コカ・コーラが27年ぶりに値上げするそうです。とうとう値上げの波がコークと呼ぼうコカ・コーラに来てしまったという感じです。そこで思い出すのは1980年代のコカ・コーラのCM。佐藤竹善をはじめ、山本潤子や上田正樹らも歌っていた『I feel Coke』です。
コカ・コーラ27年ぶりの値上げに皮肉も出てしまう
清涼飲料水の他社も値上げするのだろうか
報道によると、コカ・コーラボトラーズジャパンが、2019年4月にもコカ・コーラを含む清涼飲料の値上げを発表しました。
いちばんお得である大型ペットボトル商品を対象にして、希望小売価格を6~10%引き上げる見通しというのです。
大変なことです。
いうまでもありませんが、それは消費増税分の反映以外の値上げですから。
27年ぶりのことだそうですが、それによって清涼飲料水の他社にも値上げが続けざまに行われる可能性があります。
コカ・コーラが値上げ検討 27年ぶり、最大1割 | 2018/12/20 – 共同通信 https://t.co/WIRZ7V7NFM
— 倉持 薫 (@l4ikwgs8) 2018年12月20日
ありがとうアベノミクス(皮肉だよ)
さて、値上げを歓迎する人はまずいないと思いますが、例によってWeb掲示板の書き込みを拾ってみましょう。
>なんでも上がるね>ありがとうアベノミクス
>ペットボトル症候群にはキツイ
>安倍政権になってから、何十年ぶり!ってニュース、増えたねぇ
>コカ・コーラを仮に100円とすると、広告宣伝費に50円ぐらい使ってそう
>この値段だとコンビニとスーパーでの価格差が2倍ぐらいになるから、正直売れるのかと
>チェリオの俺には関係ない
アベノミクス批判、うなずけますね。
安いところで買うからいいよ、という考えもあるようですが、メーカーが値上げすれば、安いところでも安い所なりに値上げするんですけどね。
困ったものです。
1980年代のコカ・コーラCMは秀逸だった
『I feel Coke』に輝く若者たち
1980年代、CMでありながら視聴者を釘付けにしたのが、コカ・コーラのCM『I feel Coke』編です。
私が、この中でとくに推したいのは、佐藤竹善の『I Feel Coke』(1986年)です。
何本ものCMが、今もYoutubeにアップされています。
コカ・コーラCM I feel Coke https://t.co/W74cozIj3h @YouTubeさんから
— 倉持 薫 (@l4ikwgs8) 2018年12月20日
韓国でも質は落ちますが、パロディーなのかリメイクなのかわからないものが作られています。
Coca Cola 'I feel Coke' 1988 commercial 1 (korea) ???? ? ???
https://t.co/yGp9idVuUe 例えばこれが韓国バージョンだけど不自然でしょどこか。これが人間関係が映像に出てしまうってやつ。— Indy India (@IndyIndia) 2018年5月16日
ニコニコ動画でも、ほぼ同じものがアップされています。
あるCMでは、様々な世代や立場に生きる市井の人々が、いきいきと暮らしている光景を次々映し出します。
別編のCMでは、オフィスの若い男女社員がいきいきと仕事をしたり、ふざけて女性が男性を路上で背負投をしたりしています。
また別のCMでは、弓道や新体操や野球やラクロスのパンチラなどが登場するスポーツ編もあります。
彼らに共通しているのは、右手に持つコカ・コーラ。
そしてバックに流れる歌は、佐藤竹善、山本潤子、上田正樹らが歌う『I Feel Coke』。
様々なCMのパータンはあっても、エンディングはコカ・コーラを飲んでニッコリします。
その『I feel Coke』編は、バブルと言われた1987年から1990年に放映されました。
オイルショック以来、くすぶっていた日本が浮かれまくる“絶頂期”に制作されましたが、決して上っ面の浮かれではなく、日常の生活のほっとする一コマを笑顔でまとめる、CM史上きわめて秀逸な出来であると思います。
ケン・ブレニス、伊原剛志、松本孝美が輝く
なかでももっとも人気が高いのは、ローラースケート編です。
#楽しいのみもの百科
③コカ・コーラ(1987)説明不要の爽やかCM。
コカ・コーラ=松本孝美
松本孝美=コカ・コーラ ですね😂「I feel Coke’87」ハイ・ファイ・セットのバージョンで✨#松本孝美 #ハイ・ファイ・セット #山本潤子@retoro_mode pic.twitter.com/F934lubDtv
— てす#グラビア友の会 (@test84616661) 2018年1月6日
これは山本潤子版
懐かしのコカ・コーラCM第2弾 佐藤竹善 コカコーラ CM ~ I feel Coke 87 https://t.co/7iJqGUv32u #sm23006799 #ニコニコ動画
— あかねひろこ@相互フォロー待望 (@msakanehiro) 2018年12月20日
背広姿のまま、ケン・ブレニスがキャッチボールで暴投したり、伊原剛志らがローラースケートしたりして、最後は松本孝美の笑顔で締める若者のスポーツ編です。
みんながいっせいにローラースケートをすべるものの、伊原剛志が後ろ向きで滑り出すクライマックスシーンは、ニコニコ動画では大喜びです。
つまり、若者であるがゆえの、ちょっとした脱線や悪ふざけをおおらかに描いているのです。
そんなことができた、いい時代だったんだ、と、今そのCMを見るネットワーカーたちはコメントします。
「この時代に戻りたい」とまで述べるコメントもあります。
リアルに「この時代」を思い出しても、このCMはひとつの創作物に過ぎないのだが、見ていて心地よくなれるというのは作品として秀逸な証拠。
バブルということもあったかもしれませんが、何しろ、明るい社会のほうがいいですね。
『I feel Coke』が流れるコカ・コーラのCMは今もネットで語り継がれる秀逸CMですが、出演タレントの今、についてはこちらで記事についてます。
『I feel Coke』が流れるコカ・コーラのCMは今もネットで語り継がれる秀逸CMですが、出演タレントは今どうしているのでしょう #トレンド雑談 https://t.co/ouDXfcHmLd
— 赤べコム (@akabecom) March 20, 2023
以上、コカ・コーラが27年ぶりに値上げしたことで1980年代後半のCM『I feel Coke』のさわやかさ清々しさなどを思い出す、でした。
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