焼き芋は、「ねっとり」したほうが好きですか?それとも「ホクホク」?Jタウンネット編集部がアンケート投票を行ったそうです。投票結果は大接戦!いずれにしても、日本人はいかな焼き芋が好きかということが明らかになった調査です。
さつまいもの「ねっとり」と「ホクホク」の違い
焼き芋といえば冬の風物詩と思いきや、今ではスーパーなどでも温かい焼き芋が買えるようになりました。季節を問わず焼き芋が食べられるわけですが、一口に焼き芋といっても、さつまいもの種類によってそれぞれ食感や甘さが違います。
何しろ、世界には3000~4000種類ものさつまいもがあるといわれて、日本ではそのうち数十種類がスーパーや八百屋に並んでいます。
そこで、食感の違いの比較論が生まれるわけです。
よく言われるのが、「ねっとり」と「ほくほく」。
ねっとり系
「ねっとり」系のさつまいもは、水分が多く、ペーストのよう舌に絡まる食感が特徴です。
βアミラーゼ活性が強く、糖化が早く、でんぷん含量が低い。 水分がやや多め。 甘さは強い、といった特徴があります。
ベニアズマ(紅あずま)、紅はるか、シルクスイートなど、比較的新しい品種がそれに当たります。
紅はるかは、甘みが強くしっとりしていわれます。
ホクホク系
「ホクホク」系のさつまいもは、繊維質や水分が少なく、口の中でほろりとほどける粉質です。
βアミラーゼ活性が弱く、糖化が遅い、でんぷん含量が高いといった特徴があります。
高系14号、鳴門金時、五郎島金時といった品種が代表的です。
鳴門金時は、栗のようなホクホクした食感といわれています。
ちなみに、βーアミラーゼというのは消化酵素。加熱されて糊化したでん粉に作用して、麦芽糖という甘味成分を生成します。
要するに、「ねっとり」の方が甘いという食感を得られるわけです。
「ホクホク」と「ねっとり」に分けて人気投票
ということで、人気が高いのはどういう種類なのかということで、Jタウンネット編集部では焼き芋を「ホクホク」と「ねっとり」に分けて人気投票を行っています。
「焼き芋、ねっとり・ホクホクどっちが好き?」というテーマで行われたこのアンケート、2020年12月10日~2021年2月9日の期間で、全国から1037票もの応募があったそうです。
焼き芋「ねっとり」「ホクホク」どっちが好き? 大接戦を制したのは…(全文表示)|Jタウンネット https://t.co/YLkVkcGYRq @jtown_netより
— 畠中由宇・相互フォロー100% (@hata_follow) May 16, 2021
その結果は「ねっとり」派が51.1%(530票)、「ホクホク」派が48.9%(507票)。
「ねっとり」に軍配があがりました。
これは僅差ですね。
人を入れ替えて、再調査したらひっくり返るほどのわずかな差です。
では地方によって差はあるのでしょうか。
「ホクホク」派の割合が比較的多かったのは、北海道・東北(55.6%)、中国(56.0%)、四国(52.6%)の3地方で、「ねっとり」派の割合が多かったのは、関東(51.3%)、中部(52.3%)、関西(51.9%)、九州(59.1%)の4地方としていますが、どの地方にも「ホクホク」派、「ねっとり」派が混在しており、大きな偏りは見られなかったそうです。
あえて言うなら、九州に「ねっとり」派がすこし多い、とのことで、ねっとり品種の紅はるかは宮崎や鹿児島、シルクスイート、安納芋は鹿児島が産地であることから、九州地方は糖度の高いねっとり焼き芋が好まれるのかもしれないとしています。
それにしても1000人以上がアンケートに参加ということは、焼き芋好きな人は少なくないのですね。
さつまいもの栄養価
ところで、焼き芋は好きだが、太るし血糖値があがるから健康のために我慢しているという人もいるのではないでしょうか。
血糖値は血液中のブドウ糖の量です。食べたものに含まれる糖質が消化吸収される過程で、血液中のブドウ糖の濃度があがるため、血糖値は食後に上昇することになります。
食後の血糖値の上昇率を示す指標がGI(Glycemic Index)です。その値が高いほど食後に血糖値が急上昇しやすく、過剰な糖が脂肪として蓄えられるため、肥満につながります。
GI値が70以上が高GI食品、たとえば白米や食パンなどです。いかにも太りそうですよね。
低GI食品はGI値が55以下の食品ですが、実はさつまいもそのものはGI値が55です。
ところが、焼き芋にするとGI値が一気に80~85にあがります。
焼き芋は太りやすい、血糖値があがるというのはまさにその通りなのです。
ところが、ちまたには焼き芋ダイエットなる健康法があるそうです。
簡単に言うと、焼き芋を冷やして食事やおやつのかわりに食べるというものです。
さつまいもは冷やすと、含まれているでんぷんが「レジスタントスターチ」という成分に変わります。
レジスタントスターチは食物繊維と似たような働きをするため、腸内環境を整え、血糖値が急上昇するのを抑制します。
本来、さつまいもには整腸作用がある「ヤラピン」という成分が含まれていて、食物繊維との相乗効果で便秘を解消してくれるのですが、レジスタントスターチのはたらきでさらに便秘しらずの効果が期待できるということです。
食物繊維の効果として、水分を含んで胃に長くとどまるので腹持ちがよいという点もあげられます。間食をしなくてもすむということです。
また、さつまいもの皮に含まれる「アントシアニン」は、抗酸化作用があり、老化対策に役立つとされています。
おいしい焼き芋を冷やして食べるだけで、美容と健康に役立つといううれしい話ですが、レジスタントスターチは温めなおすとまた吸収されやすいでんぷんに戻ってしまうため、再加熱はNGです。
以上、焼き芋は「ねっとり」したほうが好きですか?それとも「ホクホク」?Jタウンネット編集部がアンケート投票を行ったそうです、でした。
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