キリマルラーメン(小笠原製粉)はレトロなパッケージに原材料が国内産100%、化学調味料、着色料・保存料不使用のインスタント麺

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キリマルラーメン(小笠原製粉)は、レトロなパッケージに原材料が国内産100%、化学調味料、着色料・保存料不使用のインスタント麺

キリマルラーメン(小笠原製粉)は、レトロなパッケージに原材料が国内産100%、化学調味料、着色料・保存料不使用のインスタントラーメンです。キリンラーメンから改称しましたが、味や特徴などは変わることのない愛知県のソールフードです。

キリマルラーメンとはなんだ

キリマルラーメン。

キリンラーメン(小笠原製粉)は、レトロなパッケージに原材料が国内産100%、化学調味料、着色料・保存料不使用のインスタント麺

まずご紹介すべきは2点です。

小麦(小麦粉)、大豆(豆乳)、米(米粉)など、原材料が国内産100%ということ。

もうひとつは、以前はキリンラーメンとしてお馴染みだったのが、現在はキリマルラーメンと名称を変えていることです。

ネットを検索すると、名称変更の「大人の事情」を書かれている方もおられます。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

飲料大手会社であるキリンとの商標権の問題ではないかと書かれています。

キリンは飲料専業かと思われがちですが、たとえば、穀物加工品等を指定商品とした商標登録4180368号等を所有しています。

そして、この商標登録には、キリンラーメン製造元の小笠原製粉が2014年7月24日に不使用取消審判を請求していることがわかりました(取消2014-300549)。この商標権が名称変更の理由であることは確実でしょう。

不使用取消審判は3年以上使用していない商標を(指定商品単位で)取り消すことができるという制度です。一般には、商標権を行使された側が対抗手段で請求することがあるので、これに先立ちキリン側から「キリンラーメン」名称変更の働きかけがあったものと思われます。

この不使用取消審判の請求は、キリン共和フーズがキリンからの正当なライセンスの元に「かゆ」に使用していたため認められませんでした。この不使用取消審判の審決取消訴訟も提起されましたが、こちらも小笠原製粉側が敗訴しています(判決文)。

ということで、キリンラーメンはキリマルラーメンに変更になったわけです。

ただし、旧キリンラーメン時代のセールスポイントである、国内産原料100%は続行されているようなので、旧キリンラーメン時代の画像をもとにご紹介します。

愛知県のソウルフードと呼ばれる

愛知県が生んだラーメンと言えば、私は『寿がきやラーメン』(寿がきや食品、昭和38年創業)を思い出しますが、実はその2年後に、愛知県碧南市を中心として西三河地方で発売された、地元のソウルフードと呼ばれている『キリンラーメン(現キリマルラーメン)』(小笠原製粉)が誕生しているのです。

キリマルラーメンラーメンのセールスポイントは、原材料が国内産100%。

そして、化学調味料、着色料・保存料不使用だそうです。

安心と家庭の味が売り物です。

麺は小麦粉に米粉を混ぜ、国産大豆(豆乳)で練り込んでいると、公式サイトで明らかにしています。

スープについては触れられていませんが、原材料を見ると、食塩、粉末醤油、混合節粉末、香辛料、砂糖などとなっており、たしかに化学調味料は使われていません。

一時生産を休止していたものの、地元の方の要望で1回限り1万食限定で復活したところ、初日で完売口コミが広まり、現在では全国で販売しているとか。

「末永く」「親しみやすい」商品になればと「キリンラーメン」と名づけられたそうです。


商品名も材料も個性的なこの即席麺。私の近所では見かけなかったのですが、先日、地元のスーパー『マルエツ』で売っていたので、論より証拠でさっそく作ってみることにしました。

さっそくいただいてみました

作り方は、古典的な袋入りラーメンの方式です。

なべで水を沸騰させ、麺を入れ、火を止めて粉末スープを入れるだけです。

なべで水を沸騰させ、麺を入れ

画像を検索すると、やれチャーシューだの、やれメンマだのと入っている画像が出てくるのですが、それらがなかったのと、まあ袋麺にそんなにコストかけても、ということで、カット野菜と煮玉子を入れました。

カット野菜

食べた感想ですが、麺が縮れ麺なのは個人的にはなかなかよかったと思います。

スープは、やや塩気のある素朴な味わいです。

化学調味料を使わないことで、味がシンプルに感じるのだと思います。

家庭でラーメンのスープをつくろうと思っても、台所にある塩や砂糖だけでは出せない味ってありますよね。

現代人は添加物に慣らされているので、無添加であることで逆に戸惑うことがあるかもしれませんが、調味料を使わないで作ると、こういう味になる、という経験ができます。

まだまだある、動物名シリーズ

キリンラーメンは、「大人の事情」でキリマルラーメンに変更されましたが、ほかにも「仲間」として、イルカラーメン(塩とんこつ味)、アザラシラーメン(ごましょうゆ味)、カレイラーメン(カレー味)、チンアナゴラーメン(みそ味)などがあるそうです。


徐々に取扱店も増えているようですが、ネットの時代はAmazonや楽天などに注文すればすぐに届くので、今度はそちらで「仲間」の注文もしてみたいと思います。

以上、キリンラーメン(小笠原製粉)は、レトロなパッケージに原材料が国内産100%、化学調味料、着色料・保存料不使用のインスタント麺、でした。

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この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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