映画『男はつらいよ』といえば、言わずとしれた国民的映画。出演したマドンナで一番好きなのは?という人気投票実施中です。実施しているのはねとらぼ編集部。48作の中から誰か一人を選ぶのは至難の業ですが、これを機会にシリーズを思い出しましょう。(上のポスター画像は公式サイトより)
あなたの一番好きなマドンナは?
もと記事は、ねとらぼ編集部。
タイトルは、『【寅さん】映画「男はつらいよ」に登場するマドンナの中で一番好きなのは?【人気投票実施中】』。
渥美清さん演じる車寅次郎が、毎回マドンナと出会いますが、結局結ばれないほろ苦喜劇です。
他にもたくさんの作品に出演していますが、『男はつらいよ』が国民的映画になってからは、これ1本に出演作を絞り、亡くなってからは国民栄誉賞を受賞しました。
その国民的映画『男はつらいよ』に、毎回登場したマドンナの中で、一番好きな人に投票する企画をねとらぼ編集部がはじめました。
2021年4月26日現在で、1位は浅丘ルリ子、2位は太地喜和子、3位は竹下景子と吉永小百合が僅差で争っています。
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— 畠中由宇・相互フォロー100% (@hata_follow) April 26, 2021
こちらが、まとめサイトです。
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主なコメントを引用します。
4名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:01:53.21ID:nJi+Dnp10>>425
竹下景子5名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:03:04.39ID:Vi8euW/+0>>56>>307>>368
松坂慶子はエロかった12名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:08:22.63ID:ZHGwmi5E0
大原麗子かなあ17名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:10:40.03ID:YrW9jqko0
吉永小百合21名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:13:01.90ID:5HSSGLtpO
長山藍子ですなあ
TV版はさくらで映画はマドンナ24名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:14:40.46ID:5HSSGLtpO
寅さんファンの間では榊原るみが評判高いけど
正直いって役柄的に少し得するものだったからそこ差し引かないとね32名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:16:24.06ID:GjSfWcDh0
太地喜和子車寅次郎らしさ 第17作 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け35名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:17:45.17ID:nNQ/vC9v0
桜田淳子42名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:22:16.67ID:UCB3DQEB0
リリーだけは高嶺の花キャラじゃなくて
同じ根なし草のにおいがしてお似合いだった43名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:22:42.71ID:P8DcQEx70
都はるみ45名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:23:24.10ID:m833eHZJ0
若尾文子51名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:27:21.92ID:xy5mh0Qd0>>340
いしだあゆみ
この回も寅さんの方が振るというレア回
ラスト辺りのみつおの「おじさん泣いてた」のセリフで俺も号泣59名無しさん@恐縮です2021/04/25(日) 09:31:06.42ID:QGsBWt8V0
蘭ちゃん
寅や一家総出で学校に入れるために協力したのに辞めちゃうのはどうかと思ったが可愛かったなぁ
というわけでもう、きりがない話なのでこのへんで切り上げますが、要するにこういうテーマは優劣をつけるのではなく、シリーズ全体を思い出す機会とするものなんでしょうね。
太地喜和子さんが出演した『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』
私も選ぶのは非常に難しいのですが、どうしてもひとつといわれたら、『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(1976年、松竹)にします。
『男はつらいよ』の第17作目で、宇野重吉は高名な画家、マドンナは芸者・ぼたん役の太地喜和子さんです。
振りも振られもしない関係のままで、作品自体も明るく、寅さんお得意の「芋ころがしの芸」も披露。
そして、宇野重吉さんと岡田嘉子が昔の恋人同士だったという役で語り合う邦画史に残る重厚なシーンがあるなど、マドンナの描き方も作品としても抜きん出ている印象があります。
- 退屈な寅次郎は芋を突っついていると、
- 芋は畳の上をコロコロっと
- こらえきれず笑い出す太地喜和子
- ウケると調子に乗る寅次郎
- 久米明市長はスピーチしても
- みんな座敷の真ん中の芋に注目
- 桜井センリや寺尾聰も気が気でない
- 芋をつかまえて器に戻す寅次郎(それ食うのかい!)
飲み屋で、金も持たずに飲んでいる年寄り(宇野重吉)を、身寄りのない哀れな老人と思った寅次郎は、とらやに連れて帰って二晩みんなで面倒を見ます。
とらやを宿屋と勘違いしていた宇野重吉は、画用紙と墨で絵を描き、寅次郎に神保町の画商(大滝秀治)に持っていけば金を都合してくれると渡しました。
その絵は7万円で売れて、宇野重吉が日本画壇の重鎮・池ノ内青観であることが明らかに。
その後、播州の龍野市市長(久米明)に招かれ、宇野重吉は秘書ら(寺尾聰、桜井センリ)一行と現地に向かう途中で寅次郎と再会。
寅次郎は関係ないのに、歓迎会まで参加して、芋を畳に転がして市長のスピーチを台無しにします。
ここは、山田洋次監督お得意の、劇中の爆笑シーンで、『釣りバカ日誌』の西田敏行なら、髪を振り乱してパンツ一丁になるところですが、渥美清はもっとスマートに(?)隣の人を突っついたり、お膳のものを転がし遊んだりした笑わせてくれます。
そこでいちばんウケていたのが、町一番の器量よし芸者(太地喜和子)でした。
播州の龍野は青観の故郷ですが、そこには昔の恋人志乃(岡田嘉子)が一人で暮らしています。
接待は寅次郎に押し付けて宇野重吉は岡田嘉子と会い、画家として出世するために別れた過去を詫びます。
宇野重吉「ぼくは、(今も一人暮らしの)あなたの人生に責任がある。ぼくは後悔しているんだ」
岡田嘉子「じゃあ、かりにですよ。あなたがもうひとつの生き方をなすっとったら、ちっとも後悔しないで済んだといいきれますか。あたし、この頃よく思うの。人生に後悔はつきものなんじゃないかしらって。ああすりゃ、よかったなという後悔と、もうひとつは、どうしてあんなことしてしまったんだろうという後悔」
このシーンはここで終わりますが、人生は選択した後悔と別のことを選択しなかった後悔がコインの裏表のように「つきもの」だということが述べられていて、要するにいずれにしてもどちらの後悔もあるのだから、結局は選択したことに確信を持って前に進むしかないということなんだなあとおもいました。
岡田嘉子というのは、「大正から昭和初期にかけて、サイレント映画時代のトップ映画女優」(Wikiより)である伝説の人です。映画ファンからすれば、このシーンだけで胸いっぱいでしょう。
一方、ぼたんが、悪い男に200万円だまし取られたことを知った寅次郎は、宇野重吉に「ぼたんのために(200万円分)絵を描いてくれ」と頼むのです。
昨日の池内淳子の記事では、寅次郎がフラれなかった初めての話と紹介しましたが、この太地喜和子とは、フりもフラれもせず物語は終わっています。
私は本作は、全48作中の少なくともベスト5に入る佳作以上であり、センシティブな寅さんの相手は、実はズケズケモノを言うリリー(浅丘ルリ子)ではなく、太地喜和子が存命なら、実は芸者ぼたんではなかったろうかと考えています。
出演者も豪華な『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』。おすすめです。
以上、映画『男はつらいよ』といえば、言わずとしれた国民的映画。出演したマドンナで一番好きなのは?という人気投票実施中、でした。
第17作 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け HDリマスター版 [DVD] – 渥美清, 太地喜和子, 倍賞千恵子, 宇野重吉, 前田吟, 下條正巳, 三崎千恵子, 岡田嘉子, 寺尾聡, 山田洋次
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