二黄卵はひとつの鶏卵の中に黄身が2個入っているもの。縁起がいいのか誕生はどのくらいの確率で誕生するか調べてみました

二黄卵は、ひとつの鶏卵の中に黄身が2個入っているものを言います。産卵リズムが安定していない時期に卵黄が2つ続けて排出され、それに卵白が付着して卵が形成されたものだそうです。これは縁起がいいのか、誕生はどのくらいの確率か調べてみました。

二黄卵とはなんだ
二黄卵は縁起がいいのか、食べても良いのか
二黄卵のサイズ
二黄卵と出会える確率は？
どうやっていただこうかな

二黄卵とはなんだ

今日、スーパーで買った、ごく普通のありふれた卵のうちのひとつを割ると、黄身が2つくっついて入っていました。

ひとつ鶏卵の中に黄身が2つ入っているのは、二黄卵と言うそうです。

私の記憶では、今までもまれに経験したと思いますが、何かあるとスマホでバチバチ撮影するようになってからは初めての経験です。

ということで、さっそく撮影しました。

二黄卵。読んで字のごとくなんですね。

4年以上通って初めての味たまトッピング??
しかも二黄卵！！！ pic.twitter.com/IqET1hmYCn
— レフティー（@zituhamigikiki） January 15, 2021

当たり前かもしれませんが、茹でても二黄卵ということはわかるんですね。

二黄卵は縁起がいいのか、食べても良いのか

二黄卵というのは、当然ですがめったにないことです。

それをもって、「縁起がいい」ととらえる向きもあれば、異常があって黄身が2つになったのだから、そもそも食べないほうがいい、という意見もあるようです。

しかし、いずれにしても、割ったらそのままにはしておけないし、食べないのはもったいないですよね。

gooニュースでは、ちょうど二黄卵について解説しています。

404 - gooニュース

一般社団法人日本養鶏協会（東京都中央区）で、消費者から寄せられる疑問に答えるアドバイザー、信岡誠治さんに話を聞いているので、引用してみます。

信岡さん「二黄卵は、2つの卵黄に卵白が付着してうまれたものです。鶏の卵巣からの黄身の排出（排卵）は、通常は1つですが、産卵リズムが安定していない産卵初期（最初の1カ月?2カ月間）に卵黄が2つ続けて排出され、それに卵白が付着して卵が形成されることがあります。
二黄卵は遺伝とも関与しており、二黄卵を数多くうむ鶏も存在します。こうした鶏を人工的に生み出す試みもあります」
Q.二黄卵は、栄養や安全面で通常の卵と変わりないのでしょうか。
信岡さん「時々、『排卵誘発剤を投与してうませたものではないか』と心配する人もいますが、そうした薬剤や抗生物質は全く使用していません。二黄卵の栄養や安全性は通常の卵と全く変わらないので、心配は無用です。安心してお召し上がりください」

「そういうこともある。薬剤も使っていない通常の卵と同じなので安心して召し上がれ」との回答です。

二黄卵のサイズ

『愛卵』というサイトによると、二黄卵は、黄身が2つ入っているだけあり、鶏卵単体でサイズを比較するといちばん大きいようです。

http://www.aitamago-onlineshop.com/SHOP/59021/list.html より

実際に経験した方のツイートでも、たしかに大きいですね。

調理224のメモ
【二黄卵かけご飯】
・装備→箸
・アイテム→ご飯適量、卵1、醤油適量、七味適量
・スキル→割る、驚く
・結果→デカい卵と思ってたら、そゆことでした
・経験値→1
・味→優#おうちごはん pic.twitter.com/UOMOBFiXUB
— めそ??男飯等雑記垢（@mesomeso0923） December 12, 2020

同サイトでは、二黄卵は「奇跡の卵」として、こう説明しています。

双子のたまごとも言われています。産卵を始めたばかりの若い鶏に多く見られる現象です。毎日、産卵される中でわずか1％の確率でしか産まれてこないたまごでとても貴重なものです。スーパーなどでは手に入りづらいため、プレゼントやお届けものにも大変人気があります。

同サイトでは、二黄卵の販売を行っています。

二黄卵　20個詰め養鶏農場の産直たまご通販ショップ　愛たまご

二黄卵とは1つの中に黄身が2つ入ったたまごのことです。産卵を始めたばかりの若鶏に多くみられる現象です。二黄卵は外見で判断しており、時には黄身が1つの場合があります。ご了承ください。双子のたまごとも言われております。

縁起とは書かれていてませんが、希少価値があることを強調していますね。

二黄卵と出会える確率は？

では、具体的に二黄卵の生まれる確率はどれぐらいなんでしょうか。

秒刊SUNDAYというサイトでは、「1～2％の確率と言われております。」としています。

スゲェ！１１０億分の１の確率のとんでもないタマゴが発見される

タマゴを割って黄身が２つあるなんていうとんでもない現象が稀にあります。そうですそれは「二黄卵（におうらん）」と ...

しかも、前出の信岡誠治さんによると、確率自体は「卵全体の3～5％」あるのに、検卵（透過光による内部検査）を行い、二黄卵が見つかればパック詰めしないよう除外しているそうです。

ですから、「人間が目視で検卵していて、二黄卵を見逃してパック詰めしてしまった場合」が、秒刊SUNDAY言うところの「1～2％の確率」ということなのでしょう。

なるほど、希少価値で、それ自体を商品化するという発想にもなるわけです。

中には、二黄卵どころか、四黄卵の報告もあるようですが、

Shell-shocked! Guernsey farmer’s wife cracks open giant egg to find it's a FOUR-YOLKER https://t.co/hlL2yWNUfF pic.twitter.com/9s2GZjIkf1
— Siglov Freudivan (@DerangedRadio) November 23, 2018

まあ、栄養も変わらず、危険でもないのなら、まさに「雪だるまカール」や