北魁(キンレイ)は水が要らずスープ&麺&具を一体に冷凍してあるため鍋に入れて温めるだけで完成する味噌ラーメンです。濃厚な味噌スープとそれに負けない中太の麺に、直火焼きのチャーシューとにんにく・生姜・ゴマなど炒めた野菜を盛り付けています。
北魁とはなんだ
『ヒルナンデス!!』でとりあげられる
きたのさきがけ、と書いて北魁(ほっかい)と読みますが、要するに北海道ラーメンをイメージする濃厚な味噌ラーメンです。
いささか、というよりかなり旧聞ですが、2017年2月21日に放送された『ヒルナンデス!!』(日本テレビ系)において、『最新冷凍めん3大トレンド!』というタイトルで、冷凍食品が紹介されました。
もちろん、今どき番組がわざわざ個々の商品をほめちぎる以上、ステマの狙いはあるでしょう。
しかし、そうであることを差し引いても、というよりだからこそ、ラーメンにしろ、パスタにしろ、冷凍食品全般ののクォリティはずいぶんよくなっていて、番組によると、近年の売り上げは右肩上がりだそうです。
どんなに作り込んだ材料でも、消費者がメーカーの考えているどおりの完成品を作れるかどうかはわかりません。
火加減や水加減が違えば、麺の硬さ、スープの濃さなど変わってしまうからです。
また、油で揚げるインスタント食品では、具材はフリーズドライなどを使わさせるを得ず、たとえばお店で提供しているものとは、全く質の違うものにならざるを得ませんでした。
ところが、冷凍食品なら、解凍して加熱さえすれば、メーカーの完成品を誰でも自分の食卓で再現できます。
ただ、電子レンジを使う調理済みの場合、それを好まない人がいることがあります。
「電子レンジは死んだ料理だ」などといって、電子レンジそのものを嫌う人です。
そこで、調理済み冷凍食品でありながら、鍋を使い水は使わず、温めるだけの北魁が登場したわけです。
『ヒルナンデス!!』(日本テレビ系)における、『最新冷凍めん3大トレンド!』というタイトルの「3」というのは、
1.汁なし麺
2.水いらずのラーメン
3.具がグレードアップした、うどんやスパゲッティ
などでした。
北魁とはなんだ
北魁は、水がいらない調理済み食品です。
メーカーのキンレイは、そのまま火にかければ出来上がる、水の要らない冷凍『鍋焼きうどん』でおなじみです。
ラーメンの調理済み冷凍食品はほかにもありますが、それらは、個々の材料を冷凍しただけで、茹でたりスープを作ったりは、自分が行わなければなりません。
北魁は、鍋に入れて火をかければ出来上がることになっています。
大変便利な作り方ですが、それを実現するには作る上で技術上の工夫があったとか。
単純に完成品を一度に全部凍結すると、火をかけたとき麺が伸びてしまうというのです。
そこで商品化にあたっては、スープだけを先に凍結させたそうです。
北魁を作ってみました
パッケージ
北魁のパッケージは、茶色いバックに、完成品が描かれています。
その上に、右上には『ゆで』『お水がいらないラーメン』『直火焼チャーシュー、香ばし炒め野菜入り』と解説され、右側には、『香味野菜の芳酵+香り際立つ』『北魁味噌』と記載されています。
下段は、『そのままお鍋に入れるだけ』と解説されています。
中身と加熱
北魁の袋を開けると、麺と具材とスープの冷凍が入っています。
凍ったまま鍋に入れて、8分加熱します。
火にかけてそのまま8分放っておくのではなく、かき回してほぐすことで具材の野菜がほぐれてきます。
出来上がり
丼にあけてできあがりです。
味は悪くありません。
麺は生麺のコシと舌触りを実感できます。
背脂や唐辛子、生姜などが入ったこってりコクのある味噌味のスープです。
栄養成分と原材料
北魁(キンレイ)の栄養成分は、エネルギー563kcal、たんぱく質17.9g、脂質24.8g、炭水化物67.0g、食塩相当量5.6gです。
北魁(キンレイ)の原材料は、めんが小麦粉、食塩、脱脂小麦ふすま、卵白、脱脂小麦胚芽 / かんすい、卵殻焼成カルシウム、着色料(クチナシ)。スープがみそ、動物油脂、本みりん、ポークエキス、植物油脂、野菜(もやし、にんにく、玉ねぎ、しょうが)、ガラスープ、もろみ調味料、ポーク調味料、魚醤(魚介類)、砂糖、粉末みそ、かつおエキス、ガーリックエキス、豆板醤、ゼラチン、さば削りぶし、唐辛子、オニオンエキス、赤わけぎペースト、昆布、花椒/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、酸味料、着色料(カラメル)、酸化防止剤(V.E)具が野菜(もやし、キャベツ、玉ねぎ、にんにく、しょうが)、焼豚、すりにんにく、ごま、植物油脂、ロースト野菜ペースト、動物油脂、パン粉粉末、こしょう/着色料(カラメル)、調味料(有機酸等)、酸化防止剤(V.C、V.E)(一部に小麦・卵・大豆・牛肉・鶏肉・豚肉・さば・ゼラチン・ごま・魚醤(魚介類)を含む)などとなっています。
原産地
北魁(キンレイ)の主な原材料の原産地は、具はもやしが日本、キャベツが日本、焼豚(豚肉)がデンマーク、玉ねぎが日本、しょうがが日本です。
原産地と生産工場まできちんと公開しているのは、消費者の信頼を獲得しようとする真面目な姿勢と積極的に評価できるでしょう。
北魁のまとめ
北魁は麺、スープ、具材が一体となった調理済み冷凍食品です。
完成品の冷凍食品なら、いちいち鍋を使わず、電子レンジで完結したらなおよかったですが、それでも鍋一つでできるので、作るのはおっくうだけれど、コシのある生麺のラーメンが食べたい、という時に便利です。
麺の硬さもそこそこでスープにもコクがあり、塩分や脂分がうるさく言われているご時世ですが、全部きれいに飲み干したくなってしまう味です。
なお、すでにメーカーでは生産が終了しており、今、スーパーで並んでいるのが最後のチャンスかも知れません。
ぜひお早めにご購入ください。
以上、北魁(キンレイ)は水が要らずスープ&麺&具を一体に冷凍してあるため鍋に入れて温めるだけで完成する味噌ラーメン、でした。
コメント