free web hit counter

『東京ラブストーリー』と『ひとつ屋根の下』シリーズが大接戦中です。「1990年代の月9ドラマ」で好きな作品を投票募集中です

『東京ラブストーリー』と『ひとつ屋根の下』シリーズが大接戦中です。「1990年代の月9ドラマ」で好きな作品を投票募集中です

『東京ラブストーリー』と『ひとつ屋根の下』シリーズが大接戦中です。「1990年代の月9ドラマ」で好きな作品を投票募集中です。『東京ラブストーリー』は1988年から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載され、織田裕二、鈴木保奈美でドラマ化されました。

月9ドラマとは何だ

投票を募集しているのは、ねとらぼ編集部です。

月9ドラマというのは、フジテレビ系列で月曜9時枠の連続ドラマのことです。

Wikiによると、「1987年4月に創設された、フジテレビの看板ドラマ放送枠」とのことです。

第1弾が、岸本加世子、神田正輝らが出演した『アナウンサーぷっつん物語』です。

第2弾の『ラジオびんびん物語』(田原俊彦主演)で視聴率20%超えを実現し、以後、業界ドラマ、学園ドラマなど、若者の恋愛を中心としたドラマツルギーが構成されました。

月9のドラマから投票募集中


そして、今回の投票対象になっているドラマとは、以下のものです。

  • 世界で一番君が好き!
  • 日本一のカッ飛び男
  • キモチいい恋したい!
  • すてきな片想い
  • 東京ラブストーリー
  • 学校へ行こう!
  • 101回目のプロポーズ
  • 逢いたい時にあなたはいない…
  • あなただけ見えない
  • 素顔のままで
  • 君のためにできること
  • 二十歳の約束
  • あの日に帰りたい
  • ひとつ屋根の下シリーズ
  • じゃじゃ馬ならし
  • あすなろ白書
  • この世の果て
  • 上を向いて歩こう!
  • 君といた夏
  • 妹よ
  • For You
  • 僕らに愛を!
  • いつかまた逢える
  • まだ恋は始まらない
  • ピュア
  • ロングバケーション
  • 翼をください!
  • おいしい関係
  • バージンロード
  • ビーチボーイズ
  • ラブジェネレーション
  • Days
  • ブラザーズ
  • ボーイハント
  • じんべえ
  • Over Time オーバー・タイム
  • リップスティック
  • パーフェクトラブ!
  • 氷の世界

いかがですか。すべてわかりますか。

私は下の方はもうわかりません(笑)

投票期間は2021年06月01日までですが、現時点の順位は、『東京ラブストーリー』と、『ひとつ屋根の下シリーズ』が大接戦で、見るたびに順位が入れ替わっています。

私は世代的に、『東京ラブストーリー』一択なんですけどね。

原作も読んでいるので、原作と対比しながら楽しませていただきました。

『東京ラブストーリー』は原作と対比する面白さがあった

『東京ラブストーリー』は、同名の原作が、現在も上・下(柴門ふみ作、文藝春秋社)出ています。

1988年から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載されていた漫画を2冊にまとめ、さらにドラマ化された時のヒロイン・鈴木保奈美と柴門ふみ氏による対談が加わった書籍です。

今は何かと風当たりの強いフジテレビですが、このドラマは視聴率30%を突破して当たりました。

男女の純愛の部分をとことん描くプリミティブな作り方

どちらかというと、男女の純愛の部分をとことん描くプリミティブな作り方であることが、本作品の最大の特徴であったと私は思っています。

当時、柴門ふみの原作に描かれていたヒロインの赤名リカは、興味はあるけど奔放すぎて、若かった私には刺激も強すぎるという複雑な思いがありました。

が、我が大田区出身の鈴木保奈美が演じたドラマの赤名リカは、全体を通して、決して原作のような翔んでる女ではなく、むしろ待つ女、耐える女、身を引く女として描かれています。

ただ、旧来のドラマが描く女性と違うのは、男のために待つ女、耐える女になっているのではなく、自身の充足感のためにそうしているのです。

ですから、寂しくて辛くても、決して演歌ではないのです。

そのような女性目線のところが、女性視聴者にはリアリティを感じたんでしょうね。

最終回、愛媛でカンチと再会したリカが、一緒に電車に乗る約束を自分から破って先に乗ってしまい、今までの楽しいことを思い出しつつ涙を流す姿に、感情移入してもらい泣きした女性視聴者はたくさんいたんだろうなあと思います。

転載御免で、私が当時からもっとも印象に残ったコマはここ。

赤名リカが、完治自身も忘れていた誕生日を祝うときの笑顔です。

『東京ラブストーリー』上(柴門ふみ作、文藝春秋社)より

『東京ラブストーリー』上(柴門ふみ作、文藝春秋社)より

ああ、完治はこの笑顔に引き込まれていったのだなあと思えるシーンです。

このシーン、ドラマは横から撮っているのです。

『東京ラブストーリー』(フジ)第5話より

『東京ラブストーリー』(フジ)第5話より

何らかの演出意図はあるのでしょうが、やはりここは正面から撮って欲しかったなあと思います。

赤名リカの描き方の違い

愛媛出身の永尾完治(織田裕二)と、幼馴染で医大生の三上健一(江口洋介)、関口さとみ(有森也実)、それに完治と同じ会社の赤名リカ(鈴木保奈美)、三上の同級生の医大生・長崎尚子(千堂あきほ)が織りなす恋愛模様を描いた物語です。

