10月30日は「たまごかけごはんの日」。2005年10月30日に島根県雲南市で「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」開催に由来

10月30日は「たまごかけごはんの日」。2005年10月30日に島根県雲南市で「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」開催に由来

10月30日は「たまごかけごはんの日」です。 2005年10月30日に島根県雲南市で「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」が開催されたことに由来しているそうです(GoogleAI)。日本ならではの食文化ですが、最近はアルファベットでTKGなどとも呼ばれています。

たまごかけごはんの歴史

江戸時代以前、鶏は紀元前100年頃に朝鮮半島から日本へ伝わりましたが、仏教の影響で肉食が忌避され、鶏卵もなかなか食用にならなかったそうです。 日本たまごかけごはん研究所

江戸時代になると卵売りが街を売り歩くようになりますが、まだ高価で「薬」扱いでした。

ただし、ご飯+卵の原型はすでに文献に登場します。

1805年の料理書『素人庖丁』には、炊いたご飯に溶き卵をかけて蒸し、薬味と醤油を添える「玉子飯」が記載され、1838年の小城鍋島藩『御次日記』には客人向けの献立として「御丼、生卵」と記されていたそうです。 日本たまごかけごはん研究所

明治時代が「現代型TKG」の起点です。

日本で初めて卵かけごはんを食べた人物として名前が挙がるのが岸田吟香(1833~1905) ― 日本初の従軍記者であり、実業家・教育家でもあった人です。1877年頃の記録が残り、朝食に食べて周囲にも勧めていたとか。1927年発行の雑誌『彗星 江戸生活研究』によれば、元祖の味付けはご飯+生卵+焼き塩+唐辛子で、「鶏卵和(けいらんあえ)」と呼ばれていました。 日本たまごかけごはん研究所

醤油をかける今の形とはちょっと違うのが面白いですね。

それが、大正・昭和に一気に庶民化します。大正時代に養鶏が本格化し、大正13年頃の卵は1個約7銭、当時のカレーライス1杯と同じ値段という「ぜいたく品」でした。

戦後の食糧難期には「親子3人で1個の卵を分け合ってご飯にかけた」という随筆も残っています。

昭和にアメリカ式の養鶏技術が入って生産量が急増し、昭和45年には日本人1人あたり年間250個以上を消費するまでになりました。 日本たまごかけごはん研究所

平成~令和は”TKGルネサンス”期。2000年代以降、専用醤油が数十社から発売され、専門店が相次いで開店(2006年3月に兵庫県豊岡市の「但熊」、2008年に岡山県美咲町、2009年10月10日には東京・日比谷にも ※2010年5月閉店)。

2019年には「日本たまごかけごはん研究所」が設立され、16通りの作り方をまとめた「TKG Style」や、全国90種類以上のブランド卵を扱う「幻の卵屋さん」などを展開。いまや香港でもブームで、沖縄県産卵を使う専門店『Tamago-En(たまご園)』が5店舗を構え、卵かけご飯が39香港ドル(約526円)で提供されているそうです。Yahoo!ニュース(専門家記事) /wikipedia

生卵、半熟卵、ゆで卵、栄養吸収が良いのはどれ?

卵かけご飯としての食べ方としては、生卵か、温泉卵のような半熟化したものになると思いますが、ではどちらの方が栄養吸収が良いのでしょうか。

ゆで卵も含めて、3つのパターンで比較すると、栄養の消化・吸収率がもっとも高いのは「半熟卵(温泉卵)」です。

Geminiによると、調理法による吸収率や消化時間は以下のように大きく異なります。

半熟卵の吸収効率が良い理由
タンパク質の構造変化
卵白に含まれるタンパク質は、適度に熱が加わることで立体構造がほどけ、消化酵素(ペプシンなど)が作用しやすくなります。固ゆでまでいくとタンパク質の網目構造が凝縮して硬くなり、消化にやや時間がかかります。

ビオチンの吸収阻害(アビジン)を解除
生の卵白に含まれる「アビジン」という成分は、卵黄に豊富な美肌・代謝ビタミン「ビオチン」と結合し、その吸収を邪魔します。加熱によってアビジンが失活するため、ビオチンを無駄なく吸収できます。

ビタミンの残存率
卵に含まれるビタミンB群などの熱に弱い栄養素も、加熱時間が短い半熟であれば損なわれにくく、吸収率と栄養残存のバランスが最も優れています。

ご飯に混ぜるか混ぜないか


以前もご紹介しましたが、卵をそのままごはんにのせて崩しながら少しずつ食べるのか、生卵を一粒一粒絡むほどかき混ぜてから食べるのか、という他愛ない「論争」が、ネットのあちこちで行われています。

要するに、ご飯に混ぜるか混ぜないか、という「議論」です。

もとの記事は、2019年のものですが、「約55%の人が卵かけごはんを混ぜて食べている」というタイトルです。

私は、最近たまごかけごはんはやっていませんが、もしするなら「混ぜる」と「崩す」の中間ですね。

なるべく洗い物(食器)は出さないようにするという結婚前の習慣から、卵は直接ご飯の上に割って落とします。

ただ、そのまま崩するようにしていただくと、黄身と白身が分離したままですし、ごはんにまんべんなくかかりませんから、多少カチャカチャかき混ぜます。

しかし、この元記事の画像にある、メレンゲのような状態になるまで混ぜるほど神経質ではありません。

テキトーなところで切り上げて、ささっと口にします。

元記事には、カレーライスと比較しているくだりがありますが、私はカレーはぐちゃぐちゃには混ぜません。

卵の場合、白身と黄身が別れていて、どちらも崩さないと混ざってご飯に浸透していかないので多少混ぜるのであって、カレーとは事情が違います。

それにしても、

たかが卵かけご飯ぐらい、どうやって食ってもいいだろう……

と思いますよね。

でもまあ、こういうことを考えられる日常こそが、人生としては幸せなのかもしれません。

切羽詰まったことを抱えていたら、こういうことは考えていられませんから。

みなさんは、卵かけご飯は召し上がりますか。

たまごかけごはん完全本 - 日本たまごかけごはん研究所
たまごかけごはん完全本 – 日本たまごかけごはん研究所

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