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『子供の運転について』という動画が公開され炎上していますが昨今あれだけ不適切動画が問題になっているのに残念です

『子供の運転について』という動画が公開され炎上しています。『みんなで考えてください 心の中で考えた人はRTよろしくお願いします。 子供の運転について』という動画付きのツイートが話題になっています。不適切動画が問題になっているのに残念です。

不適切動画のたぐい

画面を見る限り、どこかの店(ファミレストランか)の駐車場のようですね。

公道ではないからいいという理屈でしょうか。

ただし、私有地ではありません。

ここから間違って店舗に突っ込めば事故になりますし、その責任は免れません。

げんに、駐車場を横切る人も映っているではありませんか。

しかも、わざわざそれを撮影してネットに公開するというのは、いったいどういうことなんでしょう。

昨今、飲食店のバイトがさかんに行っている『不適切動画』のたぐいということでしょうか。


この投稿によって、撮影者や子どもが特定されたら、大変なことになります。

撮影して公開した大人は自業自得ですが、お子さんはどうなんでしょうか。

お子さんの意図や自覚のないところで、お子さんを主役とした、こんな動画を撮ることは全く呆れるばかりです。

お子さんに「運転してもいいんだよ」と間違ったことを教えていることにもなりますし、ネットで知れれば、大人がやったことなのに、“主役”としてその一味になってしまうのです。

ネットは当然大炎上です。

>ゲームセンターじゃないよ?? 変に興味が湧いたらと思うと 大人として教えなくて行けない事では??

>絶対ダメ。 常識がない。

>これは……子供が可哀想だな 両親がこんなのだから

>オイオイオイオイ、待て待て待て待て。免許持ってない子供に運転させないでよ。事故が起きた時、子供に責任負わせちゃうじゃん。

>この子、中学生位になってアクセルペダルに足が届く年頃になると今度は親の目盗んで運転し始めるかもよ。

コメント群は、いちいちもっともですね。

どうして不適切動画をやめられないのか

今回に限らず、不適切動画は許されるものではありません。

なぜああいうことをするのか、そしてそもそもどうしてネットに公開する必要があるのでしょうか。

承認欲求はあるでしょう。

これまでの不適切動画は、別名バイトテロともいわれている通り、管理も待遇もきちんとされていない環境で、世間知らずの若者が、ちょっとふざけたというものだとおもいます。

それを「けしからんなあ」と批判している大人が、エスカレートしてもっと危険なことをしてしまったのが今回の動画です。

残念ながら、人間には、いったんそのことをしてしまうと、「目立ちたい」「面白いことをしたい」といった衝動に不可逆的にエスカレートしたり、いくら社会的問題になって「やめよう」といわれていもやってしまう「タチの悪い性根」が一定の割合でうごめいたりすることはあります。

思うに、ネット投稿が、あまりにも簡単にでき、しかしそれが不特定多数の目にさらされる、芸能人のような影響力を一般の人が持ててしまった、というのがその最大の理由だと思います。

たとえば、インスタグラムで仲間内のコミニュケーションで使っている媒体が、一方では、全世界で「いいね」を付ける人がいる、ということの区別がなかなかつなかないのかもしれません。

仲間内感覚で、ちょっと驚かせてやろう、笑わせてやろう、といういたずら心(に過ぎないつもり)が、全世界を不相手にした発信になっている、というギャップがあるのではないでしょうか。

今更ですが、ネットは使い方を間違えるととんでもないことになります。

別に不適切動画に限りません。

通常の、ブログやFacebookの投稿にしても、何気なくアップした「近所の美味しい店」や「自宅の庭」をちらっと紹介しただけで、個人情報丸裸にされてしまうかもしれないとは、多くの人は思っていないでしょう。

気をつけたいものです。

冒頭の画像はイメージです
Photo by Tamara Bellis on Unsplash


ネットリンチ 悪意の凝縮 (『「電脳マジョガリ」狩り』改題) (中公文庫)

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