free web hit counter

血液型性格判断が人に受け入れられているのはたとえば人気漫画サザエさん一家まで「判断」するなどの親しみがあるからかも

血液型性格判断が人に受け入れられているのはたとえば人気漫画サザエさん一家まで「判断」するなどの親しみがあるからかも

血液型性格判断は、芸能人や政治家の血液型から後付けで性格や相性を当てはめている疑似科学であることはすでに述べました。それでも人に受け入れられているのは、たとえば人気漫画サザエさん一家まで「判断」するなどの親しみがあるからかもしれません。

アニメ初期の『サザエさん』は今と全く違います

サザエさんが、その初期の放送分をAmazonプライムで配信して話題になっています。

どう話題かというと、今の『サザエさん』とはあまりに違うから。

原作はどうだったかというと、この初期のアニメほどではないかもしれませんが、ナンセンスとしての要素は備わっていたと思います。

つまり、国民的アニメ番組とされる『サザエさん』一家のキャラクターや文化は、かなり変化しているということです。

このことを念頭においた上で、以下をご高覧ください。

ツッコミどころ満載の血液型性格判断

血液型性格判断が、能見正比古・俊賢氏や鈴木芳正氏らの手法で、普及したのが1970年代からというのはこれまでにも書いたとおりです。

これが「普及」して、1984年1月にはアサヒビールが、全国の男女1464人に「個別面接」で「血液型別飲酒実験調査」を行っています。

面接で「わかった」とする血液型別の性格は、自分の雰囲気を大切に、気配りもソツなく(A型)、ざっくばらんにマイペース(B型)、オープンな付き合いで、和気あいあい(O型)、人当たりの良さとクールな面を合わせ持つ(AB型)といいます。

さらに「血液型と相性」では、「どの血液型も同じ血液型の人を飲み友達として選ぶ傾向が強い」「A型とB型の相性は良くない」「B型とAB型の相性は良くない」などとしていますが、現在その血液型で夫婦であったり、交際中であったりする人はどう思うでしょうか。

それにしても、相変わらずツッコミどころ満載です。

たとえば、「気配りもソツな」い人(A型)と「ざっくばらん」な人(B型)が「相性は良くない」のなら、「気配り」ができていない、「ざっくばらん」ではないということではないでしょうか。

「ソツな」い人が、なぜ「ざっくばらん」な人とうまくやれないのか。

だったら、どういう人ならいいんでしょうね。

「サザエさんちの血液型」なる研究論文

1985年、日本グループダイナミックス学会は、弘前大の林春男助教授が「サザエさんちの血液型」なる研究論文を発表しています。

大学生80名に、「漫画サザエさんのイソノ家の人たちは、どんな血液型と想像できるか」をたずね、その結果をまとめたものだそうです。

「想像」をもとにしているところからして、もう科学論文ではないですね。

ただのアンケート調査に過ぎないではないですか。

まあそれはともかく、その「想像」によると、サザエと弟のカツオがB型、夫のマスオ、妹のワカメ、母親の舟がA型、父親波平、子のタラちゃんがO型だったそうです。

架空の人物に、いかなる根拠による「想像」なのでしょうか。

学生たちは、A型が「まじめ」、O型が「おおらか」、B型が「明るい」、AB型が「かしこい」という前提で血液型を判断したそうです。

あの『磯野家の謎』でも解き明かさなかったテーマに取り組んでいるわけです。

しかし、上にもあるように、初期のアニメでは、ワカメが「あたい」などと自分を呼んだり、フネが刃物を振り回したりしています。

しょせん、大学生80名の「想像」は、『サザエさん』が国民的アニメになってから修正されたキャラクターの、印象を述べているに過ぎません。

血液型性格判断の根本的な矛盾

だいたい、「明るい」や「おおらか」といった性格は、どこで線引きを行うのでしょうか。

そういう分け方なら、「明る」くてなおかつ「かしこい」人の分類ができません。

血液型性格判断のいい加減さにもほとほと困ったものです。

以上、血液型性格判断はサザエさん一家まで勝手に判断しています、血液型性格判断が人に受け入れられているのはたとえば人気漫画サザエさん一家まで「判断」するなどの親しみがあるからかも、でした。

血液型性格判断のウソ・ホント (講座・超常現象を科学する)
血液型性格判断のウソ・ホント (講座・超常現象を科学する)
草野直樹著

コメント

タイトルとURLをコピーしました