非行娘と家庭崩壊を描いたノンフィクション『積木くずし』(桐原書店)の著者である穂積隆信さんが亡くなったと話題になっています。『積木くずし最終章』によると、再婚された方は高次脳機能障害になり、介護する余生だったようです。
あまりに悲しい積木の真相でした
穂積隆信さんは静岡県出身。1953年に俳優座養成所を卒業して、1959年に『にあんちゃん』で映画デビューしました。
当初は悪役もシリアスなものが多かったのですが、いつしか声を裏返して絶叫したり、髪を振り乱したりするコミカルな悪役、もしくはとぼけた役なども演じるようになりました。
『積木くずし』は続編も執筆されています。
娘の扱いについて光明が見えてきたが、書籍のヒットで穂積隆信が講演で全国を走り回るうちに再び覚醒剤生活へ転落したこと。
娘も妻も亡くなったが、妻と借金取りによって財産はすべて持ち逃げされ、穂積隆信には借金だけが残った「金銭トラブル」。
実は娘は、亡くなった妻が借金取りとの間に作った不倫の子だったこと。
妻は母親の代から愛人を職業とする女性で、当時から男がいた結婚してしまったこと。
後に穂積隆信は再婚したものの、新しい妻は脳梗塞で倒れ、高次脳機能障害者となったため介護する生活を余儀なくされたこと
車椅子生活であるものの、いやだからこそ今の妻との生活で、やっと夫婦らしい生活や人間らしさを取り戻したこと
などが書かれています。
しかし、一部の人からは、「娘がグレたのはもっぱら穂積隆信の責任で、文化人ヅラして書籍上梓や講演などおこがましい」という意見もあり、はては、「妻の不倫も金の持ち逃げも、死人に口なしで穂積隆信の作り話である」とまで書籍レビューで書くヤカラまでいる始末です。
「穂積さんも教育評論家として一躍時の人となったが、金銭トラブルなどで多額の負債を抱え、妻とも87年に離婚。93年に再婚した。」と、10/20(土) の『スポーツ報知』にも記載されています。
博打や投機をせず、印税や講演で多額の富を得た穂積隆信さんが負債を抱えるのは、どう考えたっておかしいでしょう。
その後の離婚から考えても、穂積隆信さんの書いたとおり、前妻が金を持ち逃げしたか使い込んだかしなければ説明がつきません。
つまり、客観的に明らかなことですら、穂積隆信を貶めたいために、根拠もないまま作り話呼ばわりしているのです。
穂積隆信批判は大衆の嫉妬
『積木くずし』の最終回の視聴率は45.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)です。
これは、未だに連続ドラマ最終回の視聴率最高記録です。
思うに、それだけ日本には、時限爆弾か不発弾のような子供をかかえ、夫婦もいつ破綻するかわからない不安定な人たちが多数いて、穂積隆信に対して、ときには嫉妬したり、自分のことを棚に上げて説教したりしたがったのだとろうとおもいます。
しかし、いくら俳優だからといって、何という悲劇的な人生。
シェイクスピア劇のようです。
『積木くずし』の配役です。
高部知子=穂高香緒里役(TBS)『積木くずし』1983年
瀬能あづさ=泉ひかり役(テレビ東京)『積木くずし 崩壊、そして』1994年
安達祐実=稲場朋美役(フジテレビ)『積木くずし真相 ?あの家族、その後の悲劇?』2005年
成海璃子= 安住灯役(フジテレビ)『積木くずし 最終章』2012年
渡辺典子= 穂波由布子役(東宝)『積木くずし』1983年
これだけ何度もドラマ・映画化されるほどの人気作品だったんですね。
以上、『積木くずし』穂積隆信さん亡くなりましたが人気ドラマだったのはどこの家庭も子の不良化と夫婦不和に怯えているから、でした。
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