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とん漬(厚木ハム)は高級部位のロース肉に炊いた丹沢味噌、みりん、醤油などをたっぷり漬け込んだご飯に合う人気商品

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とん漬(厚木ハム)は高級部位のロース肉に炊いた丹沢味噌、みりん、醤油などをたっぷり漬け込んだご飯に合う人気商品

とん漬(厚木ハム)は高級部位のロース肉に炊いた丹沢味噌、みりん、醤油などを漬け込んだご飯に合う人気商品です。神奈川県はブランド豚が誕生した豚肉激戦区。中でもとん漬発祥の地と言われる厚木は「あつぎとん漬のれん会」を発足させているほどです。

とん漬を作る

そもそも論から、とん漬となんだ

とん漬というのは、やわらかいロースなど、上質な肉に炊いた味噌を漬け込み、食べるときに軽く味噌を拭きとって焼いたものです。

ロースの豚肉に味噌のコクが加わり、香ばしい味噌が食欲をそそります。

白いご飯に合います。

パッケージ

とん漬(厚木ハム)のパッケージです。

とん漬(厚木ハム)

実にシンプルです。

透明の外袋に、直接味噌をつけ玉の豚肉が入っています。

表面には、白いバックに『豚とん漬 厚木ハム』と記載されています。

中身

とん漬(厚木ハム)の中身は、味噌がついたままの肉が約180g入っています。

味噌がついたままの肉

味噌は炊き込んだ丹沢味噌。

味噌は炊き込んだ丹沢味噌

その他、醤油やみりんやはちみつなどを加えて塗っています。

ただし、そのまま焼いてしまうと味噌が焦げてしまうので、豚肉から味噌は拭き取ります。

焼く

味噌を拭き取った豚肉はフライパンで焼きます。

味噌を拭き取った豚肉はフライパンで焼きます

豚肉自体はよく火を通さなければならないと言われますが、とん漬のロース肉はそれほど厚いものではないので、強火で2分ぐらい焼いたら裏返して2分ぐらい焼くと火は通るようです。

サイトによっては、アルミホイルで包んで焼くことを勧めているものもあります。

熱が逃げないように全体を蒸し焼きにするのでしょう。

できあがり

とん漬(厚木ハム)のできあがりです。

とん漬(厚木ハム)のできあがり

塗り込んだ味噌が、肉汁と絡んで輝いています。

これでご飯をいただくとおいしいのです。

ご飯をいただくとおいしい

ハム・ソーセージは、人によって意外と好き嫌いがあるのですが、とん漬は誰にでも喜ばれます。

味噌によって、味つけとともに肉のにおいを消していることで、食べやすくなっているのかもしれません。

原材料と製造元

とん漬(厚木ハム)の原材料は、豚肉(国産)、醤油、はちみつ、丹沢味噌、酒、みりん、白ごまなどとなっています。

製造元は、株式会社しまざき牧場です。

とん漬とはなんだ

とん漬由来

日本は明治までの数百年、獣肉は「四足の肉」として忌み嫌われている向きが一部にありました。

仏教は絶唱を禁じていたことが根拠になっていたと思います。

実際には、高価な肉が流通しにくかったので、悪いイメージをもたせていたらしいのですが。

いずれにしても、それが原因で江戸末期、荻野山中藩(現在の厚木市近辺)で人寄せがあった際、多くの人が集まり宿屋が材料不足で料理に困りました。

そこで、イノシシの肉に味噌を塗り、何の肉かわからないようにして提供したのが始まりといいます。

以来、明治維新以後も、厚木がとん漬け発祥の地とされ、厚木豚肉のブランドが確立しました。

現在も、厚木で豚肉の製造や販売を行っている企業・商店では、必ずと行っていいほどとん漬を提供しています。

厚木市内の精肉店は一致団結して、「あつぎとん漬のれん会」を発足させているほどです。

豚肉の栄養効果

豚肉の赤身には、ビタミンB1などビタミンB群、ミネラルは亜鉛、鉄分、カリウムなどが特に豊富に含まれています。

ビタミンB1は、一般に糖質の代謝や神経の働きに関係している栄養素で、疲労を回復したり、イライラを防いでくれたりする効果があると言われています。

ビタミンB12は、脳の働きを活発にさせるため、こちらも「脳の疲労回復」によいとされています。

神奈川県の養豚市場

神奈川県は、豚の飼養頭数(平成28年)こそ73100頭で都道府県ランキングでは14位ですが、

豚の飼育数の都道府県ランキング(平成28年)
平成28年(2016年)に、各都道府県でどれだけ豚が飼われているか、豚の飼育数の都道府県別ランキングを掲載しています。

高座豚、やまと豚といったブランド豚が誕生した地という有名です。

県内には、ハム、ソーセージなど肉製品を扱う養豚・肉製品販売の有力な会社が、しのぎをけずっています。

思い浮かぶものを数えてみると、フリーデン(伊勢原市)、相模ハム(相模原市)、腸詰屋、鎌倉ハム(鎌倉市)、クライフ(大和市)、ウスミハム(大和市)、高座豚手造りハムの自然派王家(綾瀬市)、ミートデリー・カウボーイ、矢島ハム、ハム工房ジロー(茅ヶ崎市)……。

近隣の方なら、スーパーで見かけるブランドもあるのではないでしょうか。

もちろん、日本ハムや伊藤ハムのような全国区のブランドも頑張っていますが、それでもなお、これだけ地域発祥のブランドがあるというのは、いかに肉製品の開発が盛んであるかということです。

そして、そのひとつが、厚木ハム(厚木市)ということです。

厚木ハムとはなんだ

厚木ハムは、蔵王に牧場をもち自社の養豚による肉製品を提供する、製販一体の会社です。

飼育している豚はSPF豚といいます。

SPFというのは、Specific Pathogen Freeの略で、「特定の病原体をもっていない」という意味の学術用語といいます。

トキソプラズマ病、オーエスキー病、マイコプラズマ肺炎、萎縮性鼻炎、サルモネラ・コレラ・スイス感染症、豚流行性下痢症、伝染性下痢症といった、あらかじめ指定された病原体をもっていないことが証明されている豚を育て、お産の時も帝王切開で取り出す安全性の高い豚肉だそうです。

つまり、SPF豚は、高い衛生レベルで飼育されている健康豚ということです。

島崎洋平氏が代表職人として頑張っています。

島崎洋平氏は、3年ごとにドイツ・フランクフルトで開催される食肉加工の国際見本市(IFFA)で、2007年に腸詰め部門で日本人として初めて世界第3位に、ドイツ食肉協会の食肉加工コンテスト(SUFFA)で国際コンテスト加熱ソーセージ部門でグランプリを受賞(日本人初のグランプリ連続受賞)しました。

とん漬まとめ

とん漬(厚木ハム)は、豚肉ブランドがひしめく神奈川県の、とん漬発祥の地である厚木の商品です。

豚肉の赤身には、ビタミンB群やミネラルが豊富に含まれています。

厚木ハムは、SPF豚という無菌豚を自前の牧場で飼育しており、安心・安全・安定の供給体制をととのえています。

以上、とん漬(厚木ハム)は高級部位のロース肉に炊いた丹沢味噌、みりん、醤油などをたっぷり漬け込んだご飯に合う人気商品、でした。

この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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