カップヌードルといえばおなじみ日清食品のカップ麺ですが、このたび夏限定発売でシーフードヌードルのぶっこみ飯を発売すると発表されて話題になっています。ラーメンを食べた後のスープにご飯をぶっこむという、“もうひとつのラーメンライス”の味です。
“背徳のうまさ”がぶっこみ飯
ラーメンライス、という賛否両論のメニューがあります。
文字通り、ラーメンにライスをつけるものです。
炭水化物が重なっているという「否」の意見はありますが、飲食店でもラーメンにライスを付けるランチメニューやセットメニューはめずらしくありません。
ではその炭水化物の二乗はどうやって食べるのか。
よくいわれるのは、スープの味が絡んだ麺をごはんにのせて、一気にかきこむのがおいしいといわれます。
つまり、ごはんのおかずとしてラーメンを食べるという方法です。
もうひとつは、麺を食べ終わって残ったスープに、ご飯をとぽんと落として、鍋の後の雑炊のようにしていただく方法です。
ご飯がスープをすうので、レンゲでご飯をすくって食べていると、スープも飲まずに「完飲」状態となります。
これまた、ファンは多いのです。
ただし、後者はお行儀が悪いと見られたり、スープをすべて平らげてしまうので健康上好ましくない食べ方ではないか、ともいわれています。
その“背徳のうまさ”を堂々と実現するのが、今回日清食品が発表した、7月8日から発売される『カップヌードル シーフードヌードル ぶっこみ飯』です。
『カップヌードル シーフードヌードル』は、2019年7月で発売35周年を迎えるため、この夏限定で発売するのだそうです。
シーフードヌードル ぶっこみ飯とはなんだ
日清食品のリリースによると、『カップヌードル シーフードヌードル ぶっこみ飯』は、魚介のうまみをきかせたシーフードヌードル味のスープをベースに、フライ麺の香ばしい風味を加えたそうです。
つまり、麺が入ったシーフードヌードルそのものではないんですね。
シーフードヌードルをいただいて、残ったスープでごはんをいただく、ということではありません。
スープ、具材、ライスが一体となったぶっこみ飯という名の雑炊です。
具材は、おなじみのたまご、カニ風味かまぼこ、キャベツ、イカ、ネギなどを加えているというので、まさに雑炊のような感じがするかもしれません。
熱湯を入れて待つ時間は5分だそうで、湯戻りの良いごはんになっているそうです。
定価は230円(税別)といいますから、本家のシーフードヌードルよりも少しお高めです。
ツイッターとWeb掲示板で賛否両論の意見
これに対して、ネットの評価はどうなっているでしょうか。
ツイッターでは、比較的好意的なツイートが目立ちます。
カーギィ
@kagi55x
6月25日
美味くないわけがないんだよな
ノリオの得する情報
@vy0ZIur8aBDsPJu
6月26日
日清食品が、「カップヌードル シーフードヌードル ぶっこみ飯」を7月8日から夏限定で発売
熱湯5分の簡単調理で、スープ、具材、ライスが一体となった美味しさを味わえるそうですよ
一方、全般的に辛口のWeb掲示板は、さらなる注文も。
>残った飯でやるから美味しいのに
>ペヤングがソースボトル発売したようにシーフードヌードルのスープ粉末だけを販売してほしい
>また無駄な新製品を開発したのか
>ぶっこみ飯じゃなくてカップヌードルご飯復活してくれ
>ラーメン食べたあとで自分でライスぶっこむと二度目のうまさがあるのかと思た
やはり、ラーメンライスを期待したのであって、ラーメンスープの雑炊では満点とは言えない、ということかもしれません。
45周年の記念商品は「生カップヌードル」だった
カップヌードルの期間限定商品は、それまでにもいろいろありました。
たとえば、2016年10月には、「日清食品グループ オンラインストア」(旧「日清e-めんShop」)で、税別2000円以上の買い物をすると、先着で10000名に湯戻しせずに食べられる缶入りの「生カップヌードル」がプレゼントされていました。
缶から“オリジナルマグカップ”にうつし、レンジで温めて食べるそうですが、そうなると、お湯をかければすぐ食べることができる便利さがなくなってしまいますね。
麺は“こんにゃく麺”で、カップヌードルの味を再現したスープと、“味付豚ミンチ”やエビなどおなじみの具材が入っているとか。
カップヌードル発売45周年記念の非売品ということです。
新発売された時、カップヌードルはすでに100円でした。
袋のインスタントラーメンが、35円の頃の話です。
あれから45年たつのに、ほとんど値段は変わらず、一方味の方は明らかによくなっています。
上記の記事「カップヌードルは美味しくなったか」では、そこを日清食品にズバリ質問しました。
また、「カップヌードルと中華料理店症候群」では、よくいわれる、インスタントラーメンを含めた中華料理を食べると、グルタミン酸ナトリウムで味覚が麻痺して、癖になってしまうという「中華料理店症候群」について調査。
科学的に裏付けられた話ではないものの、インスタント食品に偏った食生活には塩分や脂肪分過多、微量ミネラルの不足などの弊害があることを書きました。
「ばっかり食べ」ではいけませんが、“食生活の句読点”のような感じで、カップヌードルはたまには食べたいなあと思います。
カップヌードル シーフードヌードル ぶっこみ飯まとめ
カップヌードル シーフードヌードル ぶっこみ飯は、ラーメンを食べた後のスープにご飯をぶっこむという、“もうひとつのラーメンライス”の味実現の期待を集めて7月に発売されてます。
具材は、シーフード味のスープを活かせるようたまご、カニ風味かまぼこ、キャベツ、イカ、ネギなどと、湯戻しのいいご飯が用意されています。
以上、カップヌードルといえばおなじみ日清食品のカップ麺ですが夏限定発売でシーフードヌードルのぶっこみ飯を発売すると発表、でした。
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