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ネット専業銀行、楽天銀行とPayPay銀行は通帳や支店がないかわりに24時間ネットを使ってどこでも取引金利や利用手数料も有利に

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ネット専業銀行、楽天銀行とPayPay銀行は通帳や支店がないかわりに24時間ネットを使ってどこでも取引金利や利用手数料も有利に

ネット銀行について書いてみます。ネット銀行というのは、有人店舗を持たずにインターネットで取引を行い、利用者はスーパーやコンビニ、銀行など提携ATMで入出金を行います。通帳や支店がないかわりに、24時間ネットを使ってどこでも取引ができ、金利や利用手数料などがメガバンクよりも有利になっています。

日本初のインターネット専業銀行として、ジャパンネット銀行が誕生したのは2000年10月。

翌2001年7月には、イーバンクも営業を開始しました。

イーバンクは、2008年8月4日に、楽天株式会社との資本・業務提携を合意し、翌年に楽天の子会社となりさらにその翌年に、現在の楽天銀行に解消されました。

ジャパンネット銀行は、2006年6月29日に、ジャパンネット銀行・三井住友銀行・ヤフーの3社で資本・業務提携を締結し、2018年にヤフーの連結子会社化。2021年にPayPay銀行に改称しました。

いずれも、ネット証券、ポータルサイト、ECサイトなどを有する、ネット経済圏の傘下で運営されています。

2022年10月末時点で、ネット専業銀行のシェアは0.17%となりました。前年比で0.03ポイント増加しており、約2500社の企業がネット専業銀行をメインバンクとして利用しています。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000583.000043465.html より)

人によっては、通帳が発行されないネット専業銀行は、お金が見えないから危ない、なんていいますが、記帳を忘れて溜まってしまった、なんて焦ることなく、いつでもどこでもスマホさえあれば、デジタルではっきり数字管理ができるネット取引は、便利です。

ネット専業銀行の特徴

現在の、ネットバンクのシェアは、次のようになっています。

1.ゆうちょ銀行: 32.7%
2.楽天銀行: 31.5%
3.地方銀行: 27.7%
4.三菱UFJダイレクト(三菱UFJ銀行): 14.4%
5.住信SBIネット銀行: 12.0%
6.PayPay銀行: 11.3%

1位、3位、4位は、従来の金融機関が、オンライン取引もできるようにしているわけです。

もちろん、これはこれで、ネット取引ができるようにしておくと大変便利ですが、ネット専業銀行の口座を持つことで、従来の金融機関よりも有利な点はあります。

ネット専業銀行を利用するメリットはいくつかあります。以下にいくつかのポイントをご紹介します。

1. 金利の高さ
……ネット専業銀行は、オンラインで運営されているため、店舗を持たない分、経費を削減できます。そのため、高い金利を提供できることがあります。普通預金や定期預金の金利が高いことが魅力です。
2. 手数料の低さ
……ネット専業銀行は、ATMや窓口を持たないため、手数料が低いことが多いです。振込手数料やカード利用手数料などが他の銀行よりも安くなることがあります。
3. 便利なオンラインサービス
……ネット専業銀行は、24時間いつでもオンラインで口座管理ができます。モバイルアプリやウェブサイトを通じて、残高照会や振込、口座開設などがスムーズに行えます。
4. 新しいサービスや機能
……ネット専業銀行は、テクノロジーを活用した新しいサービスや機能を提供しています。例えば、AIを活用した資産運用アドバイスや、スマートフォン決済に対応したカードなどがあります。
5. セキュリティ対策
……ネット専業銀行も高度なセキュリティ対策を実施しており、個人情報の保護に力を入れています。セキュリティトークンや指紋認証などを利用して、安心して取引ができます。

楽天銀行もPayPay銀行も、公共料金の引落しに対応しているため、メインバンクとして利用できます。

サービス内容楽天銀行ジャパンネット銀行
普通預金金利最大0.10%0.030%
定期預金1週間~1ヶ月~
振込手数料0~145円0~145円
ATM入出金手数料0~220円0~330円
ATM手数料無料回数0~7回1回~

ノマド的節約術(https://nomad-saving.com/52637/)より

楽天銀行の普通預金金利は現在0.02%です。マネーブリッジを利用している場合は、普通預金金利が0.10%にアップします。ただし、300万円を超える残高については金利0.04%の適用となります。

PayPay銀行の円普通預金金利は、改定後に年0.030%となっています5。ただし、利息には税金がかかります。

したがって、金利の観点から言えば、楽天銀行の方が有利です。

ただし、具体的な金利条件やサービス内容を比較検討して、自身のニーズに合った銀行を選ぶことをおすすめします。

もちろん、旧来のメガバンク(三菱UFJ銀行、みずほ銀行など)では普通口座は0.001%、定期にしてもの0.002%の金利しかありませんので、難しいことを考えずにPayPay銀行に預けておくだけでも、その差は少なくとも30倍あります。

ちなみに、無人支店銀行として注目されている、第三勢力のイオン銀行は通常の普通預金で0.020%です。

パソコン・スマホ、スーパー、コンビニ、従来の金融機関で対応

ネット銀行は、有人支店がありませんから、ではどこでお金の入出金をすればいいのか、ということですが、パソコンのブラウザやスマホの専用アプリで通常は行います。

端末が手元にない場合、もしくは使えない場合は、PayPay銀行が利用できるATMは、セブン銀行ATM、コンビニATM E.net(イーネット)、ローソン銀行ATM、ゆうちょ銀行などです。

イーネットは、コンビニならファミリーマート、スーパーですと、ライフ、ユニーなどに設置されています。

スーパーとコンビニに設置されているということは、買うときにすぐおろせるわけですから、既存の有人支店よりもむしろ便利かもしれませんね。

一方、楽天銀行は、それらに加えて、イオン銀行(イオン、マックスバリュー、ミニストップ)、Patsat、ローソンATM、さらにメガバンクの三菱UFJ銀行やみずほ銀行と、提携機関が増えますから、こちらも不自由はないように思われます。

一部では、楽天経済圏があぶない、なんていわれていますが、当たり前のことですが楽天は倒れても、楽天銀行の預金が急に消えるわけではありません。

ヤフオクやヤフーショッピングを利用する関係で、PayPay銀行の口座も持っていますが、私は今のところネット専業銀行の「メインバンク」は楽天銀行です。

ネット専業銀行の口座は持たれていますか。

以上、ネット専業銀行、楽天銀行とPayPay銀行は通帳や支店がないかわりに24時間ネットを使ってどこでも取引金利や利用手数料も有利に、でした。

絶対得する! ネット銀行の賢い選び方&使い方 (マキノ出版ムック) - 特選街編集部
絶対得する! ネット銀行の賢い選び方&使い方 (マキノ出版ムック) – 特選街編集部

この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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