すでにいくつもの個人のファンブログで明らかにされていますが、原作とドラマの最大の違いは、ヒロイン・赤名リカと、鈴木保奈美の演じたドラマ版のキャラクターの違いです。

『東京ラブストーリー』下巻の巻末対談によると、原作者・柴門ふみ氏が核として描きたかったのは、永尾完治と関口さとみの関係であり、どちらかというと赤名リカは狂言回し的な役割だったようです。

永尾完治は赤名リカ、関口さとみは三上健一と、いったんは自分にとってまぶしい相手を選ぶのですが、その“回り道”によって、完治とさとみは自分に誰がいちばん大切なのかを気づくという展開です。

原作で描かれている赤名リカは、通り一遍のモラルでは収まらないキャラクター。完治のことが好きなあまりに行きずりの外国人と関係したり、上司(ドラマでは西岡徳馬)の子どもを宿したりします。

一方、ドラマ版赤名リカは、原作のキャラクターから可能な限りインモラルな面を取り除いた、情熱的だけれども、男性に対して節操をを守る保守的な面のある女として描かれています。

より「普通の女性」に近づいたことで、視聴者との距離感がグッと縮まったかもしれません。

どちらも、最後は永尾完治と赤名リカが愛媛で会うのですが、消えるように去ってしまいそれっきりの原作よりも、約束の時間をわざとずらして1人乗った電車の中でポロポロ涙を流し、3年後に再会するドラマ版のリカの方が余韻が残ります。

ドラマ版で、赤名リカがこれだけ美しく描かれたために、永尾完治を奪ってしまった関口さとみを演じた有森也実は、リアルでもずいぶん嫌われたようです。

前出巻末によると、ハワイでも「さとみ嫌い」と言われたそうですが、演じた役が海の向こうでも嫌われるというのは、女優冥利に尽きるでしょうけどね。

トレンディドラマというより純愛ドラマ

トレンディードラマという定義自体がはっきりしたものはないのですが、wikiによると、「都会に生きる男女(ヤッピー)の恋愛やトレンドを描いた現代ドラマ」「1988年から1990年にかけてのバブル景気時代に制作された日本のテレビドラマ」だそうです。

でも、『東京ラブストーリー』がそれにあてままるかどうか。

作られたのは1991年ですし、出演者のファッションや仕事や生活ぶりが目立ってトレンディというわけではなく、ストーリーも、主人公の女性の恋愛観は、原作に比べてグッと抑え気味で、むしろ保守的ですらあります。

『金曜日の妻たちへ』や『男女7人夏物語』など、登場人物の住んでいる場所、住宅デザイン、ファッション、職業、外食などが、その時代のトレンドをリードしている1980年代中盤の作品群をトレンディドラマというのであり、いわゆる『月9』の1990年代前半のドラマは、すでにバブル崩壊にかかり、そうした華やかさよりも、プリミティブな純愛を前面に押し出した作品群といえるのではないでしょうか。

そして、それは後の韓流ドラマにつながっているのだろうと思います。

ネットでは、韓流ドラマは電通が仕掛けたとか実態がないとか、いろいろかまびすしいですが、少なくともフジテレビ的には、それなりに辻褄の合った戦略といえなくもないと私は解釈しています。

それが長期的に見て成功だったか失敗だったかの評価は私はしませんけど。

いずれにしても、『東京ラブストーリー』。

作られたのは平成ですが、まだ昭和の余韻も残るオジサン世代にも入りやすい作品です。

以上、『東京ラブストーリー』と『ひとつ屋根の下』シリーズが大接戦中です。「1990年代の月9ドラマ」で好きな作品を投票募集中です、でした。

東京ラブストーリー Blu-ray BOX - 鈴木保奈美, 織田裕二, 有森也実, 江口洋介, 千堂あきほ
東京ラブストーリー Blu-ray BOX – 鈴木保奈美, 織田裕二, 有森也実, 江口洋介, 千堂あきほ

東京ラブストーリー〔小学館文庫〕 (1) - 柴門 ふみ
東京ラブストーリー〔小学館文庫〕 (1) – 柴門 ふみ

東京ラブストーリー 下 (文春文庫) [ 柴門 ふみ ] - 楽天ブックス
東京ラブストーリー 下 (文春文庫) [ 柴門 ふみ ] – 楽天ブックス

この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、曾祖叔父と“日本のケインズ”高橋是清の接点(仙台藩でワキジ時代のお世話役、そして姻戚関係か)を発見。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場からMMT支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

草野直樹(かやのなおき)をフォローする
映画・ドラマ
トレンド雑談

コメント