辻元清美参議院議員が丸川珠代大臣に「選択制夫婦別姓は国際基準」とツイート。ネットの声は「初耳」と話題になっています。調べてみましたが、日本式の選択制夫婦別姓を採用しているのはニュージーランド、オーストラリア、デンマークなどむしろ少数です。
夫婦別姓は「国際基準」なのか?
立憲民主党副代表の辻元清美衆院議員が、3月5日に、丸川珠代男女共同参画担当相が選択的夫婦別姓制度導入に反対する文書に名を連ねていたことについて、「国際基準である選択的夫婦別姓の実現が本来のお仕事では?」とツイートしたことが話題になっています。
オリパラ参加国(206カ国)の中で「法律で婚姻後の氏を同一にしなければならないと規定しているのは日本だけ」と答弁した丸川大臣。オリパラ兼男女共同参画大臣として、国際基準である「選択的夫婦別姓」を実現することこそが本来のお仕事では?地方議会に文書送って、圧力かけるなんて絶対アカン。 pic.twitter.com/Kae0jZLDvY
— 辻元清美 (@tsujimotokiyomi) March 5, 2021
もちろん、さっそくツッコミが入りました。
見識のない人は相手にしない方がいい。世界の何処に日本と同じ「戸籍制度」を作ってる国がある。韓国も日本が持っていったもの。本件に世界基準はない。
辻元清美氏 丸川大臣に「国際基準である選択的夫婦別姓の実現が本来のお仕事では?」(デイリースポーツ)#Yahooニュースhttps://t.co/HVPyaZMGDM— 兵後徹 (@zn1WrytJKRgUvW7) March 6, 2021
私の認識でも、戸籍制度を採用している国は、日本と韓国と台湾ぐらいだと思っていましたが、違うのかな?
戸籍のない国で何を名乗るかと、戸籍制度がある国では、意味合いが違うのではないでしょうか。
……と、書くと、揚げ足取りといわれるかもしれませんので、「国際基準」について言及しますが、もちろんそんな基準は聞いたことありません。
というより、我が国で取り沙汰されている選択制夫婦別姓という制度自体、明文化されているのはデンマークぐらいではないでしょうか。
オセアニア(ニュージーランド、オーストラリア)も自由ですが、それらは「結合姓」という、日本には存在しない姓を含めての「自由」であり、日本とはちょっと意味合いが違ってきます。
また、韓国のように「嫁はその家の一員として認めない」という意味での「別姓」もあります。
そもそも、日本だって昔は別姓だったんですよ。
こういったことを書くと、私が選択的夫婦別姓反対派として論陣を張っているように思われるかもしれませんが、そうではないのです。
私はどっちでもいい立場です。
どうせ、これから結婚する人の話だし。
それに、後で書きますが、私は家制度完全否定派です。
今回の議論は、どちらも家制度の中での争いなので、その意味でどちらも支持する気はありません。
ただ、いずれにしても、議論するならもっとフェアにやってほしいということです。
国会議員が、虚偽のツイートで、ミスリードを誘うなんて卑怯なやり方で恥ずかしくないのか、ということを言いたいのです。
まとめサイトです。
辻元清美氏、丸川大臣に「国際基準である選択的夫婦別姓の実現が本来のお仕事では?」/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/HQAqJtcFoK @Daily_Onlineより 国際基準とは初耳です
— 畠中由宇・相互フォロー100% (@hata_follow) March 18, 2021
主なコメントです。
2Ψ2021/03/06(土) 10:23:59.87ID:VPqgsy+o
国際基準?8Ψ2021/03/06(土) 10:27:31.27ID:4+/KqJ9c
>>1
辻元清美はバカ丸出し。選択的夫婦別姓
って別に国際基準でもなんでもない。
辻元は勉強してから言え。14Ψ2021/03/06(土) 10:36:01.95ID:kWzlMHVu
嫌な人は選択しなければいいだけ、ということで選択制でいい
さらに進んで、そうしたい人は自分で名乗りたい名を名乗る
というところまでいくといいだろう
すでにミドルネームを名乗っている奴らがでている
なんらかのこだわりがあるのだろう
日本人だけ規制して差別するのはいけない18Ψ2021/03/06(土) 10:44:09.76ID:wKk9CBKl
選択制だから、何も問題はないと思っている人が多すぎる。子供の姓はどうするの、子供が複数ある場合はどうするの?
家族としての一体感を馬鹿にする人が多いけど、
帰属意識や共同体としての一体感はやはり無視できない。
人は感情の生き物であることを否定できない。22Ψ2021/03/06(土) 10:56:55.40ID:mzancF1S
選択制でいいと思ってたけど、辻本が賛成なら駄目じゃん48Ψ2021/03/06(土) 12:33:40.99ID:PhG5OGXV
国際基準ってなんだ
国連かどっかで正式にそう推奨してんのかこれ
そうでなかったら国会で虚偽答弁したことになるだろこれ
みなさんは、いかがお考えですか。
どうして選択的夫婦別姓に賛成なのか、考えてみましたか
私の「対案」は、「14」に使いかもしれません。
戦後の日本は、新しい民法となり、家制度が否定されて家族制度になったはずです。
戸籍で言えば、兄妹姉弟や既婚の子は別戸籍となりました。
つまり、戸籍は家族ごとということです。
しかし、まだそれでも十分ではないのでしょう。
未だに「ナニナニ家」という言い方がまかり通ります。
それは、多くの場合、その呪縛で人を苦しめます。
嫡順による役割分担が事実上残るからです。
老親介護、祭祀承継、家業を継ぐ(継げない)など。
養子縁組を、「家」を守るための跡継ぎ役の譲渡として行うこともいまだにあります。
そういうことを全部否定できるのが、家族制度だったはずです。
ひとつの戸籍はその家族だけのものであり、戸主だの家督相続だのと言った制度や手続きは消え去ったからです。
さすれば、今進めるべきは、家族制度を徹底させることです。
旧弊な家制度の残りカスをきれいに否定することです。
しかし、選択的夫婦別姓は、ある意味、それと逆行しています。
だってそうでしょう。
「佐藤」と「鈴木」が結婚して、「佐藤」か「鈴木」を名乗るのが現行制度です。
選択的夫婦別姓制度は、「佐藤」と「鈴木」が結婚しても、両方残すことを「選択」できるものです。
これは、「ナニナニ家」という、とっくに消えた考え方を、亡霊のように存続させるものではないでしょうか。
家族制度を貫くなら、「佐藤」と「鈴木」が結婚したら、「高橋」を名乗れる「選択」もすべきでしょう。
家制度ってなんだろう、
姓ってなんだろう、
選択的夫婦別姓制度は、それにかなうものだろうか。
そう真剣に考えて「賛成」している人は、どれぐらいいるのかなと思います。
辻元清美議員のように、虚偽でもいいからムードを作って勢いで国民を先導する、というやり方は、私は容認できません。
以上、辻元清美参議院議員が丸川珠代大臣に「選択制夫婦別姓は国際基準」とツイート。ネットの声は「初耳」と話題になっています、でした。
【中古】 夫婦別姓への招待 いま、民法改正を目前に 有斐閣選書/高橋菊江(著者),折井美耶子(著者),二宮周平(著者) 【中古】afb – ブックオフオンライン楽天市場店
コメント