パタンという“野毛のペペロンチーノ”があります。『孤独のグルメSeason3』の第2話で第一亭という豚のホルモン店の隠れメニューとして紹介されました。焼きそばを刻んで叩いたニンニクとごま油をかけていただくようです。さっそく自分で作ってみました。
それは『孤独のグルメ』から始まった
パタンという裏メニューがあるそうな
『孤独のグルメSeason3』の第2話(2013年7月17日に初回放送)は、神奈川県横浜市中区日の出町の豚ホルモン『第一亭』がとりあげられていました。
そこで、メインである豚のホルモン料理をいくつか食べた、松重豊演じる井之頭五郎さん。
タン、ホルモン炒め、チート(豚の胃)のしょうが炒め、ライスを注文しました。
ところが、常連客(不破万作)がパタンを頼み、別のカップル客も当たり前のようにパタンを注文するので、気になって仕方ありません。
そこで、思い切って店主の妹(あめくみちこ)に尋ねます。
もともと賄いだったパタン
あめくみちこ「お客さん、どうかされました?」
松重豊「あのー、パタンて、メニューにないですよね」
あめくみちこ「あー、もともとまかない料理だったのを常連さんが頼むようになったんですよ」
松重豊「あー、そうなんですか。あのー、私も頼んでいいですか」
あめくみちこ「あー、いいですよ。にんにくものすごいですけど大丈夫ですか」
松重豊「……そんなに」
にんにくが明後日まで残っちゃうよ
あめくみちこ「ええ。ま、あの人は特別ですけど、昼間はあんまり頼む人いないですよ。もし、これから人に会うんだったら、やめといたほうがいいですよ」
不破万作「あさってまで残っちゃうよ」
松重豊の声「ますますそそられるじゃないか」
松重豊「大丈夫です。パタンをお願いします」
あめくみちこ「はーい」
井之頭五郎さんは引き続き質問します。
松重豊「あの、どうしてこれ、パタンていうんですか」
あめくみちこ「あー、これね、うちの母が始めたまかないなんですけど、作るときに包丁でニンニクをパタンてつぶすんですよ。で、いつの間にかパタン」
松重豊「あー、音ですか」
あめくみちこ「そのまま食べてもいいですし、ああやってスープにつけてもいいですよ」
ということで、今回は、スープは作らなかったのですが、画面にちらっと写った、
過程と完成の絵をヒントにパタン本体作りにチャレンジしてみました。
パタンを作りました
材料
パスタは業務用焼きそばにしてしまいました。
そして長ネギ、ニンニクです。
にんにくを刻んで潰す
ニンニクを刻みます。
ここまではいいのですが、包丁で「パタン」とうまくつぶせません。
『第一亭』は、きっと業務用の大きな包丁を使っているんでしょうね。
少なくとも家庭の包丁とは違うのではないでしょうか。
にんにくを炒める
第一亭は生にんにくかもしれませんが、形が残っている以上、生では厳しいと思い、いったん炒めることに。
しかし、炒めると、ニンニクの匂いや辛みはとんでしまいます。
できあがり
井之頭五郎さんは、パタンは大量の生ニンニクによって「辛い」味であり、常連客(不破万作)によると、明後日まで匂いが残るというのですが、ちょっと違うものになってしまいました。
でも、この方が胃にも優しく、食べた後も人に会える作り方ということで、まあいいでしょう。
パタンまとめ
パタンは裏メニューとのことで、正確なレシピはわかりません。
やはり論より証拠で、実際に第一亭に行って、自分の口で確かめたほうがいいですね。
今回のパタンは、あくまでも亜流パタンです。
以上、パタンは『孤独のグルメSeason3』の第2話で第一亭の隠れメニューで“野毛のペペロンチーノ”というので作ってみました、でした。
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