日本武道館で初のコンサートも行っている。

82年3月には、新たに田辺昭知とザ・スパイダース出身のイノヤンこと井上尭之がギタリストとして参加し、柳ジョージ／ザ・バンド・オブ・ザ・ナイトを結成。ソロとしても活動を続けていた。

この年代の人がなくなると決まって呟いてしまうのが「昭和は遠くなりにけり」である。

柳ジョージさんのご遺徳を偲び、ここに哀悼の意を表します.。