会社の忘年会で、元社員の男性が社長に煮えた鍋の中に頭を押さえ付けられて顔をやけどしたという話で持ちきりですが、男性の記者会見で、その社長が特定され会社名とともに実名が明らかに。しかし、それは会見前に名指しされた女性社長とは別人でした。
21日発売の『週刊新潮』が報じた、芸能プロダクション社長が従業員の顔を煮えた鍋の中に押さえ付けた件について、被害者の男性が22日に会見を行いました。
宴席で「面白いことをやれ」と社長に言われ、「出来ない」と男性が答えると苦手な柑橘系の酒をピッチャーで一気飲みするよう強要。
さらに、社長は男性の首を掴んで、沸騰しているしゃぶしゃぶの鍋に2度にわたって顔を押し込んだというものです。
そして、報道機関の一部は、その会社名を特定して明らかにしています。
この件については、以前から話題になっていたので、当然ネットでは盛り上がるわけですが、つい数時間前までは、別の女性を、ツイッターで勝手に犯人扱いして盛り上がり、それをトレンドアフィリブログが後追いしていました。
疑われた理由は、その女性社長の会社が、噂された渋谷区であるということと、サイトを閉鎖したからというもの。
サイトを閉鎖した理由が、今回の件かどうかわからないのに、勝手にそう意味づけているわけです。
いったいこいつらは、スマイリーキクチ事件をどう考えているのでしょうか。
悪を憎む自分に酔いしれ残虐行為に心の何処かで憧れる
『突然、僕は殺人犯にされた』(スマイリーキクチ著、竹書房)によると、タレントのスマイリーキクチが、自分のブログや2ちゃんねるなどで、10年間にわたって脅迫や誹謗中傷を受けたことを打ち明けています。
スマイリーキクチが、足立区出身の不良であったというだけで、日本を震撼させた凶悪殺人事件の実行犯であると決めつけられた誹謗中傷、もしくは実力行使するかのような脅迫を10年にわたって、ネットの匿名書き込みによって受け続けたそうです。
スマイリーキクチは、その背景として、日本を震撼させた凶悪殺人事件に異様なこだわりを持った人間がいることをあげています。
それは、被害者を思うからではなく、悪を憎む自分に酔いしれたり、その残虐行為に心の何処かで憧れているような連中だそうです。
さて、今回はどうでしょう。
騒いでいる連中は、ナベに顔を突っ込まされた男性のことを心配しているのでしょうか。
そうではなく、真実は何でもいいから、とにかく叩きたいと思っているだけではないでしょうか。
結論
今回の被害男性は、傷害容疑で社長を警視庁渋谷署に刑事告訴し、損害賠償を求めて提訴するのは当然として、言いがかりをつけられた女性社長は、彼女を名指ししたトレンドブログ、Web掲示板の書き込み主をもれなく告訴したら良いと思います。
マスゴミなどと罵っていい気になっていないで、オノレのゴミぶりを自覚してほしいものです。
以上、ネット民が煮えた鍋の中に頭を押さえ付けられた話で無関係な女性を犯人扱いし何の反省もせず「真犯人」を叩いている件、でした。
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