スケプティクスな生活の中の理性と非合理

科学者でもオタクでもない普通の人のスケプティクス(懐疑者)な論考です

ジャパンスケプティクス前副会長・運営委員であり、東京唯物論研究会会員であり、大学院は仏教学専攻である草野直樹のブログです。

住民基本台帳は、「くさの」ではなく「かやの」ですからね。

なぜ、そう読めるかがわかる人は、きっと古代文学で卒論を書いた人でしょう。

それはともかくとして、ジャパンスケプティクス役員在任中は、その立ち位置を全く無視され、人格を無視された雑用係と、さも開かれた会であるかを装ったアリバイ要員に利用されてしまいました。

だって、「人はどうしてオカルトに騙されるのか」というテーマを掲げながら、少なくとも私の在任中は、宗教者/宗教学者、手品師、占い師などが1度も役員になったことがないんですよ。

学術会議に入れなかった一部物理学者が、自分の居場所と仕事が欲しかったから、「人はどうしてオカルトに騙されるのか」というテーマを「科学知識の問題」に矮小化して、でも一応アリバイ的に心理学者や中等教育の教員などを役員の頭数に揃えた会でした。

「霊感商法」なんて詐術は、その世界を熟知している人でなければわからないことがあります。

だから、手品師、占い師などを招かない「物理学帝国主義」に疑問を感じましたし、神秘主義と非合理主義の違いを啓蒙するには、哲学者だけでなく宗教学者/宗教者の力を必要としたのになと私は今でも残念に思っています。

まあ、こんなことを書いていると、ジャパンスケプティクスからは、党首公選制を唱えたベテラン党員を除名にした某党のように、「ジャパンスケプティクス前副会長を名乗るな」などと無茶苦茶なクレームが付くかも知れませんね。

いや、あの党は本当にそれをやりましたから。除籍した萩原遼さんに。

それって、自分たちの歴史の過去まで否定することになるんですけどね。

よもや、ジャパンスケプティクスはそのようなことはないと思いますが……。

今はネットが普及して、ブログやYouTubeなどを使って様々な立場の人が発信しているので、私ら一部役員・会員が嫌な思いをした、物理学帝国主義やそれを正しいと信じ込む権威主義などは、滑稽な遺物になってほしいと思う次第です。

ということで、そんな私の立場から、スケプティクス(懐疑主義)な視点で記事を更新したいと思っています。

スケプティクス

免疫療法は、人間は免疫によって健康を維持するので、免疫力を高めることでがん治療も成果が出せる、という治療療法、

免疫療法といわれるがん治療がある。人間は免疫によって外敵から身を守り、体内の病気も退治して健康を維持する。病気になるのは免疫力が弱っているからだ。さすれば、免疫力を高めることでがん治療も成果が出せる、という考え方ががんの免疫療法である。
スケプティクス

乳酸というのをご存知だろうか。体内が無酸素状態になることでできる老廃物といわれてきた。しかし、疲労物質は別という意見も

乳酸というのをご存知だろうか。体内が無酸素状態になることでできる老廃物といわれてきた。ということは、要らないもの、もしくは悪いものという扱いである。つまり、あってはならないものという見方が正しいことになる。しかし、実はそうではないのだ。
スケプティクス

糖尿病と各種のがんは本来別の病気だが中川恵一(Dr.中川)氏が糖尿病とがんの関係について新聞の連載で解説

糖尿病と各種のがんは本来別の病気である。発病の機序も原因も治療法も違う。しかし、中川恵一(Dr.中川)氏は関係を解説をする。そう、関係があるという話だ。昔は、「かぜは万病の元」といったが、今は「糖尿病と歯周病は万病の元」といわれているぐらいだ。
スケプティクス

医療の話である。よく若い人のがんは速く進行し、高齢者は進行が遅いと言われる。一見もっともな感じがしないでもないか?

医療の話である。よく若い人のがんは速く進行し、高齢者は進行が遅いと言われる。一見もっともな感じがしないでもない。なぜなら、若いほうが新陳代謝が激しいので、がん細胞がどんどん増えるのではないかと想像するからだ。スケプティクスに解明しよう。
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野菜のカロテノイドが目の病気である加齢黄斑変性(AMD)の発現リスクを低下する、という考察ができる疫学調査が発表された

野菜のカロテノイドが加齢黄斑変性(AMD)の発現リスクを低下する、という考察ができる疫学調査を『東京スポーツ』(2015年12月3日付)が掲載して話題である。野菜が体にいいとはしばしばいわれてきたが、今回注目されているのはカロテノイドである。
スケプティクス

りんごは健康にいい、1日1個のりんごを食べたら医者いらずでといわれることがある。しかし、みかんや柿でも同じことが言われる。

りんごは健康にいい、1日1個のりんごを食べたら医者いらずでといわれることがある。しかし、みかんや柿でも同じことが言われる。本当だろうか。果物を食べれば「医者いらず」になるのならそれに超したことはないが、それはそれで問題もある。
スケプティクス

「がん」といえば、活性酸素が関与しているといわれている。だから、それを制するなら抗酸化作用のあるサプリメントがいいと思う。

「がん」といえば、活性酸素が関与しているといわれている。だから、それを制するなら抗酸化作用のあるサプリメントがいいと思う。健康食品の業者で、抗酸化という効能を述べない人はいないだろう。しかし、それは本当なのか、という話だ。
スケプティクス

痛風は痛いが、尿酸値が高いからがんになりにくいという説がある。根拠は、尿酸には強い抗酸化作用があることらしい。

痛風は痛いが、尿酸値が高いからがんになりにくいという説がある。根拠は、尿酸には強い抗酸化作用があることらしい。それがすなわち、痛風はがんにならない。もしくはなりにくいという節になるわけだ。しかし、がん対策はそんなに単純なものだろうか。
スケプティクス

コンビニメニュー(中食)の安全性から商品選択する際のポイントとして、表示や説明、価格、機能、安全性などが重要と言われる。

コンビニメニュー(中食)の安全性から商品選択する際のポイントとして、表示や説明、価格、機能、安全性などが重要と言われる。消費者庁「消費者意識基本調査」 (2017年度)によると、消費者が商品やサービスを選択する際に重要視していることが分かる。
スケプティクス

緑茶はがんの予防になるという話を聞くが、それが本当なら、緑茶文化のある我が国はがん患者が少なくとももっと減っていいはず

緑茶はがんの予防になるという話を聞くが、それが本当なら、緑茶文化のある我が国にはがん患者が少なくとももっと減っていいはずだ。ただ、ピタミンCやカテキンなど、その成分自体がヒトに対しても有効にはたらくという疫学調査はある。
スケプティクス

『28歳意識不明1ヶ月からの生還』というタイトルで、急性硬膜外血腫からの自らの回復体験を綴った書籍を上梓したのは内田啓一さん

『28歳意識不明1ヶ月からの生還』というタイトルで、急性硬膜外血腫からの自らの回復体験を綴った書籍を上梓したのは内田啓一さん。『みんなのおかげで』というサブタイトルで、コモンズから上梓している。意識不明1ヵ月の昏睡状態を経ての回復だ。