ワンタンメン(エースコック)は発売56年目のロングセラーです。鰹ベースの魚介ダシにオニオン等の香辛野菜、松茸風味を加えたコクのあるタンメンスープと、滑らかでコシのある麺と厚みのあるワンタンで食感の違いを味わえる贅沢なインスタントラーメンです。
歴史と伝統とおいしさの揃ったタンメン仕立て
エースコックのワンタンメンとはなんだ
エースコックの公式サイトでは、ワンタンメンができた経緯について紹介されています。
それによると、創業者の村岡慶二社長は、めんの“つるつる”感ともやしの“シャキシャキ”感という食感の違いがおいしさを生み出すということに気づき、幅広いめんと細いめんによる食感の違いを出そうと、幅の広いワンタンの入ったラーメンを開発することになったそうです。
スープは、松茸風味の調味料を加えることで美味しくなることを、担当社員が社員旅行返上で発見したそうです。
『喜劇駅前飯店』に使われていた
『喜劇駅前飯店』(1963年、東京映画/東宝)という、当時人気だった“喜劇駅前シリーズ”の第4弾で、エースコックのワンタンメンが出てきます。
三原葉子が、袋の麺をそのままかじり、フランキー堺に渡すシーンがあります。
また別のシーンでは、丼に麺を入れて、お湯をかけてできるのを待ちます。
昔のインスタントラーメンは、チキンラーメンのように、麺に味がついていて、お湯をかけてほぐれてお湯にスープが溶け出すのを待ったのです。
映画に映っているパッケージは、今のものの原型ですね。
作っていただく
エースコックのワンタンメンは、5食パックでも売っています。
エースコックの公式サイトによると、パッケージのこぶたは4代目だそうです。
中の麺には、ワンタンがついてますね。
麺とスープの袋だけです。
モヤシ等炒め野菜、餃子ひとつと煮玉子を入れてできあがりですが、少しスープが少なめになってしまいました。
それだけにちょっと濃い味ですが、鰹と香味野菜と松茸風味の加わった素晴らしい味です。
ネットでも、エースコックのワンタンメンは好評ですが、論より証拠で、召しあがればそれがわかります。
すばらしいロングセラーです。
栄養成分と原材料
エースコックのワンタンメンの栄養成分は、エネルギー430kcal、たん白質9.7g、脂質17.9g、炭水化物57.5g、食塩相当量(めん・かやく/スープ)6.5g、(2.2g/4.3g)、ビタミンB10.57mg、ビタミンB20.59mg、カルシウム375mgです。
エースコックのワンタンメンの原材料は、油揚げめん(小麦粉、動物油脂、植物油脂、食塩、しょうゆ、植物性たん白)、スープ(食塩、粉末しょうゆ、でん粉分解物、カツオエキス、香辛料、動物油脂、オニオンパウダー)/調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、加工でん粉、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、増粘多糖類、香料、酸味料、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・ごまを含む)などとなっています。
エースコックのワンタンメン、まとめ
エースコックのワンタンメンは、麺、スープ、ワンタンとバランスよくおいしさが感じられます。
タンメン仕立てのスープが絶妙で、全部飲み干したいぐらいです。
めんの“つるつる”感と、ワンタンのモチモチ感は、お互いの食感の個性を引き立てあっています。
スープの塩味は麺やワンタンによく絡み、ごはんと合いそうなので、ワンタンメンライスとしていただくといいかもしれません。
炭水化物の摂り過ぎを気にされる方もおられると思いますので、そのへんは自己責任ですが。
以上、ワンタンメン(エースコック)は鰹ベースに香辛野菜と松茸風味を加えたタンメンスープ、麺とワンタンの食感違いを味わう、でした
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