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明石家さんまさんの「努力しました」嫌いは有名です。「努力は必ず報われる」は「逃げ言葉」と断言したことも過去に話題に

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明石家さんまさんの「努力しました」嫌いは有名です。「努力は必ず報われる」は「逃げ言葉」と断言したことも過去に話題に

明石家さんまさんの「努力しました」嫌いは有名です。「努力は必ず報われる」は「逃げ言葉」と断言したことも過去に話題になりました。努力否定論は明石家さんまさんの持論といっていいと思いますが、そこには彼の人生観が大きく反映しているようです。

「努力を努力だと思ってる人は大体間違い」

明石家さんまさんは、こう言っています。

「努力って、当たり前のことやから。当たり前にした方がいい」「行動の一部に入れたほうが(いい)」「努力すれば」「私、努力したのに」という人間が多い現状に、「努力を逃げ言葉に使う奴が多すぎて、俺は困ってます、最近」「努力すれば報われる、かもにしておいた方が挫折は少ない」


明石家さんまさんが、2017年10月14日放送のラジオ番組で、『努力は必ず報われる』を否定したことが話題になりました。

が、実は明石家さんまさんの努力強調否定論は、今に始まったことではありません。

遡ることその3年前も、同じ番組で同じ趣旨の発言が話題になっています。

明石家さんまさんが発言したのは、2014年6月7日放送の『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)。

記事は、『「努力は必ず報われる」論争に明石家さんま参戦 「そんなこと思う人はダメですね、間違い」』(J-CASTニュース 6月9日17時48分配信)というタイトルです。

 有名人の「名言」や「珍言」をリスナーがメールで紹介する「名言珍言ゆとっtter」というコーナーで、この日ゲストだったアイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」の佐藤綾乃さんがインタビューで言っていたという、こんな話が紹介された。
 「努力は必ず報われる。その言葉、最初は信じなかったんですよ。そんなこと言っても、本当に努力を見てくれてるのかよって。でも、自分の経験上、努力をしていれば必ず誰かが見てくれていて、報われることがわかりました」
 これに対しさんまさんは、「それは早くやめた方がええね、この考え方は」とバッサリ。佐藤さんやレギュラーメンバーのモーニング娘。道重さゆみさんが驚いていると、「努力は報われると思う人はダメですね。努力を努力だと思ってる人は大体間違い」と持論を展開した。
「好きだからやってるだけよ、で終わっといた方がええね。これが報われるんだと思うと良くない。こんだけ努力してるのに何でってなると腹が立つやろ。人は見返り求めるとろくなことないからね。見返りなしでできる人が一番素敵な人やね」

この世の中、努力をすれば報われる合理的根拠などはありません。

つまり、努力をすれば報われるというのは、客観的に正しくないのです。

たとえば、入学や資格試験に合格したくて努力し、本人の能力では到達できていても、試験の日に交通事故にあったり急病になったりしたらそれっきり。

報われることはありません。

すなわち、人間には、運と称する、自分ではどうにもならないことがあるのです。

なのに、努力すれば報われる、と単純に考えていたら、結果に裏切られます。

そのときの失望感だけでなく、これだけ頑張ったのに報われない、という虚しさが後々の人生に禍根を残しかねません。

努力は報われるかどうかではなく、好きでやってて結果として成果がある、と考えよと明石家さんまさんは言っているのです。

そして2017年の発言です、努力はあたりまえのことと思え、自分の努力を美化するなということです。

努力は必ず報われるが、なぜ「逃げ言葉」なのかというと、私はこれだけ努力したから結果が出なくても自分のせいではない、という言い分が気に食わないということでしょう。

明石家さんまさんに言わせれば、努力と結果はそもそも別物なのだから、結果云々と結びつけるな、それ自体言い訳になっている。結果が出るとかでないとかではなく、自分のスべきことはしておけよ、ということではないでしょうか。

「努力した」は結果と向き合うことから逃げているだけ!?


明石家さんまさんの、こうした「努力強調否定論」は、やはり、自分の身の上が大きく反映しているのかもしれません。

『週刊文春』(2012年8月16日号)で、明石家さんまさんの兄が、幼少時代についてインタビューに答えた記事を引用しましょう。

さんま実母は彼が三歳のときに病死している。
(さんま兄が)小学校高学年の時に父が再婚、さんまには年の離れた弟(故人)ができた。
「中学生くらいの頃は娯楽といえぱ、三枝(文枝)のラジオ『ヤングタウン』でね。
(さんま兄とさんまが)二段ベッドでいつも二人で聞いてたんです。新しい母には遠慮もしたし、やっぱり反発もあった。
その母が昔、隣の部屋で酒を飲みながら『うちの子はこの子(弟)だけや……』って言うのが壁伝いに聞こえてきたんですよ。
二人でよう二段ベッドで泣きましたわ。せやから高文は酒飲む女の人が苦手なんです。
芸能界行くまではほとんど飲まなかったし、今も本質的に酒は好きじゃないと思います。」

それでも、異母兄弟である年の離れた弟とは仲が良かった。

ところが、弟は、ある日火災で突然夭折してしまう。

明石家さんまさんは、自分の努力だけではどうにもならない「ほしのもと」であるがゆえのそうした経験が、発言の背景にあるのかもしれません。

客観的に見ても、事の成就には運もあれば、努力の方向や仕方もあるので、「私は努力したんだ」というだけでは、たしかにジコマンに過ぎないかもしれません。

野村克也さんがよく用いていた、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とはよくいったものですね。

人間には、頑張らなくても成功する時はあるし、頑張っても成功できないときもある。

しかし、成功できないのはとにかく何らかの理由がある。

いずれにしても、そこにあるのは厳然とした結果であり、自分の努力を評価に加味する主観は、その分析から逃げてしまうことになりかねないのは、明石家さんまさんの言うとおりだと思います。

で、あなたはどう思います?

「努力」強調を否定する明石家さんまの発言を。

以上、明石家さんまさんの「努力しました」嫌いは有名です。「努力は必ず報われる」は「逃げ言葉」と断言したことも過去に話題に、でした。

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この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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