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アラビヤン焼そば(サンヨー食品)は1967年4月に発売のインスタント焼きそばでややスパイシーなソース味が根強い人気

アラビヤン焼そば(サンヨー食品)を焼いてみました。1967年4月に発売されたインスタント焼きそばで、現在は限定的な発売にとどまっていますが、ややスパイシーなソース味は変わらず、プレーンでもお好みの具材を加えてもおいしく召し上がれます。

アラビヤン焼そばとはなんだ

アラビヤン焼きそば(サンヨー食品)は、1967年4月に発売されたインスタント焼きそばです。

サンヨー食品は、ご存知、サッポロ一番のメーカーです。

アラビヤン焼ばという商品名をはっきり覚えているのは60代以上でしょうか。

売れっ子俳優だった砂塚秀夫が、焼きそばをもってにっこり笑っているだけのCMがありましたが、なぜか2回繰り返し流れた記憶があります。

そして、内容も詩による商品名連呼でした。

当時は、そのようにして視聴者に刷り込もうとするCMの手法だったんでしょう。

こんな歌でした。

焼きそばだったら アラビヤン
焼きそばだったら アラビヤン
焼きそばだったら アラビヤン
アラビヤン焼きそーば

要するに、「アラビヤン焼そば」しか言っていないのです。

その後、「そーだよ、そーだよ、ソースだよ。うまい焼きそば、ソースだよ」というCMのサッポロ一番ソース焼きそばがサンヨー食品からリリースされ、それはアラビヤン焼そばの後継商品であるかのように、アラビヤンの方は店頭からフェードアウトしました。

サンヨー食品では、『サッポロ一番塩ラーメン』が発売されて、それまでの主力商品だった『長崎タンメン』がフェードアウトしたことがあるので、それと同じだと思いました。。

ところが、21世紀のこんにち、地域限定で細々と販売されていたのです。

『Excite Bit コネタ』によると、サンヨー食品では4番目に古い商品で、かつては全国販売していたのが、千葉限定になったとか。

魔法のようにおいしい!? 千葉限定の「アラビヤン焼そば」 (2004年9月29日) - エキサイトニュース
北海道のご当地フード「ホンコンやきそば」に続き、ナゾのご当地焼きそばを発見!サンヨー食品のインスタント袋めん「アラビヤン焼そば」である。サッポロ一番の姉妹品だが、どういうわけか千葉の一部でしか買えない...

意図的に千葉にしぼったるわけではなく、採算がとれるほどの需要がなく、自然に「千葉限定」になったようです。

「限定」と決めたわけではないので、まれに、千葉以外のスーパーに卸される場合もあるようです。

私は、激安スーパーのオーケーストアというところで、アラビヤン焼そばを見つけました。

パッケージには「不思議な位おいしくできます」と書かれているので、当時の味を思い出すべく、さっそく作って食べてみました。

アラビヤン焼そばを作って食べる

ではさっそく作ってみます。

フライパンと水で作るインスタント焼きそば

まずは、フライパンに2カップ(400ml)の水を入れて沸騰させます。

焼きそばと言っても、自分で脂を用意する必要はありません。

すでに脂のついて状態で揚げて乾燥させているからです。

沸騰したら麺を入れ1分後に麺を裏返し、さらに1分置いてから全体をほぐします。

片方だけをつけておくと、片面がほぐれないので、ひっくり返しは必須です。

どのくらいの火だと何分で、というのは、最初はむずかしいかもしれませんが、パッケージ後面の「作り方」に沿って作りながら判断しましょう。

麺がほぐれて水気がなくなった頃、粉末状のソースを入れてかき混ぜます

麺がほぐれたら、しばらく炒めて水を飛ばします。

そして、粉末ソースを入れて引き続き炒めます。

粉末ソースの原材料は、糖類、食塩、粉末ソース、香辛料、粉末酢、植物油脂です。

炒め終わったら皿に開けて青のりをふりかけます

1人前の盛りは意外とあります。

腹持ちもいいですよ。

自分で油を使っていないので、さめると麺の離れが悪くなったかなという気もしました。

その意味では、むしろ油を使ったほうがいいかもしれません。

ソースがちょっとぴりっとして、袋入り即席麺としては及第点がつけられます。

すばらしいですね。

「確たることは言えませんが、パッケージにある『不思議な位おいしく出来ます』のコピーから、不思議な位→魔法のように→アラジンというイメージの延長で、そうなったんじゃないかと言われてます」(前出の『Excite Bit コネタ』でサンヨー食品)

栄養成分と原材料

アラビヤン焼そばの栄養成分は、カロリー476kcal、たんぱく質9.2g、脂質20.9g、炭水化物62.7g、ナトリウム 1200mg、食塩相当量3.0g、カルシウム207mg、ビタミンB10.33mg、ビタミンB20.58mg です。

アラビヤン焼そばの原材料は、油揚げめん(小麦粉、ラード、植物油脂、食塩、糖類)、糖類、食塩、粉末ソース、香辛料、粉末酢、青のり、植物油脂、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、酸味料、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に大豆、豚肉を含む)などとなっています。

アラビヤン焼そばのまとめ

レビューによっては、アラビヤン焼そばの作り方のコツが書かれているものがあります。

たとえば、小さめのフライパンで湯を沸かすと麺が半分位しか浸らないので、弱火で30秒~1分に一度ひっくり返すと2分少々で解けてくるとか、麺をゆでる時、一緒に具材を煮ておくと豪華になるとか。

カップ焼きそばのように、お湯を入れるだけでなく、生麺を炒めるのとも違う、油で揚げた「乾麺」なので、慣れない人は戸惑いがあるかもしれません。

お好み焼きのように、具材の自由度は高いと思います。

同じ会社から出ている『サッポロ一番ソースやきそば』と競合しそうですが、味で棲み分けられています。

アラビヤン焼そばの方が、よりスパイシーなのです。

以上、アラビヤン焼そば(サンヨー食品)は1967年4月に発売のインスタント焼きそばでややスパイシーなソース味が根強い人気、でした。


サンヨー アラビヤン焼そば 5食P×6個

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