玉ねぎは、食材として使われ様々な栄養素が含まれ健康効果が謳われる健康食品としもお馴染み。黄と紫があるが効能は変わる?

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玉ねぎは、食材として使われ様々な栄養素が含まれ健康効果が謳われる健康食品としもお馴染み。黄と紫があるが効能は変わる?

玉ねぎは、食材として使われ様々な栄養素が含まれ健康効果が謳われる健康食品としもお馴染み。黄と紫があるが効能は変わる?という話だ。炒めても焼いても生で食べても重宝する食材でもあり、メニューを引き立たせるためにも有用に使いたい。

玉ねぎ。

タマネギや玉葱とも書くが、ネギ属の多年草である長ネギの仲間である。

日本での生産量が115万4千トンを誇る主要野菜。

北海道をはじめいろいろなところで収穫できるが、産地ごとに栽培時期がうまくずらされているためスーパーではいつでも手に入る。

にもかかわらず、実は健康効果が抜群に高い、というありがたい健康食品でもある。

ところで、その玉ねぎ。

外側家に見て、色は黄色のものと紫のものとがある。

かつて、キウイの果肉のグリーンとゴールドには栄養素に若干違いがあることをご紹介したことがある。

糖度やビタミンの含有度に違いがあるので、食べ方によって使い分けることがよいとされている。

では、玉ねぎも色によって栄養素に違いがあるのか、という興味深い話である。

さらに、では玉ねぎはどう食べるか、といったことにも言及している。

……ということを念頭に置いて、以下をお読みいただきたい。

健康への作用はどちらもかわらない

玉ねぎの栄養分は、糖分のほか、リン、カリウム、ビタミンB1、食物繊維などが多く含まれる。

ちなみに、刻んだ際に目艦染みて涙が出てしまうのは、辛味成分の硫化アリル類によるものである。

といっても、このたまねぎの辛み成分は侮れない。

硫化アリルは血液をサラサラにするはたらきがあるので、動脈硬化の原因となる血栓やコレステロールの代謝を促進し、血栓をできにくくする作用がある。

血液サラサラ、という表現は疑似科学だという人もいるが、要するに血栓ができない、できにくいということであり、これは医学的にも大切なことである。

つまり、生活習慣病対策にいいのである。

ところで、そのたまねぎ、最近は紫玉ねぎというのが注目されている。

辛味や刺激臭が少ないタイプである。

赤い色素には、ポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれている。

抗酸化作用、血管の強化、眼精疲労、目の老化などを防ぎ、高血圧やメタボ予防、肝機能の向上に効果があるといわれている。

玉ねぎといえば黄玉ねぎをイメージするが、ではこれからは紫玉ねぎがとってかわるのだろうか。

だが、イメージとしては、辛味が少ない分、健康食品としてのありがたみも減ってしまうような気がするのだが、どうだろうか。

結論から言うと、そうした健康への作用についてはどちらもかわらない、としているのは『日刊ゲンダイ』(5月29日付)の「食べて健康のウソマコト」を書いている加藤秀夫氏(県立広島大学名誉教授)である。

ちょっと引用してみよう。

「では、黄玉ねぎと紫玉ねぎでは!どちらが抗酸化作用が強いのでしょうか。玉ねぎの抗酸化作用は、外皮に含まれる「ケルセチン」という成分の働きによるものです。しっかり色がついた紫の方が有利に思えます。
 そこで、こんな実験をしました。A「活性酸素溶液+水」、B「活性酸素溶液+黄玉ねぎ」、C「活性酸素溶液+紫玉ねぎ」という3つのビーカーを用意して、活性酸素に反応して青く変色する試験紙を浸します。玉ねぎはそれぞれスライスして生食時と同じく1分ほど水にさらし、それをすり潰して液状にして加えました。
 その悪果、A「水」は真っ青でしたが、B「黄」、C「紫」は、どちらも薄い色のまま。いずれの玉ねぎも同様の抗酸化作用があることが分かりました。玉ねぎサラダを食べる時は、色を気にする必要はありません。」

外皮に含まれる「ケルセチン」は紫に軍配が上がるが、栄養成分は気にする必要がない、ということだ。

じゃあ、辛くない方がいい?

いや、栄養成分に関係なく、玉ねぎのあの刺激がいいという人もいる。

いずれにしても、どちらでもどうぞ、という話である。

食べ方は「炒める」を中心に色々


ではもう一歩踏み込んで、『玉ねぎの好きな食べ方は?』という話である。

らでぃっしゅぼーやが、8月31日の「野菜の日」にちなんで、「お届けする野菜の好きな食べ方の調査結果」として、玉ねぎを取り上げたのだ。

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それによると、全体として玉ねぎは「炒める」「煮る」「焼く・グリル」が多く、とくにどの年代でもね「炒める」のが玉ねぎ料理の定番という。

若い20代女性には、「焼く・グリル」が人気という。

30代・40代では「煮る」調理法が17%と健闘している。

もちろん、生で食べるというのも「あり」だ。

冬場の玉ねぎを生で食べる場合は、お酢がポイントという。

詳しくは、同サイトをご覧いただきたい。

『トリビアの里』というツイートでもアンケートを実施しており、同じ答えがでている。


いずれにしても、食材の持ち味が出るように、メニューに合わせて有効に使いたいものである。

黄玉ねぎと紫玉ねぎ。

全く持って興味が尽きない。

以上、玉ねぎは、食材として使われ様々な栄養素が含まれ健康効果が謳われる健康食品としもお馴染み。黄と紫があるが効能は変わる?でした。

健康情報・本当の話 - 草野 直樹
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この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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