冨士SON(大田区池上)のもんじゃ焼きとお好み焼きをいただきました。『孤独のグルメSeason1』第9話(2012年2月29日放送)の『下北沢の広島風お好み焼き』では、井之頭五郎さん(松重豊)がお好み焼きと海の幸焼きに舌鼓を打っていたので刺激されました。
お好みのものをお好みに食べてこそ、お好み焼き
『孤独のグルメSeason1』第9話(2012年2月29日放送)の『下北沢の広島風お好み焼き』は、井之頭五郎さん(松重豊)が、下北沢で知人の劇団主宰者・吉原に呼ばれて舞台の昼の部を観たところから始まります。
「主演女優の笑顔が魅力的」と感想を述べた井之頭五郎さんですが、その主演女優が夜の部があるにもかかわらずエスケープ。
井之頭五郎さんは商店街で女優に遭遇して慰めましたが、そこで腹ペコ三段引き。
目移りばかりして、
目が回りそうだ。
どこでもいいから自分を店に押し込まなきゃ。
井之頭五郎「お好み焼き」
『広島のお好み焼・鉄板焼 HIROKI』を見つけます。
心の声「おー、その手があったか。いいじゃないか。広島というからには、分厚いのドーンと焼いてもらおうじゃないか」
お好み焼きは一番高いスペシャルメニュー。
その上、魚介の鉄板焼きも3種類注文します。
心の声「でも、これでいいんだ。お好みのものをお好みに食べてこそ、お好み、焼き」
魚介の鉄板焼を食べた後、いよいよお好み焼きが。
【HIROKIスペシャル】
大ぶりの具材がてんこ盛り!
見た目も味もまさにスペシャル
心の声「すごいなー、具が上に乗っかってる。よし、いくぞ」
心の声「ほふほふ。おー、うまいうまい。ねぎだけじゃない、キャベツも甘い」
というわけで、刺激されてお好み焼きの店に行ってきました。
といっても下北沢は地元ではないので、東急池上線池上駅前商店街にある冨士SONという、もんじゃ焼き、お好み焼きの店です。
冨士SONの全容
ランチも宴会もできるもんじゃ焼き・お好み焼きの店
冨士SONは、開店13年だそうです。
新陳代謝の激しい飲食店で、商店街の中でそれだけ頑張ってきたのは、根強い人気があるということでしょう。
もんじゃの種類は30種以上で、ランチでも2時間飲み放題など宴会も受け付けているそうです。
冨士SONのもんじゃ焼き
もんじゃ焼きとお好み焼きの違い
まずいただいたのは、もんじゃ焼きで、冨士SONスタミナもんじゃ。
基本の生地と具材(キャベツや天かすなど)に、豚肉、にんにく、生卵が加わります。
ところで、もんじゃ焼きをご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。
もんじゃ焼きというのは、江戸時代末期から明治の頃、東京の下町・月島で、鉄板に子供たちが、出汁で溶いだ生地で文字を書いて、覚えながら食べていた『文字(もんじ)焼き』が始まりといわれます。
もんじゃ焼きとお好み焼きの違いは、ゆで卵の違いのようなものです。
白身ごと半熟卵なのずもんじゃ焼きで、黄身も含めて中身が固まったゆで卵がお好み焼きです。
もんじゃ焼きのほうが、小麦粉を溶かすだし汁の量が多くなっています。
そこで、とくに鉄板にめんしていない部分は生地がゆるいのです。
その文字(もんじ)焼きが、大阪や広島など各地に伝わって、お好み焼きに枝分かれしたといいます。
全国的には、お好み焼きの方が有名かもしれませんが、元祖はもんじゃ焼きだったのです。
大変な新事実を知った以上、もんじゃ焼きをまずいただかなければなりません。
もんじゃ焼きを焼く
鉄板に油が広がったところで、具材を炒めます。
焦げ目がついた頃、輪のような土手を作り、真ん中に残った生地になる水溶き小麦粉を流し込みます。
お好み焼きのようにパンパンにはなりませんから、適当に火が通ったら、ヘラですくっていただきます。
今回は皿に盛って箸でいただきました。
もんじゃ焼きの出来上がり
冨士SONスタミナもんじゃのできあがりです。
思ったよりも生地は引き締まってとろっとした感じです。
食べやすかったですね。すばらしいことです。
冨士SONのお好み焼き
豚肉とニンニクと卵のお好み焼き
冨士SONのスタミナお好み焼きです。
名前が素晴らしいですね。
材料は、基本の生地と具材に豚肉とニンニクと卵(2個)です。
焼いてみました
冨士SONのスタミナお好み焼きは、普通に丼の具材をかき回して、そのまま鉄板で焼きます。
卵は、とくと丼からこぼれそうなので、目玉焼き(笑)にしました。
出来上がりです
冨士SONのスタミナお好み焼きです。
頃合いを見て、食べやすいよう割って少しずつハフハフといっていただきます。
生地のやわらかさとキャベツのシャクシャク感という2つの食感のハーモニーがいいですね。
お好み焼きのまとめ
『孤独のグルメSeason1』第9話では、『下北沢の広島風お好み焼き』というタイトルで、井之頭五郎さん(松重豊)が、『広島のお好み焼・鉄板焼 HIROKI』で、お好み焼きと魚介の鉄板焼きを食べました。
それに刺激されて、冨士SON(大田区池上)の、もんじゃ焼きとお好み焼きをいただきました。
もんじゃ焼きとお好み焼きでは、全国的にはお好み焼きのほうが有名ですが、元祖はもんじゃ焼きです。
たとえるなら、もんじゃ焼きが全体の半熟卵で、お好み焼きはゆで卵です。
冨士SONのもんじゃ焼きはほどよくとろっとしています。
お好み焼きは、生地とキャベツ、それぞれの食感を楽しめます。
冨士SON(大田区池上)は東急池上線池上駅前商店街にある開店13年のランチも宴会も可のもんじゃ焼きとお好み焼きの店、でした。
コメント