元貴乃花親方と景子さんが「卒婚」したと話題になっていますが、元貴乃花親方自身がテレビ出演して答えたところでは、籍は自分で役所に行って抜き、しかも円満ではないことを示唆していました。これは一般的な「卒婚」とは違うだろうというネットの声も。
「卒婚」という言葉を使って注目されたのは、タレントの清水アキラです。
『卒婚のススメ』(杉山由美子著、静山社文庫)からはじまったこの概念をいち早く採り入れたわけです。
清水アキラは当時、「結婚生活を卒業するってことで、離婚とか別居とは違います」とし、「魚釣りや温泉や家を直したり」したい清水アキラと、都内に住む妻が、月に1回はお互いの家を行き来している生活といった。
籍も抜いていないといいます。
元貴乃花親方主張の「卒婚」が注目 清水アキラは13年に公表「離婚とは違う」/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/trKWwTFExA @Daily_Onlineさんから
— 秘書筒井@相互フォロー希望ですの (@hishotsutsui) 2018年11月28日
しかし、元貴乃花親方と河野景子さんの場合は、れっきとした離婚であり、その概念からは外れます。
それについては、疑問視するWeb掲示板の声も。
>ただの言い訳
>円満な離婚ってことか というか離婚じゃん
>>貴いわく円満な離婚はアリエンらしい>卒婚なんてありません 離婚か別居状態があるだけです。
>援助交際と変わらん 名前で誤魔化しても中身は一緒 無駄にハードル下げる必要なし
>円満だったら離婚しない、本人も言ってる。離婚はパワーがいるし、それでもするということは一緒に歩いていけない理由がある。
>卒コンとほざいてるのは河野が芸能活動再開するための宣伝活動 貴乃花的には普通の離婚(円満ではない)
>卒婚は籍を抜かず別居。花田夫妻は自分たちは卒婚と思いたい、ただの協議離婚。
>清水氏のはそもそも離婚してないから卒婚って新たな言い方するのも分かる 元親方のはただの離婚だろ、籍抜いてるし自分で円満じゃないって言ってるし子供もまだ15歳くらいだし
>籍を抜いたなら離婚 親方自ら離婚届を提出したとスッキリで言ってたから しかも円満な離婚はないと思うけどと笑ってたし
……ということで、「卒婚」に納得している流れではありません。
もちろん、ひとさまの私生活ですから、第三者がとやかくいうものではありませんが、言葉の概念と実態が違うでしょう、ということでしょうね。
実態を曖昧にする表現
それにしても、マスコミでは、実態を曖昧にするものと言わざるを得ない表現がずいぶんあります。
グループを脱退する時、自分の意志でやめるならともかく、契約を解除されるときや、ベテラン歌手が紅白歌合戦を落選したときに使う「卒業」という言葉。
だったら、その先に、さらに高次の何かがあるのか、という話になってしまいますから、そこで「卒業」という言葉を使うのは、それまでの活動を結果的に貶める言い方ではないでしょうか。
援助交際、いじめ、なども、明らかに実態を曖昧にする表現です。
セクハラという表現自体は、以前は見過ごされたものを指摘する積極的な意味を持ちますが、一方で、先日の煮えたしゃぶしゃぶ鍋の中に頭を押さえ付けられて顔をやけどした事件を、漫然とセクハラとすることには異論もありました。
もっとも、逮捕も起訴もされていない状態で「傷害罪」とは言えないので、そういうしかなかったのかもしれませんが。
一方、「いたずら」という場合は、被害者の人権を慮っている場合があるので、これは使用することに積極的な意味があるかもしれません。
いずれにしても、人権は守りながらも、事態を曖昧に伝えることで、事実と道理から遠ざかることは避けていただきたいですね。
以上、元貴乃花親方は「卒婚」といいながら籍は自分で抜き円満ではないことを示唆しているのだからただの離婚だろうという声、でした。
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