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白装束のセックス教団をスケプティクスに考える

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白装束のセックス教団というのが話題になっている。『東京スポーツ』(2009年7月28日付)では、白装束に身を包んだ”正しいセックス”を啓蒙し続ける?団体「リトル・ペブル同宿会」が先週末、東北・秋田の湯沢市から上京していたことを報じている。

“目的”はズバリ布教活動だそうだ。

スケプティクスに考える。

2人はひるむことなく愛撫し合う

上京したのは、”正しいセックス”を行っているクララ・ヨゼファ・メネンデスこと阿部由美さん(36)と、オナニー中毒という”罪”を持つコルベ・マリーこと阿部哲朗氏(47)だ。

「セックス教団としてマスコミに紹介されたおかげで問い合わせがたくさん来ています。ならば皆さんに会いに行こう」と由美さんは同紙で上京の目的を明かす。

25日は新宿、26日は横浜を歩いた。

同紙がセックス教団を潜入取材したのは昨年3月だったという。同紙から引用しよう。

ジャン・マリーこと杉浦洋神父(48)と阿部由美さんが白装束を脱ぎ捨て、全裸で絡み合う。

フラッシュがたかれる中、2人はひるむことなく愛撫し合う。

しかし、挿入しない”素股プレー”でフィニッシュ…。セックス教団と呼ばれるのはこの儀式が原因だ。

今回、杉浦神父が同行しなかったので”正しいセックス”はナシ。

しかし、2人がぬいぐるみを抱え、手をつないで歌舞伎町を白装束で歩く姿はインパクト十分で、通行人も目が点だ。

「あれは何ですか? 宗教ですか(選挙にでも出るんですか?」「セックス教団!? ここでするの? しないのか、残念だ」とホストや若い女性も興味津々の様子だった。

「この白装束を着て生活している姿を見てもらうことが目的。それが布教につながる。ジロジロと視線をすごく感じています。選挙には出ませんが」(哲朗氏)と手応えを感じたようだ。

神(仏)の道は、まず人の道から

上京した2日間で入会希望者はぜロだそうだが、「リトル・ペブル同宿会」で検索してみると、信者のサイトなのか、「リトル・ペブル同宿会は大罪人でも許してくれる」と宣伝するブログがいくつかひっかかる。

「大罪」の中身にもよるが、これは宗教に依存する者の嫌なところだ。

信仰は自由だが、「神(仏)の道は、まず人の道から」という考え方をもたないと、様々な信仰の人、また信仰のない人らと「地上」で共存できないだろう。

オウムのような教団がでてくるのは、こんな自分勝手な逃避と甘えの根性も背景にあるに違いない。

信仰があっても「地上」で生きている以上、「大罪人」でも無条件で許してもらおうというのはおかしい。

この暑いさなか、白装束でパフォーマンスをすることは別に「大罪」ではない。

が、別の見方をすれば、そんなパフォーマンスをしなければならないこの教団て何?と懐疑的に見るきっかけにはなるだろう。

カルトからの脱会と回復のための手引き《改訂版》 〈必ず光が見えてくる〉本人・家族・相談者が対話を続けるために
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この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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