卵かけご飯は崩して食べるか、それともかき混ぜるかはネットで検索すると様々な意見があるのでここで決着付けましょう。「約55%の人が卵かけごはんを混ぜて食べている」という説もありますが、卵をごはんにのせて崩しながら少しずつ食べる人も少なくありません。
ごはんに混ぜる人のほうがやや多かった
卵かけご飯は崩して食べるか、それともかき混ぜるか、あなたはどちらですか。
下の記事は、「約55%の人が卵かけごはんを混ぜて食べている」というタイトルです。
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[約55%の人が卵かけごはんを混ぜて食べている] https://t.co/d7UbW1tyAu 卵かけごはんの手順のフロー図。卵とご飯だけの組み合わせなのにこんなに分岐があり、卵のこだわりへのこだわりが強い。10パターンもあります。 #DPZ pic.twitter.com/RL5RUEeipi
— デイリーポータルZ編集部 (@dailyportalz) 2017年12月8日
卵をそのままごはんにのせて崩しながら少しずつ食べる人よりも、黄身や白身の質感が無くなるまでごはんに混ぜる人のほうがやや多かった、という話です。
みなさんは、いかがですか。
卵を食べることは健康か不健康かはっきりさせる
卵といえば、完全栄養食と言われる一方で、食べることの弊害も取り沙汰されることがあります。
では、卵は食べたほうがいいのか、食べないほうがいいのか、どちらなのでしょうか。
『日刊ゲンダイ』(2018年6月18日付)で青島周一氏は、卵と健康の関係について興味深い論文を紹介しています。
卵の弊害としていわれるのが、卵の食べ過ぎはコレステロール値が上がる、前立腺がんの遠因になるといった話です。
一方、「メチオニン」という抗酸化作用を持つ必須アミノ酸が含まれているとか、脳を活性化させる「コリン」が入っているから認知症の予防に効果があるとかいった効能から、どんどん食べなさいという人もいます。
いったい、卵は食べたほうがいいのか、食べないほうがいいのか、どちらなのでしょうか。
青島周一氏は、『卵の摂取量と健康への影響を検討した研究論文』(英国循環器学会誌電子版2018年5月21日付)から、その答えを考察しています。
中国在住の心臓病や糖尿病を有していない46万1213人(平均50.7歳)について、過去1年間における卵の摂取量をについて調査した話です。
「毎日摂取」「週4~6日摂取」「週1~3日摂取」「月1~3日摂取」「ほとんど摂取しない」の5つの集団にグループ分けし、心臓病、脳出血、脳梗塞などの発症リスクを比較したところ、卵を毎日摂取すると、ほとんど摂取しない場合に比べて、心臓病のリスクが11%、脳出血のリスクが26%、脳梗塞のリスクが10%、統計的にも有意に低下することが示されたそうです。
つまり、卵を食べたことがそれらの低下につながったという考察です。
しかし、調査は前向きコート調査ではなく、後ろ向きといわれるものである上、卵の摂取が1個か複数かも不明です。
残念ながら、鶏卵摂取と健康の関係を全面的に解明するものとはいえません。
それでも、毎日摂取した46万1213人が、心臓病、脳出血、脳梗塞の数字を減らしている、という結果は統計上有意であるということですから、卵と健康の関係は悪いものではないとの考察は順当と考えて良いでしょう。
かつては、卵はコレステロールが高いから1日2個までしか食べてはならない、なんて言われていたこともありましたが、実はその縛りもいつの間にか言われなくなりました。
卵を食べすぎると、動脈硬化や脳卒中などに影響を及ぼすと考えられていたのだが、本当は3個以上食べていても、そうでない人と比べてその死亡率に差は生じないということが分かったからです。
たまごかけごはんはおいしいので、さらに踏み込んだ具体的な報告に進むといいですね。
以上、卵かけご飯は崩して食べるか、それともかき混ぜるかはネットで検索すると様々な意見があるのでここで決着付けましょう、でした。
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