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麻生太郎財務大臣が19日の閣議後会見で国民一律給付金を否定したが過去の発言と180度違うことがあまりにも無責任と非難轟々

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麻生太郎財務大臣が19日の閣議後会見で国民一律給付金を否定したが過去の発言と180度違うことがあまりにも無責任と非難轟々

麻生太郎財務大臣が19日の閣議後会見で、「国民に一律10万円の支給をするつもりはない」と切り捨てたことが非難轟々ですが、それは再給付がないということそれ自体とともに、過去の発言と180度違うことがあまりにも無責任だという非難でもあります。

財政出動とは、政府が経済を刺激するために行う財政政策の一つであり、政府が予算を増やして国内経済に資金を注入することを指します。

財政出動には、以下のような方法があります。

  1. 支出の増加
  2. 政府が公共事業や社会保障などへの支出を増やすことで、国内の需要を増やし、経済を刺激します。

  3. 税金の減税
  4. 所得税や法人税などの税金を減らすことで、企業や個人に余裕が生まれ、消費や投資を促進します。

  5. 財政支援
  6. 企業や地方自治体などに対して、政府が直接資金を提供することで、経済活動の維持や創造を支援します。

財政出動は、景気低迷時や大規模な災害発生時など、経済に対して直接的な影響を与える状況において、政府が緊急に行うことがあります。

といったことをお含みの上、以下をお読みいただけると幸甚です。

これ税金でやると言っていたのは麻生大臣自身じゃないか?

麻生太郎財務相の発言が物議を醸しています。

19日の閣議後会見で、昨年の緊急事態宣言発令時に行われた国民一律の「定額給付金」の追加支給について問われ、「国民に一律10万円の支給をするつもりはない」と切り捨てました。

さらに、「減収した世帯」等条件を絞っても「考えにくい」と、国民個別の給付はないことを宣言しています。

その理由としては、プライマリーバランスの黒字化という、財務省の意向があるようです。

プライマリーバランス(Primary Balance)というのは、国や地方自治体などの財政収支のことをいいます。

よく、国の借金1000兆とかいいますよね。

あれを黒字にするというのです。

つまり、1000兆円以上の緊縮財政をこれから続けるので、コロナ禍など知ったこっちゃない、という話です。

麻生太郎財務相は「15カ月予算」として編成した、2021年度当初予算案と20年度第3次補正予算案の国会提出を受け、政府の「財政健全化」を目指す「基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)」を25年度までに黒字化させる目標を改めて強調。

「これまでの歳出改革の取り組みを継続する」と述べています。

それに対しては、国民の非難が轟々なので、FNNプライムオンラインでは、大臣に、国民への再給付について質問しています。

FNNプライムオンライン(Youtubeより)


「給付策、経済対策、こういったものを最終的にどうするのか。まさに必要な対策は全てやる。菅総理の言っている通りですから、具体的なことは政府全体としてこれから決めていくことだと思います。」(小泉進次郎環境相)と、言葉数は多いけど、質問に答えていない。

「所管の大臣にお尋ねください」(河野規制改革相)と、木で鼻をくくった回答。

そして「本丸」の麻生太郎財務大臣は、こう回答しています。

これ税金でやると思ってる?
その発想が間違いなんだよね。

麻生太郎氏は財務大臣ですから、財務省の意向を述べているのでしょうが、麻生太郎の発言として、この発言はいくらなんでもおかしいだろうというのが、新たな怒りとなっています。

なんとなれば、麻生太郎氏は、自らの内閣が下野した民主党政権のときに、「お金は刷ればいい」「政府の借金?違います」と正反対であるMMTの立場から明言しているからです。

お金は刷ればいいと言っていたじゃないか

2010年7月、J-NSC(自民党サポーターズクラブ)インタビューです。


簿記がわかっていれば、帳簿つけて簿記がわかっていれば、政府が借金してるということは、100万円借りてれば、100万円必ずその反対側に貸してる人がいる。貸し方・借り方というのは、そうやってバランスがあるわけですから。帳簿ですよ、簿記。貸し方と借り方は常にバランス。だから政府の借金が増えりゃ、貸してる方に債権が立つ。政府が借金している。貸してるのは個人であり、銀行であり、企業が国債っていう名前で銀行が買う。個人が買う。政府の債務を買ってる……のは債権ですから。、
したがって、国が将来に借金を残す(かぶりを振って)違います。国に残っているのは、政府の借金と民間の債権と。これが一緒になって言っているのはありあり間違ってる。
一番いい例はギリシャ。ギリシャの政府が発券するギリシャの国債を、ギリシャ国民は信用しないから買わない。3割しか買ってない。残り7割は国際市場に売る。インターナショナルなマーケットで売る。そのインターナショナルなマーケットは、ギリシャの通貨ではなくて、ユーロ、もしくはドルという国際通貨でやってますから。いざ、というときになったら、そのお金をユーロで、もしくは、ドルで返さなくちゃいけない。当たり前でしょ。
傍ら日本の方は、95%は日本人が日本円で買ってる。残り5%を外国人が日本円、円建てで買ってる。したがって、満期になったら、日本の政府は日本円なんだから、自分でお金を刷って返せば良いんですよ。 ドルで返す必要ないんだから。円で返せばいいの。

まあたぶん、三橋貴明さんの受け売りとは思いますが、とにかく10年前はこう言っていたのです。

それが、社会情勢が変わったわけでもなく、自分が財務大臣のポストについただけで、言うことが180度変わっしまう。

これはおかしいでしょう。

コメントも、それを見ている人からの指摘があります。


国民が政府に借金してるみたいな言い回しやめろ。その時代遅れの嘘ももう通用しねえよ。

麻生太郎よ。
国債は円で買ってるんだろ。
だから借金じゃない。
後世の人に借金を残す?
違うだろ。
日本は自国通貨建てだから金を刷って返せる。
アメリカ、スイスも同じ。
確かお前そう言ってたよな。

10年くらい前は国の借金なんてあってないようなものだって麻生さん自身が言ってたんだけどな。なんでこんな考え方が変わったんだろう

自国通貨建ての国の借金は借金にあらず。
我々市民や企業が政府に貸しとるんだ、返す先は我々だ。通貨発行返済にしても徴税返済にしても最終的に我々にお金が帰ってくる。
自ら言ったことを忘れたか!

こいつは本当に国民をバカにしてるよな「後世に借金を増やす」なんてことにはならないって、多くの人が知っているのに。

これは間違いです。国民の借金にはなりません。

国債は借金ではない。麻生さんわかってて嘘ついてる。


コメントはすべて手厳しいですが、必ずしもアンチ麻生の人ばかりではないと思うんです。

たぶん、10年前に麻生太郎大臣がこのインタビューに答えていたときは、「そのとおり!」と膝を叩いていた人たちではないかと思います。

それだけに許せないという気持ちがあるんでしょうね。

みなさんは、いかが思われますか。

以上、麻生太郎財務大臣が19日の閣議後会見で国民一律給付金を否定したが過去の発言と180度違うことがあまりにも無責任と非難轟々、でした。

この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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