「店員へのタメ口」やネット用語は恋愛対象外にも、言葉遣いの悪さを感じる瞬間4選というアンケート調査が話題になりましたが、それについて一言しておきたいとおもいます。言葉遣いの悪さが第一印象を下げるばかりでなく恋愛関係もマイナスというのです。
「店員へのタメ口」問題の出典はこちらです。
>「言葉遣いは人格を表す」といわれるとおり、あまりにも乱れた言葉を喋る人は第一印象が悪くなり、評価を下げてしまうことがある。
>それは恋愛関係でも同様で、汚い言葉遣いをする人を対象外となることもあるらしい。
と書かれています。
「店員へのタメ口」は私としてはまずないですね。
私は対外的には相手が自分より年下でも「さん」付けしますし、あだ名では呼びませんから。
ただ、それがいいかどうかはわかりません。
というよりもしかしたらふさわしくないこともあるかもしれないという気持ちは持っています。
元同級生にそれをやると、他人行儀だからバカにしているといわれたことがあります。
私に言わせれば、何十年も会っていなければ名前を知っているだけのほぼ初対面だから当然だろうと思いますが、それはあくまで私の価値観で、先方の価値観もありますから。
同様に、「汚い言葉」の定義や範囲にもよりますが、体罰と同じで名誉毀損や侮辱に値するものはお互いの価値観以前に問答無用に容認できません。
ですから「バカヤロー」は文脈関係無しで使いません。
そうでなければ、あとは当事者の価値観が折り合うならいいのではないかとおもいます。
望ましくない表現にも、相当の理由や心境が反映しているのでしょうし、個人的な話の相手に詩人や作家のようなレトリックを求めるのはちょっとどうかなとおもいます。
ネットスラングは使っているかもしれません。
自分で積極的に使おうとは思っていませんが、ネットのコンテンツを読んでいるうちに刷り込まれてしまうことはあるとおもいます。
妻が「半端ない」という表現を使ったときは、注意はしませんでしたが嫌でしたね。
「お前」はそんなにイケない言葉なの?
「ビジネスの場で若者言葉」は、ネットスラングと重なるものがあると思いますが、少なくとも使おうとは思わないですね。使う使わない以前に「知らない」言葉が多いと思いますし。
「攻撃的な言葉」は使い方にもよりますが「お前」は禁忌にはしていません。
「お前」「あなた」「あんた」「固有名詞」の使い分けはありえます。
恋人だろうが、初対面の商談だろうが、絶交の申し渡しだろうが愛の告白だろうが全部同じ語彙でというのも変ですしね。
だいたい、言葉遣いがどうこう言ってる「30代」とやらが、どれほど立派な口がきけるんだとおもいますが。
私はそのアンケートは、悪い言葉遣いというより、もともと批判や反論など議論や口喧嘩などに弱い人間の自己防御や牽制の類を勘ぐりました。
言葉づかいが悪いのはいけませんが、その指摘にも裏があるのではないか、ということです。
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