たい焼きのあんこはしっぽまで入るべきか。避けて通ることができない、だけど政局や為替相場にはたぶん影響のない（笑）問題です。鯛焼きがある限り永遠のテーマかもしれません。あんこ第一主義か生地の美味しさ重視主義か。今日はその話を書きます。
あんこはしっぽまで入るべきか否か
たい焼きのあんこ論争。
食べ物の好みとしてはやはり永遠のテーマとされる一つです。
あんこは目一杯詰まっている方が良いのか、生地だけの部分があったほうが良いのか。
ミルトークの場合
「しっぽの先まで餡ぎっしりたい焼きと しっぽの皮が美味しく感じられるたい焼き、どちらが好きですか？」という質問に、なんと100回答ついています。
数えたところ
- 尻尾まで派……42件
- 尻尾は生地派……56件
- どちらでもいい、どちらともいえない……2件
という結果でした。
多少差が付きましたね。
でもこれはまた競っている方で、他の質問サイトはもっと差が開きました。
okwaveの場合
okwaveでは以下のアンケート質問に、大いに盛り上がりました。
こういう質問です。
たい焼きのあんこはしっぽ（尾）まで入っているのが好き
それとも、
「いや～あんこは多くてもね、しっぽ（尾）は生地の味を味わいたいね～」
でしょうか？
回答は締め切られており、総回答数32。その結果は……
- 尻尾まで派……9件
- 尻尾は生地派……19件
- どちらでもいい、どちらともいえない……4件
もっと拮抗すると思いましたが、意外と差がつきました。
「尻尾は生地派」は、甘いだけで終わらずに、生地のおいしさを味わうところが欲しい、という回答が多かったですね。
- 「泳げたい焼き君」で云ってるでしょ お腹のあんこが重いけど‥って、つまり内臓を意味してる訳です。だから、尻尾まで、あんこがあるのは、邪道という事ですね。
- しっとりモチッと時々カリカリな生地を味わってなんぼの鯛焼きですから。
- しっぽにまであんこが入っていると「余計なお世話ぢゃあ～！」と思いながら食べております。
- 私は生地のもっちり感が大好きです！
- 生地が食べたいがために途中で鯛焼きを押してあんこを絞り出して先に食べ、後から生地の部分を味わいます。
- 尻尾までアンコが入っていない物は昔かたぎの職人さんです。
- その昔、汚れた手でも食べられるよう、つまんだ尻尾の部分は捨てていたそうです。
一方、「尻尾まで派」の理由は、ほとんどが「しっぽまであったほうが得した気分（ないと損した気分）」と回答しています。
Yahoo!知恵袋の場合
いつものように、Yahoo!知恵袋における同種の質問で、もっとも回答数の多いもので確認してみました。
「たい焼きのしっぽに餡子がぎっしり詰まっていたら嬉しいですか？それともがっかりですか？」という質問について、有効回答が14回答ついています。
嬉しい派の回答
- 嬉しすぎですー～ーー
- 個人的には嬉しいですね。
- 私は好きですね。ちょっと嬉しくなります
- ものすごく、嬉しいです。
- どっちかといったら嬉しい
全部で5票でした。
一方、「がっかり」派は……
- お腹に餡がぎっしりなのは嬉しいですが、尻尾は皮がメインなので遠慮してほしいです。
- 過ぎたるは及ばざるが如し・・・ですね！私も尻尾でお口直ししたい派です
- 微妙ですね。あまり具が多すぎても嫌なんです。
- 尻尾に餡は要らないなぁ。
- しっぽは餡無しでお願いします。
- 皮も好きなのでない方が嬉しいです。
- がっかりまではいきませんが、尻尾にはあまり餡が詰まっていない方が好きですね。
- 皮の味も好きだしみっちり餡子だと甘すぎるのでしっぽには入ってないほうが好きです。
- 口直し的に最後に食べるから 隅っこの隅っこまでぎっしりだとちょっと嫌かも
と、全部で10票入っています。
知恵袋でもう一つ見ていきます。
「たい焼きでお腹だけあんこか尻尾まであんこかあなたはどっち派？」
お腹だけ派の回答
- おなかだけがいいです。しっぽのカリカリしたところを味わえるから。
- おなかだけがいいです。甘いとこと生地のさっぱりしたとこの両方味わえるから。
尻尾まであんこ派の回答
- そりゃぁ、尻尾まで餡あった方が良いですね。
- しっぽまであんこ派です！
ということで、こちらは2対2でした。
つまり、こちらも、たい焼きのあんこはしっぽまでは要らない、ということですね。
やはり「しっぽは皮」なのか
この論争で気づいたことは、あんこ論争というのは、鯛焼きの中のあんこの量自体の論争ではないんですよね。
つまり、皮のおいしさを楽しめるのかどうか、ということです。
身のところにあんこをたくさん入れていたら、尻尾のところにあんこがなくても十分なあんこの量は入れることができますから。
ですから、しっぽにあんこがあるかないかで得か損か、という考えに至るのは、実は少なくともその点において正しくはないんですね。
ということは、「尻尾まで派」の根拠は合理的ではないことになってしまうわけです。
どうもこの論争、数だけでなく内容的にも「尻尾は生地派」に軍配を上げるべきかもしれません。
でも私個人は、ギリギリまであんこでもそれはそれでいいんですけどね。すみません、まぜっかえしてしまって。
「尻尾まで派」が巻き返せるような画期的な見解、お持ちの方いらっしゃいますか。
以上、たい焼きのあんこはしっぽまで入るべきか。避けて通ることができない、だけど政局や為替相場にはたぶん影響のない（笑）問題、でした。