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ボボ・ブラジルが1957年8月14日に力道山と戦ったが優勢に試合を進めて力道山を血だるまにしたら突然試合放棄した件

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ボボ・ブラジルが1957年8月14日に力道山と戦ったが優勢に試合を進めて力道山を血だるまにしたら突然試合放棄した件

ボボ・ブラジルが力道山と1957年8月14日に戦いました。試合はボボ・ブラジルの戦意喪失による試合放棄でした。力道山の強さにボボ・ブラジルが恐れをなしたような実況でしたが、あの試合にこそボボ・ブラジルの強さが隠されています。

これが、力道山VSボボ・ブラジルの映像です。

力道山vs.ボボ・ブラジル(JWA・1957年8月14日)

黒人世界チャンピオンと実況でいっていましたが、そういうタイトルは初耳です。

タイガーマスクの覆面世界チャンピオンと同じで、ありそうでないタイトルですね。

アメリカでは絶対にありえないタイトルかな。

日本のプロレス中継は、アメリカと違いショーではなく、スポーツ中継の体裁で、本職のスポーツ担当アナが実況することになっているはずですが、話す内容は結構ファンタジーだったんですね。

いやでも存在しないタイトルを保持しているようにいうのはどうなんでしょう。

まあ無冠のルーテーズに勝ったとしてでっち上げた力道山のインター選手権を「世界選手権」と実況していたぐらいですから、ファンタジーと言うより力道山帝国主義に基づいた虚偽ですけどね。

それはともかく、ボボ・ブラジルの、理想的戦士のブロンズ像のような体格が凄い。

頭突きによって、簡単に力道山が崩れていく姿がリアルです。

とても、力道山に恐れをなして戦意喪失、という感じではありません。

にもかかわらず、1本目でボボ・ブラジルが試合放棄をしてしまいます。

ボボ・ブラジルにはなんのダメージもなさそうで、何より試合は押し気味。

一方の力道山は額から出血……。

この流血こそが、ボボ・ブラジルがリングから去っていった理由なのです。

それは後述するとして、しばらくして呼び戻されたボボ・ブラジルですが、既にリングシューズは脱いでおり、「二本目」もほとんどファイトせずに試合放棄してしまいました。

ボボ・ブラジルは自らの強さを呪った

この試合こそまさに、ボボ・ブラジルが自分の強さを呪った試合です。

ボボ・ブラジルは、血が怖くて試合放棄をしたわけではなく、このまま力道山を倒してしまったら大変なことになる、という思いでリングを去ったのです。

ボボ・ブラジルと大木金太郎の頭突き合戦もそうでした。

大木金太郎がガクンと膝をついたら、それ以来ボボ・ブラジルは大木金太郎に対する頭突き攻撃を一切やらず逃げ回りました。

客には、大木金太郎の頭突きが怖くてボボ・ブラジルが逃げているように見えましたが、真相はそうではないという話ですね。

あのルーファス・ジョーンズは、大木金太郎が膝をついてもまだやってましたけどね(笑)

あのトンパチぶりは困ったものでしたね。

話を戻すと、おそらく、力道山が空手チョップで勝つ約束なのに、ブラジルはその前に頭突きで力道山がイカれてしまうと思ったのでしょう。

力道山としては、それができなくて怒っていたのでしょうが、ブラジルの試合放棄の理由としては、力道山がプロレスが下手だったこともあるのではないかと私は見ています。

いずれにしても、力道山はそれ以来死ぬまでボボ・ブラジルを呼ばなかったので、ボボ・ブラジルの一番いい時は日本でやってないのは残念です。

みなさんはどうお考えですか。

ボボ・ブラジルの試合放棄

以上、ボボ・ブラジルが1957年8月14日に力道山と戦ったが優勢に試合を進めて力道山を血だるまにしたら突然試合放棄した件、でした。

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この記事を書いた者
草野直樹(かやのなおき)

自己肯定感も、自己意思決定能力も低かったのですが、昨今流行の家系図作りをしているうち、高祖叔父と“日本のケインズ”の接点を発見。仙台藩で和喜次時代のお世話役で姻戚関係も!?。もう30年早く知りたかったなあという思いはありますが、せめてこれからは一国民、一有権者の立場から、ケインズ系経済学支持者としての発言を自分の意志で行っていきます。

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