科学・医学

牛乳を飲んで白血病になる、という説がにわかに取り沙汰されている。どういうことか。大塚範一キャスターの急性リンパ性白血病発症、糖尿病に悩む鳴戸親方の急死、さらに今秋発売の『週刊女性』では子役出身の斉藤こず恵が甲状腺がん告白など、重い病気のニュースと、その予防や早期発見に関する記事がスポーツ紙や週刊誌に...

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近赤外光照射、という新しいがん治療につながるかもしれない実験が成功したと報じられている。マウス体内にがん細胞を仕込み、体の外から近赤外光という光を当て、破壊する実験に成功したというのだ。従来の放射線治療と違い、正常な細胞は傷つけずがん細胞だけを破壊できるがん治療法が見込める、ということだが……。

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女の子は男親に似る。そういう俗説を聞いたことあるだろうか。今回の芸能人の妊娠・出産でまたぞろそのことが話題になっている。東山紀之と木村佳乃の夫妻に第1子となる女児が誕生したと報じられた。東山紀之はテレビ番組の収録を終えた後に病院へ直行。陣痛が始まってからわずか4、5時間のスピード出産に立ち会えたとい...

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肺がんの話である。肺がんといえば、実はがんの中で最も多いものである。古谷一行が肺の悪性腫瘍(肺がん)で仕事を休むことになり、話題になっている。そんな中、肺がんのX線検診で死亡率は低下しない、という調査結果が報じられた。これがまた話題になっているのだ。

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インフルエンザが早くも話題になっている。東京都内の公立小学校でインフルエンザによる欠席が急増し、今シーズン初めてとなる学年閉鎖となったという。おそらくは今年も、ワクチン接種の肯定派と否定派によるバトルが繰り広げられるのだろう。

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子宮頸がんワクチンの話である。製薬企業のグラクソ・スミスクラインによって、国内初の子宮頸がんワクチンが発売されたのは2年前だった。子宮頸がんを引き起こすウイルスの感染を防ぎ、発症を7割減らせるとの触れ込みで、接種対象10歳以上の女性に3回の接種が必要というものだった。

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自然科学の実験に関する興味深いニュースがあった。地味なテーマなので一般への反響はあまりなかったようだが、こんにちの原発論争を考えると、実に示唆に富んでいる。まずはニュースを引用しよう。

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レーシックによる角膜炎感染の判決が話題になっている。すでに被告自身が事実関係を認めていたが、判決は業務上過失傷害罪で禁錮2年(求刑禁錮3年)の実刑を言い渡した。すべてのレーシック手術がこの眼科のようなトラブルを起こすわけではないが、一般にレーシックには衛生上のリスクがあることは確か。

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ニンニク注射という、元巨人の清原和博や、元横綱の朝青龍が行っていた「健康療法」がある。「J-CASTニュース」(9月27日11時32分配信)では、医師に相談できるQ&Aサイト「アスクドクターズ」が2011年、医師100人に対して行ったニンニク注射に対するアンケート結果を記事にしている。

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血液型で相性を判断するという、面妖な血液型診断がわが国では根強く信じられている。血液型で、恋愛や友情や商談の相性を調べるということだが、「血液型で相性がわかるのなら離婚も絶交もない」という主張はその人たちには通用しないらしい。人間関係で失敗する人々は、血液型による相性を知らなかったから、齟齬を未然に...

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血液型性格診断に科学的根拠はあるのか?ない!ここまでエスカレートした「症候群」をそのまま傍観していいわけはなく、心理学など特定の学問分野は、その不健全さを示す研究結果を発表している。血液型診断が科学的に証明できるものか、もしくはそれが私たちの対人観や社会にどんな影響を与えているかという研究は、84年...

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血液型性格判断には何ら合理的根拠がないにもかかわらず、それを性格調査に用いるこっけいさを書いたが、血液型による性格判断はこうした「お遊び」と「調査」だけではない。かつて、東京都の医師による血液型症候群批判の投書が新聞に載り、しばし論争が続いたことがある(85年8月24日付「朝日」)。

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血液型性格判断は、もとをただせば70年代の啓蒙本によって様々な影響を及ぼしたといわれている。たとえば87年には、化粧品メーカーでお馴染みのポーラの付属機関の研究所が、首都圏に住む会社員の男女約220人を対象に「血液型と性格に関するイメージ調査」なるものも行っている。それによれば、大多数の人が「血液型...

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血液型性格判断は、すでに私たちの日常生活の話題や世間一般の意識として、その信憑性は別として乗りに乗った扱いを受けているというのがわかる。日本で血液型と性格の関係に最初に言及したのは原来復という医師であり、「流行」させたのは東京女子師範学校(現お茶の水女子大)の教授だった古川竹二である。

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血液型性格判断について続けよう。「ぼくは血液型がO型なので、人間関係は開放的、みんなの長所をみておつきあいしようとしている」。これは94年1月26日付の「VIEWS」という雑誌のインタビューで、新党さきがけの竹村正義代表が「犬猿の仲」といわれる新生党の小沢一郎代表幹事との折り合いについて尋ねられ、血...

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血液型性格診断。今や私たちのコミュニケーションには欠かせないツールになったらしい。「あ、あなたA型でしょう」「ああ、やっぱりそういうのはB型のタイプなのヨ」。日常の会話の中で、そんな一言を耳にしたり、もしくは聞かれたりする経験がもう何度となくある。たいていの書店には当たり前のようにそれらに関する本が...

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ビール大手5社が4月のビール類の総出荷量を発表した。それによると、前年同月比で4.0%増の4083万ケース(1ケース=大瓶20本換算)。2か月ぶりに前年同月の実績を上回った。東日本大震災後は全ての面で停滞するのかと思ったが、被災した大手各社の生産体制が回復したために今年1~4月の累計でも、前年同期比...

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サプリメントを商売道具に使った薬事法違反の事件は絶えることがない。18日にも「背が伸びる」サプリで6億円荒稼ぎしたという健康食品販売会社経営の男性について、神奈川県警生活経済課は18日までに、薬事法違反(医薬品の無許可販売)の疑いで逮捕状をとったとの報道があった。

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注射した日は入浴できない、と子供の頃いわれた経験は、少なくとも40代以上の人ならあるだろう。今日はその話である。NPO団体などが、東日本大震災の被災者に「検診キット」を送るという。自分で指に針を刺して、その血液からがんやその他疾病を診断する「在宅キット」のことだ。病院にもかかれない状態の中で簡易健康...

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阪神淡路、新潟、そして今回の東日本大震災と、近年大きな地震が続いている。もともと、農耕型生産で地形的に地震大国といわれている我が国は、古くから地震を含む天災に対する関心は高かったはずだが、自然は「複雑系」であり、従来の要素還元主義の科学(者)では予測に限界があることを露呈した形になった。

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カップ麺を食べると(環境ホルモンのせいで)子どもができなくなる?98年2月発行の日本子孫基金会報では、横浜国立大学環境科学研究センター・花井義道助手がカップ麺12品目に熱湯を入れたところ、全ての容器から「環境ホルモン」であるスチレンモノマーが1ー33ppbの溶出を検出と報じた。だが、それを主張する専...