カットバウム(マルキン)は、北海道産牛乳のおいしさとコクを閉じこめながら丁寧に焼き上げたカット型バウムクーヘンです。一口サイズを個包装されており、少人数世帯のちょっとおしゃれなおやつとして常備しておきたいスイーツです。
バウムクーヘンとはなにか
バウムクーヘンとは、ドイツ語の Baumkuchen。
中心にドーナツ状の穴があり、断面に樹木の年輪のような同心円状の模様が浮き出たドイツのケーキです。
バウム(der Baum)は樹木、クーヘン(der Kuchen)はケーキや焼き菓子を意味するので「木のケーキ」といったところでしょうか。
サイトを検索すると、「バウムクーヘン」という表記と、「バームクーヘン」という表記があります。
2019年8月27日放送「マツコの知らない世界」(TBS系)を報告するタウンネット東京都のページ(https://j-town.net/tokyo/column/allprefcolumn/293750.html)によると、「バウムクーヘン」と「バームクーヘン」は厳密には別物だそうですね。
バウムクーヘンは、国立ドイツ菓子協会の規定の材料・製法で作られたもので、ベーキングパウダーは使わずに、卵2:小麦粉1;砂糖1;バター1だそうです。
一方、バームクーヘンは、バウムクーヘンを大量生産できるように日本独自で発展したもの。
材料や作り方は自由だそうです。
「日本独自」の作り方まであるぐらいですから、我が国はバウムクーヘンの消費量が世界一だそうです。
ドイツ大使館『実は発祥の地ではあまり口にしない』『日本に来て初めて食べたという職員が多い』と語る、日本独自の進化を遂げた“バウムクーヘン”の話 – Togetter https://t.co/ITJtpgu4hA @togetter_jpより そういうものですな
— 肝っ玉おっつぁん@手相鑑定はじめました (@kimootthan) November 16, 2020
年輪のような形状が縁起物のように見られ、慶事の贈答品のひとつとして好まれ、結婚式や祝い事の引き出物として使われます。
が、それだけでなく、最近はティータイムのスイーツの一つとしても親しまれています。
といっても、同心円状のバウムクーヘンをまるごと一人でいただくのは至難の業です。
できれば、一口か二口で食べられる量だと、お茶菓子として便利ですね。
ということで、一口サイズを個包装しているのが、カットバウム(マルキン)です。
食べてみました
さて、カットバウム開封です。
パッケージは、上下が小豆色のライン、真ん中を縦に白いバック、中央部が透明で中のバームクーヘンが見えるようになっています。
そして、真ん中上部もバームクーヘンが描かれ、その下には「Cut Baumkuchen」「カットバウム」「北海道牛乳使用」「北海道産牛乳のおいしさとコクを閉じこめながら丁寧に焼き上げました。」と記載されています。
中には個包装のバウムクーヘンが9個。
本体は14層でできています。
バウムクーヘンは、本来特殊な製造機があります。
ただ、家庭で作る場合、たとえば卵焼き器を使ってくるくる巻きながら作ることで、何層も重なった作り方ができます。
栄養成分と原材料
カットバウム(マルキン)の栄養成分は、100gあたりエネルギー380kcal、たんぱく質5.1g、脂質16.2g、炭水化物53.4g、食塩相当量0.5gです。
カットバウム(マルキン)の原材料は、鶏卵、砂糖、小麦粉、マーガリン、ショートニング、麦芽糖、牛乳、食塩/加工でんぷん、ソルビトール、乳化剤、膨脹剤、香料、着色料(カロチン)、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)などとなっています。
さきほど、本場のバウムクーヘンは「卵2:小麦粉1;砂糖1;バター1」と書きましたが、原材料を見ると、バターではなくマーガリンを使っていることが違っていますね。
もちろん、名称は法律で決まっているわけではありませんから、バターをマーガリンで代替したからといって、バウムクーヘンと名乗ることは許されない、ということではありませんが、まあたぶん、他の材料は「本場」の通りなのでしょう。
規格 9個
アレルゲン 小麦・卵・乳成分・大豆
カロリー 100g当り 約380kcal
マルキンについて
マルキンは、本社工場・営業本部が愛知県豊橋市にある洋菓子の製造販売会社です。
バウムクーヘン、カップケーキ、マフィンケーキ、プチシュークリーム、ドーナツなどを扱っています。
設立は昭和39年ですから、もう56年になります。
原材料や原産地にこだわりをもっている会社です。
たとえば、ドーナツは、ヨード卵・光と小麦100%使用の『ヨード卵 ドーナツ』。
北海道産牛乳と卵をたっぷり使い、ふんわり、しっとりと焼き上げている『ファミリーケーキ』。
北海道産生クリームによるリッチなコクと味わいの『生マフィンケーキ』。
種子島産の安納芋を使用したほっこりやさしい味わいの『安納芋厚切りカットバウム』。
そして、北海道産牛乳のおいしさとコクを閉じこめながら丁寧に焼き上げた『カットバウム』。
シンプルなお菓子にもこだわりを感じます。
それぞれ食べ比べてみたい気がします。
以上、カットバウム(マルキン)は北海道産牛乳のおいしさとコクを閉じこめながら丁寧に焼き上げたカット型バウムクーヘンです、です。
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