円は紙クズに? コロナ後に来る「日銀破綻」の危機 、という読み物がネットで話題になっています。日本銀行が破綻したら日本政府もつぶれるのではないでしょうか。これまでにもその手の話は反MMT派からしばしば出ましたが、そうなったことはありません。
反MMT派急先鋒・藤巻健史さんだが……
もと記事は『日経ビジネス』。
反MMT派急先鋒で、日銀破綻論が持論の元国会議員・藤巻健史さんと、通信社記者として金融業界を取材してきた作家の相場英雄さんが対談しています。
円は紙クズに? コロナ後に来る「日銀破綻」の危機 https://t.co/jl4E3I0RxE
— 赤べコム (@akabecom) April 1, 2021
反MMT派急先鋒ということで、まあ内容はいつものとおりです。
これだけ国債を日銀が買い取っていると、日銀が破綻したら円は紙くずになる、という財政破綻の危機を煽る内容です。
「日本の財政が直面する状況、そしてこれほど深刻な問題を抱えながら、メディアや政治が国民と危機意識を共有できていない実態について、二人の見方を紹介する」とリードで説明しています。
これが、まとめサイトです。
【経済】円は紙クズに? コロナ後に来る「日銀破綻」の危機 [田杉山脈★]
https://t.co/mcdaK0kcWp pic.twitter.com/2jCmF4fznP— 赤べコム (@akabecom) April 1, 2021
主なコメントを引用します。
2名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:12:41.33ID:Z1wCpx66>>28
藤巻か
20年くらい同じこといってるような5名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:13:18.21ID:jNSytUJ5
まあ日本国内では使えるだろ。
それなら円を持ってるよ。7名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:14:46.12ID:4ehauv7S
ねーよ
円の世界価値わかってない11名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:18:23.46ID:NwTArltQ
狼少年だな。いい歳しやがって14名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:19:52.27ID:hUL6XXQb
いい加減増税に向けた事前工作やめればいいのに61名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:52:17.04ID:/6/5VZ9p>>71
でこの記者は円資産をドルに完全移管したのか?
記者自身が信じてない記事に何の価値がある65名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:54:09.04ID:Gsagle7C
こんだけ国債発行しても、いまだにデフレ何だから、多少紙屑(円安)になってもいいはずだが、ならない67名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:55:46.10ID:j50VI1HA
どうせ藤巻だろと思ったらやっぱり藤巻だった。
いつまでこんなトンデモ論を言い続けるんだろうな74名刺は切らしておりまして2021/03/28(日) 20:59:30.85ID:tDbjQmOR
>>1
毎度お馴染みの煽り。飽きたよ。
というわけで、おおむね評判はよくありません(笑)
対談自体にどうというより、長年同じことを言い続けているという、藤巻健史さんの「キャリア」に対する評価になってしまっていますね。
では、藤巻健史さんが反MMT派急先鋒なら、MMT派の本流である方はどう回答するでしょうか。
西田昌司参議院議員の藤巻健史さん批判
西田昌司参議院議員が、藤巻健史さんの言説について述べている動画が公開されています。
「的外れな財政再建派のMMT批判へ回答」西田ビジョン特別編 https://t.co/tllKzzv2FY @YouTubeより
— 赤べコム (@akabecom) April 1, 2021
藤巻健史さんについての、該当部分を引用します。
日銀は中央銀行でありますから、一般の銀行と同じ様に株式会社ですが、その過半数を日本政府が持っていますし、資本をわざわざ入りなきゃならない状況ではないわけですね。
つまり、他の銀行と同じ様な、評価損がどうのこうのと考える必要はないわけです。
国債は、たとえ評価損が出ましても売らなきゃ良いだけの話で、持っていれば必ず記載されている金額だけ償還されるわけです。
これは、戦争が終わった直後に、国債が紙切れになったという人がいますけれども、その時もすべて国債は償還されています。その時持っていたのは日銀と、そして銀行であったわけですけれどね。
ただ償還する時に財産税課税をして、これはトンデモない悪税だと思いますけれども、国民サイドから政府が支出したお金を全部徴収して国債を消してしまったということでありますが、通貨発行額を減らしたということですよね、結局。
要するに、日銀が国債を持っているから評価損で潰れるなんてことはありえないし、今までもなかったんですね。
そういう事実を、この方(藤巻健史さん)は全くその事実を感づいていないんですね。経済学部で習ってきた論理、借りたものは返すと。このことが正しいんだということで、MMTが伸びていることを、ほとんどまともに読んで考えたことがない・
この方の言ってることは、日本語が通じているのかなといつも思うんですよね。
国債は、償還期限が来た時に同じ金額の新規国債を発行すれば、必ずその分と交換できることを西田昌司議員は付言しています。
この動画のコメントを見ると、やはり藤巻健史さんの評価は芳しくないですね。
みなさんは、いかが思われますか。
以上、円は紙クズに?コロナ後に来る「日銀破綻」の危機という読み物が話題に。しかし20年以上前から言われている妄言との評価も、でした。
コメント