張本勲氏が丸佳浩選手移籍は「絶対選手は口が裂けてもいいませんけどね、(提示額が)高いところにいきますよ」とコメント

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張本勲氏が丸佳浩選手移籍は「絶対選手は口が裂けてもいいませんけどね、(提示額が)高いところにいきますよ」とコメント

張本勲氏は、2018年12月2日、つまり今日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)の名物コーナー「週刊・御意見番」で、広島・丸佳浩選手の巨人移籍を「絶対選手は口が裂けてもいいませんけどね、(提示額が)高いところにいきますよ」とコメントしました。

2年連続MVPの実績を引っさげてFA宣言

丸佳浩選手は、千葉経大付高から2008年に高校生ドラフト3巡目で広島に入団。

走攻守三拍子そろった外野手として活躍し、11年目になる今季はリーグ2位の39本塁打を放ち、最高出塁率のタイトルを獲得。

チームを球団史上初のリーグ3連覇に導くだけでなく、自身も2年連続のMVPに輝きました。

丸佳浩選手は、その実績を引っさげて、今オフFA宣言しました。

17億の提示を蹴り35億の提示を選ぶ

丸佳浩選手は、巨人から「推定5年、総額35億円」を提示されたと言います。

また、表に出る金額だけでなく、原辰徳監督の現役時代の背番号「8」と、高橋由伸前監督の「24」を提示したと報じられています。

対する広島にしては異例の、宣言残留を認め、4年総額17億円とみられる破格条件を出したといわれています。

千葉ロッテも4年総額20億円に、井口資仁 監督の背番号「6」を用意したと言いますが、さすがに巨人にはかないませんでした。

専門家は「移籍の理由は金」と指摘

野球解説者の張本勲氏は、巨人への移籍が決まった丸佳浩外野手について、『サンデーモーニング』(TBS系)の名物コーナー「週刊・御意見番」で、こうコメントしています。

「(巨人は)いい選手とりましたね。ただやっぱり年棒ですよ。絶対選手は口が裂けてもいいませんけどね、(提示額が)高いところにいきますよ。桁が違うからね」

「男気はあるけどね、絶対100パーセント以上(お金)。私でもそう(年棒が高い球団に入団)しますからね。ただ、(自分から「お金で選んだ」とは)発言はできない。バッシングされますからね」

「お金しか評価ないじゃないですか」

やはり、野球解説者の金村義明氏も、11月30日の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)などで、丸佳浩選手が巨人を選んだ理由を年棒と自論を展開しました。

「FA(フリーエージェント)の選手がみんな『(他球団の)評価を聞きたい』っていうのはなんやっていうと、正直言いましょうか。お金なんですよ。お金しか評価ないじゃないですか。17億と35億って、17億を選びますか?常識的に考えて」

「愛より金でしょ。家族もいるし将来もあるから、丸を責められない」

「そうじゃなかったらFAしませんよ。他球団の評価を聞いてみたいというのは、プロはお金なんですよ」「(広島)愛より金でしょ」

ファンはどう受け止め、来季はどうなるのか

プロスポーツは、ファンあってのもの。

では、今回の丸佳浩選手のFA移籍を、ネットではどうとらえているでしょうか。

金額は妥当と考えているのでしょうか。

熱すぎる争奪戦は全選手の利益になっているのか

Yahoo!トピックスのコメントでは、「プロなんだから仕方ない」といいながらも、やはり一部には残念感もにじませたものがあります。

たとえば、野球漫画『巨人の星』では、星飛雄馬のライバルである花形満や左門豊作は、巨人に入れば星飛雄馬と戦えない、という理由で契約金の高い巨人を断り、阪神タイガース、大洋ホエールズに入団しました。

これは、一般的なファンの「こうなったら面白い」という心持ちを代弁しているのではないか、と述べる人もいます。

また、お金ならお金でいいのに、それを「自分の評価を知りたい」だの「愛」だのと、もっともらしい綺麗事を言うなという意見もあります。

一方、最近は選手会が労働組合になって選手の権利が強まっており、また球団の思惑もあって丸佳浩争奪戦があまり熱くなりすぎ、金額が高騰していることを心配する声もあります。

一部のスター選手の年俸ばかりが青天井で高くなり、全選手の利益になっているのか常に注意する必要があるという意見です。

スター選手のFA移籍の裏側では、在籍選手のコストカットが間違いなく行われるからです。

労働組合というのなら、所属する組合員全員の平等が図られる必要があるはずです。

張本勲、金村義明発言は正論納得

Web掲示板でも、同様に、プロなんだから金で決めるのは当然、とはいいながらも、一部では「綺麗事」に批判を述べるなどの意見が見られます。

>プロ野球選手(芸能人もw)はチームに属してはいてもお財布は個人経営だからね(^_^;)

>(張本勲、金村義明は)まあ、正論 これには皆が納得w

>プロなんだから金額こそが球団の評価なんだよ 一番評価してくれるところに行くのは当然

>いや愛でしょ 彼は熱狂的なジャイアンツのファンですよ 昔も今も

>意味のわからん恩返し発言する意味がわからん。感謝してますが、一番評価してもらった所に行きましたの方が良いだろ

>丸も来季は「この金丸!」ってヤジられるんだろうな

>まあ普通に金だよな 広島に残るつもりなら他球団と話す事なんてしないだろうし

>丸が金で巨人に行くのも良いじゃないか?広島にしても、若手は喜んでいるのでないの?そして実績を上げてFAで巨人なりアメリカに行って大金を稼ぐのも良いのだし。 https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1543727124/-100 より


そしてやはり、高騰を心配する声も。

打率、打点、本塁打など、打撃主要タイトルを取っていない丸佳浩選手に7億円は前代未聞に高すぎる、という意見です。

これが前例となり、以後FA移籍する人の年俸や付帯条件がますます高騰化する懸念はたしかにあります。

果たして来シーズンはどうなる?

では、張本勲氏は来シーズンの丸佳浩選手をどう見ているでしょうか。、

「やってみないとわからない。今年のゲレーロみたいなもの。まさか中日でホームラン王があんな体たらくとは思わないじゃないですか?」と、決して太鼓判を押しているわけではありません。

これまでにも毎年のように、大金を積まれて巨人に来たものの、それまでのような活躍ができなかった選手はたくさんおり、その一例として、2017年のホームラン王であるアレックス・ゲレーロ外野手の名前を挙げているわけです。

張本勲氏が指摘するように、アレックス・ゲレーロ外野手の2017年と2018年の違いは、成績を見れば明らかです。

前出の金村義明氏は、来シーズンの巨人について、「もう補強したもの勝ち。来年は優勝せなおかしい。開幕戦は広島だから大騒ぎになる。丸も覚悟してますよ。絶対に野次られます」と予測しています。

いずれにしても、丸佳浩選手は大金で契約するのですから、ファンを落胆させないような活躍が求められます。

以上、張本勲氏が丸佳浩選手移籍は「絶対選手は口が裂けてもいいませんけどね、提示額が高いところにいきますよ」とコメント、でした。

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この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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