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10分のゴロ寝で10年長生きできる!(瓜田純久著、扶桑社)は、健康の要の腸が快適に動く秘訣はゴロゴロするのが一番

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『10分のゴロ寝で10年長生きできる!』(瓜田純久著、扶桑社)は、健康の要の腸が快適に動く秘訣はゴロゴロするのが一番といいます

『10分のゴロ寝で10年長生きできる!』(瓜田純久著、扶桑社)は、健康の要の腸が快適に動く秘訣はゴロゴロするのが一番といいます。その一方で、ビタミンや食物繊維が含まれ健康食の代名詞のようにいわれる野菜の摂取には注意を促しています。

『10分のゴロ寝で10年長生きできる!』(瓜田純久著、扶桑社)という書籍が話題になっているようですね。

この本によると、1日10分、うつぶせになってゴロ寝するだけで腸が劇的に若返り、健康長寿を叶える新しい健康法だそうです。

ただし、この本の内容は科学的根拠が不十分であるという指摘もあります。

たしかに、厳しい査読をクリアした権威ある医学雑誌に掲載されたという話を聞きません。

ということを踏まえた上で、以下をご覧いただけると幸甚です。

「10分のゴロ寝」が健康の秘訣

『10分のゴロ寝で10年長生きできる!』(瓜田純久著、扶桑社)を読みました。

「腸内ガスが寿命を縮めている」というのが本書の主張です。

腸には人間の体全体の60~70%の免疫細胞があり、また幸せホルモンのセロトニンを産生する、重要な役割をしている器官。

その腸が快適に動く秘訣はゴロゴロすることというのです。

腸は、食べ物の栄養を吸収しながら、一方で病原体を排除するという相反する仕事を、瞬時に行っています。

その腸が本来の働きをしなければ、人間は健康を害しやすい。

というのは最近の健康情報でよくいわれることですが、本書で特に注目したいのは、タイトル通り、

  1. 「10分のゴロ寝」を勧める健康法であること
  2. 健康食の代名詞のようにいわれる、野菜の摂取に注意を喚起

していることです。

なぜ、ごろ寝が健康法になるのか

普通、健康法というと、何を食べろ、運動しろ、という話になります。

「ゴロ寝」は禁忌とまではいいませんが、「怠ける」というイメージから、わざわざ推奨しません。

ところが、本書第3章によると、ゴロゴロすることによって、腸の中のガスや内容物はスムーズに動いていき、腸内の不要なガスが抜けることで、腸の繊毛運動が促されるといいます。

そこで、「ゴロ寝」を習慣づければ、ガスが溜まりにくい腸となり、腸内に厄介なガスがなくなれば、便秘も予防できるとしています。

ところで、オナラをするときに、椅子から少しを尻を浮かせて出したことはありませんか?現代のライフスタイルではお尻が上を向くことはほとんどありません。デスクワークをしていると、同じ姿勢で長時間座っているため、便は下向きにカープのきつい腸管にとどまり、ガスは上向きにカーブのきつい左上腹部、脾臓の屈曲部に溜まることが多くなります。このガスをスムーズに動かすためには、やはりゴロゴロすることが有効です。

そして、次のページからは、どうゴロゴロすれば、お腹に溜まったガスがすっきり抜けるかが図解で書かれています。

これは、素晴らしい健康法ですね。

やれ、1万歩歩けとか、立つ時間を長くしろとか、健康法は長続きしにくいものが多かったように思いますが、ごろ寝なら、怠け者にもできる健康法です。

本書には、思い当たることがありました。

私は、いわゆる「ねじれ腸」に陥ることがあります。

左大腸部が、凝ったような張った様な不思議な感覚になることが若い頃からよくあるのです。

それは、本書によると、「上向きにカーブのきつい左上腹部、脾臓の屈曲部に溜まる」という状態ではないかと思いました。

野菜の食物繊維が災いすることもある

一方、野菜の摂取にはなぜ懐疑的なのか。

野菜は、ビタミンとミネラルと食物繊維が含まれているから、ダイエットにいい、肉とバランスよく食べよう、という話になりがちです。

もちろんそれは否定はしていませんが、本書では、野菜を摂取することによるガスの発生という弊害がポイントになっています。

野菜や根菜など、食物繊維を含む食材は、消化に時間がかかるため、便量を増やします。

それは、便秘の予防としては効果的です。

ただし、ひとたび便秘になってしまうと、もともと便が溜まっている状態に、さらに便料を増やすことで、便が貯留する原因となります。滞留便はガスを産生。つまり、逆効果というわけです。

食材には、得てしてこういうことってありますよね。

予防にはいいけれど、なってしまったら、一転して逆効果になるというケースです。

本書は、全5章で構成されていますが、第1章は、なぜ腸が健康と深い関係があるかの解説。第2章は、腸の健康チェック。第3章は上記のように「ゴロ寝」の話。

第4章は腸を元気にする生活習慣。たとえば、食前食後の歯磨きは腸内ガスを減らす、などが書かれています。

そして、第5章は、腸内細菌を活発にする食生活についての指南です。

詳細は本書をご覧ください。

著者の病院とのつながり

著者が勤務するのは、東邦大学医療センター大森病院総合診療科。

余談ですが、私は2006年、胃の調子が最悪でこの病院でいろいろ検査しました。

結果は異常なし。

原因は、毎日夜食に、茶碗一つ大のおにぎりを4つ食べていたことでした(汗)

おにぎり

2011年には火災を経験。

妻子が別々の救急病院に搬送されましたが、次男がこの病院に入りました。

その2年後、次男がケガをして救急で再びお世話になりましたが、担当の違う医師なのに、「重篤な救急患者」として次男を覚えていました。

様々な患者がいるはずの大学病院で、2年たっても担当医でない医師までが覚えているほど、次男は有名人でした。

それほどの大事故だったんですね。

健康には気をつけたいと思いますが、何かあったら悪い御縁ではなさそうなこの病院のことを頭に入れておきたいと思います。

以上、『10分のゴロ寝で10年長生きできる!』(瓜田純久著、扶桑社)は、健康の要の腸が快適に動く秘訣はゴロゴロするのが一番といいます、でした。

10分のゴロ寝で10年長生きできる! - 瓜田 純久
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この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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