カレーライスの時、どうしてスプーンをコップに入れるのかについて調べてみました

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カレーライスの時、どうしてスプーンをコップに入れるのかについて調べてみました

以前、カレーライスを食べる際にコップにスプーンを入れる理由について記事にしたところ、そのアクセス数が上がっているようです。少し前の記事なので、新しい情報も入れて、改めて、カレーライスの時、どうしてスプーンをコップに入れるのかについて調べてみました。

子供の頃、我が家ではありませんでしたが、伯母の家で、カレーの時はコップにスプーンを入れていたのを覚えています。

コップにスプーンを入れていたことをどう思ったかというと、これはその時の、つまり子どもなりの解釈ですよ。

熱は金属に伝わりやすいので、カレールーとご飯の熱が、スプーンに伝わっても口がやけどしないように、スプーンをおヒヤに入れて冷やしているのかと思っていました。

カレーを食べるときに、コップにスプーンを入れて出すお店は以前はずいぶんあったし、今もまだ大衆食堂では見かける光景ではないでしょうか。

この件、もともと始めたところがわからないので、諸説あるのだろうと思い、ネットを調べてみました。

それが前回の記事です。


記事から抜粋します。

カレーライスでコップにスプーンを入れる主な理由

カレーライスでコップにスプーンを入れる主な理由

スプーンの数を間違えず効率的に運ぶため説

前にテレビでみたことがあるのですが、「運ぶときの手間をはぶくため」と「数多く運ぶとき スプーンの数を間違えないようにするため」というのを聞いた事があります。(教えてねドットコム、今はページは存在しません)

ナプキンに包むことを省くため説

スプーンはしばしば紙ナプキンで包まれて提供されます。しかしこれは手間がかかるので、一般的な大衆食堂では「ナプキンには包まず、しかしテーブルに直接置くことを避けるためにコップに入れて提供した」という説。(中略)客の立場からすると「水に濡れたスプーンだとご飯がスプーンにこびりつかない」という利点もありました。(ヤフー知恵袋)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1062043155

スプーンを濡らすため説

どんぶり物、などをお味噌汁なしで割り箸でいただく場合、試していただけばわかりますが、口に初めて入れたときに気持ちの悪い感触(黒板に爪を立てたような)を感じると思います。
それと同じで、スプーンを濡らしてお 米がつかないようにするが正解だと思います。お行儀が悪いとかではなく生活の知恵ですから、どんどんやるべきです。
私は、やります。(教えてgoo)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/230165.html

今回は、さらにWeb掲示板の関連意見をご紹介します。

続・カレーライスでコップにスプーンを入れる主な理由

ご飯のくっつき防止

乾いたスプーンでカレーライスを食べると、ご飯がスプーンにくっついてしまいます。カレー用のご飯は固めに炊いてあるため、特にくっつきやすい傾向があります。スプーンを水で濡らすことで、ご飯のくっつきを防ぎ、滑らかに食べることができます。[Yahoo!知恵袋](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1062043155)より

食べやすくするため

スプーンを水で湿らせることで、特に固めに炊いたカレー用のご飯がスプーンに付きにくくなり、食べやすくなります。これは箸を少し濡らして使う作法に似た考え方です。[発言小町](https://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/1083339/all/)より

昔からの習慣・儀式

多くの日本の喫茶店やカレー専門店では、カレーライスを提供する際に、水の入ったコップにスプーンを入れた状態で出すのが習慣となっていました。これは日本のカレー文化の一部として定着しています。[note](https://note.com/tatsuya0302/n/nee121932af0f)より

心理的効果

「さぁ、食べるぞ!」という気持ちになるための儀式的な意味合いもあります。食前の小さな儀式として、スプーンを水に浸してから食べ始めるという習慣が生まれました。[アルカディアスタッフブログ](http://www.arcadia-law.jp/blog/?p=527)より

歴史的背景

昔の日本のカレーライス提供スタイルとして、ナプキンで包んだスプーンと水が入ったコップが置かれ、スプーンをコップの水に浸けてからカレーを食べるというスタイルが一般的でした。これは特に喫茶店文化の中で広まったもので、現在でもこの伝統を続けているお店があります。[月映日記](https://ameblo.jp/tukuhae/entry-12323781320.html)より

現代での変化

ただし、前述したように、最近のカレー店の情報によると、現在では、この習慣は徐々に変化しており、すべてのお店でスプーンをコップに入れて提供するわけではなくなっています。

水とスプーンが別々に出される場合もありますが、カレーが出てきたときの「最初の儀式」として、スプーンをコップに入れる習慣が残っている場合もあります。

主に、古くからの洋食店が多いようです。

カレーライスを食べる際にコップにスプーンを入れる習慣は、実用的な理由(ご飯のくっつき防止)と文化的な背景(日本の喫茶店文化やカレーの食べ方の儀式)が組み合わさったものと言えるでしょう。

コップにスプーンを入れるお店を経験したり、ご自宅でコップにスプーンを入れたりしますか。

カレーライスと日本人 (講談社学術文庫) - 森枝卓士
カレーライスと日本人 (講談社学術文庫) – 森枝卓士

この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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