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実写版『幽遊白書』で敵役の戸愚呂兄弟役を巡る議論が喧しいですが、アニメの実写化はイメージ通りでないと作品を否定する場合も

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実写版『幽遊白書』で敵役の戸愚呂兄弟役を巡る議論が喧しいですが、アニメの実写化はイメージ通りでないと作品を否定する場合も

実写版『幽遊白書』で敵役の戸愚呂兄弟役を巡る議論が喧しいですが、アニメの実写化はイメージ通りでないと作品を否定する場合も少なくありません。それは別作品だから当たり前の話なのに、勝手に期待して勝手にがっかりしてしまうようです。

実写版『幽遊白書』戸愚呂兄弟役は?


Netflixで2023年12月から、人気アニメの実写化ドラマ『幽☆遊☆白書』が配信されると発表されて話題です。

富樫義博さんの作品で、『HUNTER×HUNTER』などとともに代表作として知られています。

そこで、議論となっているのは、敵役の戸愚呂兄弟のキャスティングだそうな。

原作のイメージを壊さないような配役は誰か、という話ですが、そもそも原作と実写は別作品ですから、原作と関係なく実写の制作陣にとっていちばんいい人をあてればいいだけのこと。

しかし、現実にアニメの実写というと、多くは勝手に期待して勝手にがっかりする評価が多いようです。

アニメの実写化というと勝手にがっかりする


このサイトによると、

マンガの実写化ガッカリポイントTOP10
1位 設定やストーリーが変えられている 197pt
2位 ストーリーが端折られすぎている 181pt
3位 役者がキャライメージと異なる 168pt
4位 声のイメージがあわない 147pt
5位 CGを使ったシーンが安っぽい 84pt
6位 話題性で選ばれたとしか思えない配役 74pt
7位 マンガならではの髪型、色の再現に無理がある 69pt
8位 アクションシーンに迫力がない 53pt
9位 原作に無いキャラが追加されている 48pt
10位 原作で大事だったキャラが登場しない 46pt

とのこと。

1人あたりの持ちポイントがどれぐらいかは書かれていないのですが、ベスト3を見ていると、いかにもありがちな理由ですね。

私は、このブログで何度か、漫画の実写化作品である映画やドラマをご紹介してきました。

その際、いつも書いているのは、前述の繰り返しになりますが、原作(漫画)と翻案作品(映画やドラマ)は、設定が同じでも狙いが違う別作品ということです。

『おれは男だ!』しかり、

『おれは男だ!』は吉川操(早瀬久美)よりも丹下竜子(小川ひろみ)の方が良かったという意見が多数である理由を考える
『おれは男だ!』(1971年2月21日~1972年2月13日、松竹/NTV)の話です。ヒロインの吉川操(早瀬久美)よりも、小林弘二(森田健作)の剣道のライバルであった丹下竜子(小川ひろみ)の方が良かったという意見が多数の理由を考えてみました。

『ゆうひが丘の総理大臣』しかり、

ゆうひが丘の総理大臣は望月あきらの漫画作品でしたが中村雅俊版のテレビドラマは室生犀星がモデルに見える作り方です
ゆうひが丘の総理大臣(1978年10月11日~1979年10月10日、ユニオン映画/NTV)という中村雅俊主演の人気ドラマが有りました。原作は望月あきらによる漫画作品でしたが、中村雅俊のキャラクターに合わせてテレビドラマ独自のアレンジが行われています。

『ブラックジャック』しかり。

音無美紀子さんの誕生日。数々の出演作から『加山雄三のブラック・ジャック』第6話『復讐こそわが生命』を思い出す
今日は音無美紀子さん(1949年12月26日~)の誕生日です。おめでとうございます。ポーラテレビ小説の『お登勢』に抜擢されて以来、第一線で活躍されていますが、数々の出演作から『加山雄三のブラック・ジャック』第6話『復讐こそわが生命』を思い出します。

ですから、まあ、1~10位は、鑑賞していて気がつく事実かもしれないけれど、少なくとも私としては、作品のマイナス評価になりません。

それは、実写だけでなくアニメ化もそうですし、原作が漫画ではなく小説の場合も同様です。

私は子供の頃、原作の『巨人の星』や『タイガーマスク』の熱心な読者でした。

アニメ化された時は、期待をしましたが、がっかりもしました。

理由は、上記の1~10位の多くが当てはまったからです。

川崎のぼる、辻なおきの両氏とも、かなり精緻な絵を描いていたので、テレビアニメとの差が気になりましたし、原作に登場しない人物が出てくると、何か原作を否定されたような気にもなったものです。

そして、どちらも、原作の結末とは異なる「最終回」でした。

しかし、アニメ番組としての評価が低かったかというとそんなことはありません。

どちらも、アニメ番組は独自の価値を観る者に与え、作品としての独自性を評価されているのだと思います。

実写であっても、そうした独自性の創出は当然可能だと思います。

もしないのなら、それは漫画の実写化自体が悪いのではなく、人気マンガだから実写化すればなんとかなるだろう、という製作者の安易さが現れてしまったからではないかと思います。

マンガを超える実写もあった!?

それで、ネット掲示板の書き込みで面白かったのは、

「マンガを超える実写なんて一作でも存在したか?」

という問いに対して、いくつか作品が上がり、いずれも「なるほど」と思えたことです。

具体的に出てきたタイトルを挙げます。

マンガを超えると思われる実写
ゆうひが丘の総理大臣
釣りバカ日誌
子連れ狼
美味しんぼ(唐沢寿明版)
東京ラブストーリー
仮面ライダー
ビーバップハイスクール
あしたのジョー(山下智久主演)
特命係長 只野仁

『ゆうひが丘の総理大臣』は、タイトルと登場人物の名前だけが原作から使用され、ストーリーも設定も登場人物のキャラクターも全く別物でしたが、中村雅俊ワールドが成熟した独自の学園ドラマとして、いまだにBSやCSで放送されています。

『あしたのジョー』は、まだ引退したわけではありませんが、山下智久の代表作といってもいいでしょう。

『特命係長 只野仁』は、ドラマで登場させた人物が、原作でも登場するという“逆転現象”がありました。

漫画の実写化を否定する趣旨のスレッドのわりには、結構出てきているところが皮肉ですね。

ただ、2010年以降の作品は『あしたのジョー』だけです。

多くは20世紀中に制作されています。

その意味では、

最近は実写化が好評だった作品がない

という意味で、冒頭のようなアンケート調査が登場するのでしょう。

結論

漫画を実写化したから絶対ダメだということではなく、要は、制作者に志があるかどうか、ということだと思います。

以上、実写版『幽遊白書』で敵役の戸愚呂兄弟役を巡る議論が喧しいですが、アニメの実写化はイメージ通りでないと作品を否定する場合も、でした。

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