水道橋博士が、金曜レギュラーを務める番組を休演。所属事務所は「過労、蓄積疲労で、落ち着くまで仕事を休ませていただく。倒れたとかそういうことではない」としていますが、以前から健康オタクを自称し疑似科学な健康情報を推奨していたはずです。
水道橋博士のツイッターは頻繁に更新されていたのですが、それが数日間更新されておらず心配する声が上がっていたといいます。
しかし、Web掲示板を見ると、心配している書き込みは全くありませんね。
お笑いだから洒落でいじるというより、やはりこれは本人が不明を恥じるところでしょうか。
巷間の健康法イケイケドンドンの水道橋博士の健康論『博士の異常な健康』(アスペクト)には、あとになってずいぶん問題が出てきましたが、水道橋博士はなんの責任もとっていません。
たとえば、水道橋博士は、レーシックを推奨。
唐沢俊一氏との対談でも、「近視矯正手術に対しては、これだけ安全なのにも関わらず定期的に叩き記事みたいなものが出てきます」とふり、「医学的見地からの警笛というより、業界的な圧力という色合いが強いんじゃないのかな。メガネ業界が大打撃を受けるじゃないですか、ものの10分の手術で半永久的に近視が治るんであれば……」などとマスコミの慎重な報道を批判しています(http://www.aspect.co.jp/hakase/02.html)。
しかし、レーシックによる事故が多発しています。
水道橋博士は、そのリスクや不向きな場合などもきちんと示すべきでありました。
バイオラバーをあれほど推奨していたはずなのに
もっとひどいのは、バイオラバーなる疑似科学の「抗がん」素材。
大阪のゴム素材メーカー・山本化学工業が製造するバイオラバーの販売業者に対して、「販売行為は薬事法に違反する恐れがある」と「朝日新聞」(2009年10月20日付)に指摘されました。
「がん治療効果がある」などと説明して販売していたことが問題になったのです。
バイオラバーというのは、ベスト型やハンカチ型、毛布型などのゴム素材です。
水道橋博士の本によると、それは、身につけたりこすったりすることで、がんだけでなく電磁波被害も予防できると断言していました。
水道橋博士の本では、わざわざ水道橋博士が山本化学工業まで訪ねていって社長をインタビュー。
事実上のペイドパブ記事を堂々と掲載していました。
水道橋博士の本が本当なら、バイオラバーで疲労ぐらい解消できるのではないでしょうか。
以上、水道橋博士が「過労、蓄積疲労」で番組を休むと発表しましたが健康オタクを自称していたのではないかと疑問視される件、でした。
ちなみに、水道橋博士の健康論『博士の異常な健康』を徹底的に批判しているのは、『健康情報・本当の話』(草野直樹著、楽工社)です。
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