小向美奈子が話題になり続けている。「小向美奈子ストリップ出演」(産経ニュース)、「小向美奈子が深夜の電撃出演!見せたセクシー生着替え」(09年8月5日 スポニチ)「小向美奈子容疑者:覚醒剤譲り受けで逮捕状 」(11年2月8日 毎日新聞)、「タレント小向美奈子さん釈放 覚せい剤購入『証拠ない』」(同日付、共同通信)、「小向美奈子、24日フィリピンへ…永住権申請」(デイリースポーツ)、「小向美奈子豊満黒服 鬼六さん告別式参列」(11年5月16日) 。
要するに、アイドル的グラドルだった小向美奈子がストリップに出演するなど「転落」しているのが面白くてしかないという趣だ。

そのストリップ関連で、10年前にはこんなことがあった。

2001年6月5日、劇団四季は、「渋谷道頓堀劇場」が同劇団の代表的ミュージカル「キャッツ」を模倣したショー「ザ・キャット」を上演したとして、東京地裁に仮処分申請を起こしている。

「渋谷道頓堀劇場」は女優・清水ひとみが代表を務めるストリップ劇場。「ザ・キャット」は登場するキャラクターが「キャッツ」を模倣しているばかりか、楽曲までも「キャッツ」と同じであるとして、四季側では類似タイトルやシーンの使用禁止などを求めたものだ。

これに対し、清水ひとみ側では16日からショーのタイトルを「のら猫物語」に変更。内容も一部削除し、上演時間が短くなった分、引退した清水ひとみのショーを復活させることにした。

「渋谷道頓堀劇場」の開業は1970年。清水ひとみや愛染恭子をはじめとするストリッパーのほか、杉兵助、レオナルド熊、ゆーとぴあ、コント山口君と竹田君、コント赤信号、中村有志、ダチョウ倶楽部の肥後克広、楠美津香などのコメディアンも輩出した歴史ある劇場だ。

1995年地主の土地売却により閉館するも、劇場側がビルを買い取ることで2001年6月に再開された。そのこけら落とし公演が「ザ・キャット」だった。

再スタートを飾るはずの公演が仮処分申請とは、とんだミソをつけたものだ。もっとも、それで話題となればこれ以上の宣伝はないといってもいいのかもしれない。

小向美奈子写真集 『花と蛇 3』

小向美奈子写真集 『花と蛇 3』

  • 作者: 橋本 雅司
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2010/07/01
  • メディア: 大型本