「早く孫の顔を見せろ」と親に言われる独身者が、自分は親不孝なのか悩んでいますが、毒親の戯言と聞き流そうというのが正解です。回答は「親のエゴの押し付け」。親がマウント取ってきたら、「そもそも産んでくれって頼んでねえよ!」と答えましょう。
親のエゴの押し付け
もと記事は『All About』。
『Anさん(33歳・薬局事務)のお悩み』という文章が出ています。
概略を書きますと、20代後半は婚活していたものの、30を過ぎたあたりから自由な一人暮らしに慣れてしまい、そのことに罪悪感を覚えています。
母親には、「孫の顔が見たい!!」と目の前で泣きながら叫ばれてしまいました。
そのときは今すぐ死にたい、誰か殺してくれと絶望し、一人暮らしをしている家に帰宅してからも涙が止まらず一睡もできませんでした。
というものです。
社会に対して申し訳ねえと思ったことはあるけど、親に対してはないなあ。親も諦めてるし。 https://t.co/t7ObWmmNDP
— みうみう (@miu_negii) March 13, 2021
それに対して、回答者の藤本シゲアキさんは、概ねこう回答しています。
僕たち人間は、全員親の都合でこの世に誕生しています。誰一人、親に産んでくれとは頼んでいません。「早く孫の顔を早く見せろ」は、親のエゴの押し付けでしかない。
「誰のおかげでご飯が食べれてると思ってんの!」と言う親に対して、「そもそも産んでくれって頼んでねえよ!」という反論は、至極真っ当。
「孫の顔が早く見たい」という親は、孫ですらも自分の所有物だと勘違いしています。
親離れ・子離れとは、お互いの人生や生き方を尊重すること。
誰が何と言おうと、自分が「幸せ」と思える生き方が正解(だから罪悪感は無用)
全く同感です。
もう少し加えたいのですが、そのまえにまとめサイトです。
【社会】「早く孫の顔を見せろ」 独身者は“親不孝”なのか? ★5 [ボラえもん★]
https://t.co/rPCQUsoQtu pic.twitter.com/tOwin8cHwT— 畠中由宇・相互フォロー100% (@hata_follow) March 16, 2021
主なコメントもご紹介します。
2ニューノーマルの名無しさん2021/03/16(火) 15:19:59.91ID:U7PJi45f0
結婚できない子供に育てた親が悪いよ15ニューノーマルの名無しさん2021/03/16(火) 15:23:26.24ID:M+YPzVqo0
親が悪い もうそれに尽きるでしょ17ニューノーマルの名無しさん2021/03/16(火) 15:25:19.29ID:vTrFU8BG0
たまたま体質的に、こさえれない場合 どうすんのかね?30ニューノーマルの名無しさん2021/03/16(火) 15:29:53.29ID:XY8kW3QZ0>>39
我が子持てばわかるけど可愛くてしかたない
その記憶が強く残ってるから祖父祖母は孫が見たくて仕方ない
子供作ってない人間にはその感覚がわからないから悲しいよな34ニューノーマルの名無しさん2021/03/16(火) 15:31:05.22ID:2KQ6mY830
マゴハラするような原因を作ったのは箱に入れたBBA100ニューノーマルの名無しさん2021/03/16(火) 15:52:38.71ID:hp4sh+C40
自分の子供は最高にかわいいぞ
子供の為なら死んでもいい
ということですが、みなさんはいかがお考えですか。
毒親の総括は親のためにもなる
コメントの「30」「100」は、この手の話にありがちですが、論点がずれてますよね。
質問(相談)の論点は、子に妊娠すべきかどうかの悩みがあり、「子を生んでも良いものかどうか」ではなく、その気がない子に対する「親のエゴ」でしょう。
この質問に、「我が子が可愛い」は関係ありません。
ということで、私の回答ですが、タイトル通り、間違いなく毒親認定です。
子が、自分に罪悪感を抱くのは、日本の法律が間違っているからです。
我が国には、未だに家制度の因習を事実上残す目的で、子は親に無条件で従う奴隷であることを示す法律(民法第818条)があります。
たとえば、親であることをタテに、子に特定の選択や価値観を強要する毒親は、今の日本では虐待など違法行為が公然としたものでない限り「合法」になってしまうのです。
それが、親が絶対などという、インチキ道徳を生み出す原因だと思います。
親は自分で生みたいから生んだのであり、子が「あなたの子どもになりたい」と言って生んでもらったわけではありません。
親は、子に対して「生まれてくれてありがとう」であり、「生んでやったんだから感謝しろ」というのは筋違いです。
親は、自分の意志で生んだ子どもを、責任持って育てるのは当たり前なのです。
もちろん、子が親に自発的に感謝することは全く妨げません。
ただし、それは子の親に対する評価ですから、感謝を強制することではなく、子にとっては「内心の自由」なのです。
そうでないと、子に手をかける親や、毒親に対する説明がつかないでしょう。
孫を見せろというのは、どんな意図であろうが、親が子だけでなく孫まで支配したい気持ちのあらわれにほかなりません。
考えてもご覧なさい。
世の中は、親よりも子が早逝する場合があります。
まともな親なら、子が自身の自己実現で元気に人生を送れればそれでよい、という気持ちになるはずです。
きっと毒親は、孫の件だけでなく、それ以外にも子の人生を踏みつけてきたと思います。
大いに怨み、総括しましょう。
そうでないと、いつまでも親の呪縛に生きることになります。
毒親の「毒」は、親から子に受け継がれます。
もしかりに、それこそ孫ができた時に、その毒は受け継がれるでしょう。
毒の連鎖は断ち切らなければなりません。
そのためには、親の何が毒なのかを、しっかり見極める必要があります。
毒親は、やはり毒親に育てられている可能性があるので、親は子に対する加害者であるとともに、その親の犠牲者でもあるわけですから、親のためにも、その親の「毒」をあぶり出しましょう。
それによって、逆に親を許す気持ちも抱けるかもしれません。
親のためにも、毒親の毒を許してはなりません。
以上、「早く孫の顔を見せろ」と親に言われる独身者が、自分は親不孝なのか悩んでいますが、毒親の戯言と聞き流そうというのが正解、でした。
Photo by Andrea Piacquadio from Pexels
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